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省察 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2006/03/10 |
| JAN | 9784480089656 |
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省察
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商品レビュー
4.6
16件のお客様レビュー
哲学の入門書というふれこみをどこかで見たため、読んでみた。内容はあまりにも難解でほぼ理解ができなかったと思う。最後にある訳者の解説がありがたかった。 夢を見ている時も、周りの物を実在するように認識するので、目が覚めている時も本当にモノが存在するのかは分からない、というのは私も人...
哲学の入門書というふれこみをどこかで見たため、読んでみた。内容はあまりにも難解でほぼ理解ができなかったと思う。最後にある訳者の解説がありがたかった。 夢を見ている時も、周りの物を実在するように認識するので、目が覚めている時も本当にモノが存在するのかは分からない、というのは私も人生観として感じているところなので、非常に納得ができた。夢を見ている時も該当するという意味で、「われ思うゆえにわれあり」が確実に真実であるということ、そしてそれを出発点としているのはなるほどなと思った。 神(自然)が存在することの証明は正直全くわからなかった。また、時折難解な用語がでてきたり、(表象的形而上など)、精神、観念、認識、自然の光、感覚等の文言を訳者は使い分けているようだが、その使い分けの理解はできなかった。 難解でほぼほぼ理解ができない書物だが、「われおもうゆえにわれあり」の迫真性、蜜蝋は観念上にしか存在しないこと、三角形の内角の和が二直角であることが確実に真であること、など哲学の出発点にできる確実に正しいものや、観念についての深い理解が得られたので、満足である。
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全体約300ページ中、約半分が注という珍しい文庫。方法的懐疑をベースとする、永遠真理創造説や心身二元論といった、現代でも賛否両論ある哲学的テーマを提示したという、近代の幕開けに相応しい書。
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実際に読んでみて、考えるゆえに私は存在する、みたいな格言的なイメージとは異なることがわかった。 常識的な判断や直感をひとまず疑ってみて、少しでも疑いがあるものは存在しないと考える。 外界の存在や感覚や自分の身体に対しても疑ってみる。 すると、身体や感覚と違って、思考することは...
実際に読んでみて、考えるゆえに私は存在する、みたいな格言的なイメージとは異なることがわかった。 常識的な判断や直感をひとまず疑ってみて、少しでも疑いがあるものは存在しないと考える。 外界の存在や感覚や自分の身体に対しても疑ってみる。 すると、身体や感覚と違って、思考することは私から切り離せず、ただ考えている間は私は在る、と論証できる。 このステップは面白かった。 神の存在や誠実性の証明はよくわからなかった。 読む前にイメージしていた人格神という感じではない。 この世界や現実のことなのだろうか? この世界は人間に理解できるように作られている、もしくは人間は理解している世界を世界として見ている、このような考えとも関係するのかもしれない。 また、本文も良かったが、膨大な訳注やQ&Aが素晴らしいと思った。
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