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風をつむぐ少年
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あすなろ書房/ |
発売年月日 | 1999/09/25 |
JAN | 9784751518083 |
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風をつむぐ少年
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
『種をまく人』がソロパートのあるオーケストラ曲だとすると、これは協奏曲のような作品。タイトルは「少年」となっているから何となく小中学生のように思っていたが、車の運転もするし、酒もマリファナもやる高校生で(アメリカでは普通だろうけど)、日本だったら大学生に設定するだろう。青年に近い...
『種をまく人』がソロパートのあるオーケストラ曲だとすると、これは協奏曲のような作品。タイトルは「少年」となっているから何となく小中学生のように思っていたが、車の運転もするし、酒もマリファナもやる高校生で(アメリカでは普通だろうけど)、日本だったら大学生に設定するだろう。青年に近い。 『種をまく人』より、良かった。 未熟さゆえに罪を犯してしまった若者は、収容施設に入れるより、この主人公のように自力で旅をしながらいろんな人とふれあい、経験を積むことが更正につながるかもしれない。 また、広大なアメリカの四隅にwhirligigを作って設置してくるというミッションも象徴的で考えさせられる。 ただどうしても(故意ではなかったにしろ)「殺した」ということに対しての行為としては軽すぎる気がする。例えば、リーが一生車椅子の生活になった程度ではいけなかったのか。これくらいで許してくれるとは親としては寛大すぎないか。「殺した」にしては、主人公の悲しみ苦しみは浅すぎないか。最後にスッキリしすぎではないか。一生背負っていくには明るすぎないか。 それからwhirligigというものも、上手く作るのは難しそうなのに、一度も作ったことのない主人公が一回失敗したくらいでできるようになるのにも違和感があった。四つも違うデザインで、かなりもつものが作れるだろうか? こういう細部に目を瞑れば、いい作品だと言える。ただ、個人的にはちょっと信用出来ない作家だなと思ってしまった。 子どもを殺された親の絶望の深さはウェストールなんかを読むとこんなものではないと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
罪と罰、贖罪というものに、昔からひどく関心があった。 この物語も、ある罪を犯した少年が、アメリカ中を贖罪の旅をする物語だと言える。 自分を赦すことが、一番難しい(人によるけれど)。 そのために何をするか。 「人間の行為はさまざまな結果をもたらします。そのすべてを知る力は人間にはありません。行為の結果は目に見えないところにまでおよびます。未来にまで、誰も行けない遠くにまで、それは旅をするのです」 良くも悪くも、人の行為は、誰かの何かに作用する。人も自然も、繋がっているから。 そう思うと、生きているのが楽しくなるか。辛くなるか。
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88点。「種をまく人」だと、小学校高学年からすすめられるが、こちらは中学生から。「種をまく人」をさらに進化させたような構成。 まさにロード・ムービーって感じ。 罪を犯した少年が、アメリカ大陸の四隅に木でできた「風の人形」を作り立てる話だが、地図などがついていないので、アメリカの地...
88点。「種をまく人」だと、小学校高学年からすすめられるが、こちらは中学生から。「種をまく人」をさらに進化させたような構成。 まさにロード・ムービーって感じ。 罪を犯した少年が、アメリカ大陸の四隅に木でできた「風の人形」を作り立てる話だが、地図などがついていないので、アメリカの地図がついていた方が親切だと思った。 子どもたちには読む時に、地図を見ることをすすめたい。
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