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「心」はからだの外にある 「エコロジカルな私」の哲学 NHKブックス1053
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
| 発売年月日 | 2006/02/25 |
| JAN | 9784140910535 |
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「心」はからだの外にある
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
バキバキの名著だと思っている本 心、心理ってのがあまりに当たり前に在る言葉すぎてつい使っちゃう、というか 心という言葉を使わずに現象を説明することに慣れていなすぎ 状況主義に沿った文法でコトを説明する方法を私たちは習っていないからね。。このように、私の思考も強烈に社会の規定を受...
バキバキの名著だと思っている本 心、心理ってのがあまりに当たり前に在る言葉すぎてつい使っちゃう、というか 心という言葉を使わずに現象を説明することに慣れていなすぎ 状況主義に沿った文法でコトを説明する方法を私たちは習っていないからね。。このように、私の思考も強烈に社会の規定を受けているのだ エネルギーや興奮が神経回路を通る それだけのことが起こっている その刺激 それだけなんだよねー 性格や個性、それは社会にとって有用であれば言葉になるものだし、有用じゃない個性は何故かネガティブな言葉でしか言葉では言い表せないんだよね。 「有用度」しか測られない 「有用か、を測る言葉」でしか人を表せない やっぱり言葉そのものが嫌いだなあと思いましたね〜言葉を信じている人間の営みもなんだかな〜ですよねー 治療主義的な障害者観、それが生まれるのはなぜ?ってところからだよな 私もノーマライゼーションの波に乗るために(それは自分が乗りたいからね)昼間はヒイヒイしてるけど、そこばかりだと、自分以外の「治療した方がいい人」への目線が「そう」なっちゃうというか、劣=治療、と結びつく社会の文法を用いて自分が脳内で語り始めちゃうのがなんかなーなんだよな かと言って何かができるわけでもない、歯がゆいですねー!
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図書館に無し 多分この著者の言いたい事は、人間の心は脳の中を探ってみてもわからない、過去の行動や経験、環境など外部からの刺激への反応として心が成り立っている、と言いたいのでは無いか。 前野隆司さんの、受動意識仮説に近い衝撃を感じる。 「心はからだの外にある」というこの本のタイ...
図書館に無し 多分この著者の言いたい事は、人間の心は脳の中を探ってみてもわからない、過去の行動や経験、環境など外部からの刺激への反応として心が成り立っている、と言いたいのでは無いか。 前野隆司さんの、受動意識仮説に近い衝撃を感じる。 「心はからだの外にある」というこの本のタイトルの意味は、心は体と環境の関係性に依存するという事である。 エコロジカル(生態学的)な自己とは、徹底的に身体的な存在。 アフォーダンスとは、動物との関係において規定される環境の特性のこと。 アフォーダンスとはある動物にとって、どのように行動出来るか、どのように行動すべきかに関わる環境の特性である。 生態学的立場では、心的能力と呼ばれているものは、私たちの身体的活動と環境のニッチとのなかではじめて成り立つと考える。この意味において、心は私たちの内部(例えば脳)にあるのではなく、むしろ環境の中に拡散して存在していると言って良い。
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実に余剰を削ぎ落とされた鮮やかな手つきで、著者は「この私」に属すると信じられている「心」「内面」「人格」といった要素についてメスを入れていく。アフォーダンス理論などを駆使したその分析から見えてくるのは、ぼくたちの信じる「主観」が実は「外部」にある世界の事物とのインタラクティビティ...
実に余剰を削ぎ落とされた鮮やかな手つきで、著者は「この私」に属すると信じられている「心」「内面」「人格」といった要素についてメスを入れていく。アフォーダンス理論などを駆使したその分析から見えてくるのは、ぼくたちの信じる「主観」が実は「外部」にある世界の事物とのインタラクティビティによってでき上がっているということだ。そうして得られた「内と外の相互作用性」という図式から、著者は実に野心的に(ある意味では欲張りにも)「障害は個性か」「性格とは何か」といった問題にまで切り込んでいく。その野心、実に侮りがたく思う
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