孤独な心 の商品レビュー
孤独感とは何なのか。感覚という漠然とした基準の設けにくいものを 分析してその本質を探ろうとした研究をまとめた1冊。 日常の中でよく感じるものだが、この本を読んで多くの新たな気づきあった。 孤独の質は年をとるごとに変化し、青年期には目標を達成できないことで 劣等感にも似た孤独感を感...
孤独感とは何なのか。感覚という漠然とした基準の設けにくいものを 分析してその本質を探ろうとした研究をまとめた1冊。 日常の中でよく感じるものだが、この本を読んで多くの新たな気づきあった。 孤独の質は年をとるごとに変化し、青年期には目標を達成できないことで 劣等感にも似た孤独感を感じること。 誰も自分にはとって代われないという個別性への気づきと それでも他人は理解しあえるという姿勢が「明るい孤独感」の基になること。 そして何より、こういった孤独感の境地に成人前ですら 6割以上の人が達していることに最も驚いた。 他人とは理解し合えないと意地を張ったり、完璧で理想的な理解者を求める人は それぞれ全体の1割ほどに過ぎないというのだ。 身近すぎて、分かったつもりでも実は理解しきれていない孤独感。 その本質を知り、さらには自分を理解することにもつながる内容だった。
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青年心理学を専門とする著者が、「孤独」について研究してきた結果をまとめた本です。孤独とひと言でいっても、その本質は?人と人との関わり方に悩む人には、おすすめの一冊です。
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