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「心」はからだの外にある の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2025/09/10

バキバキの名著だと思っている本 心、心理ってのがあまりに当たり前に在る言葉すぎてつい使っちゃう、というか 心という言葉を使わずに現象を説明することに慣れていなすぎ 状況主義に沿った文法でコトを説明する方法を私たちは習っていないからね。。このように、私の思考も強烈に社会の規定を受...

バキバキの名著だと思っている本 心、心理ってのがあまりに当たり前に在る言葉すぎてつい使っちゃう、というか 心という言葉を使わずに現象を説明することに慣れていなすぎ 状況主義に沿った文法でコトを説明する方法を私たちは習っていないからね。。このように、私の思考も強烈に社会の規定を受けているのだ エネルギーや興奮が神経回路を通る それだけのことが起こっている その刺激 それだけなんだよねー 性格や個性、それは社会にとって有用であれば言葉になるものだし、有用じゃない個性は何故かネガティブな言葉でしか言葉では言い表せないんだよね。 「有用度」しか測られない 「有用か、を測る言葉」でしか人を表せない やっぱり言葉そのものが嫌いだなあと思いましたね〜言葉を信じている人間の営みもなんだかな〜ですよねー 治療主義的な障害者観、それが生まれるのはなぜ?ってところからだよな 私もノーマライゼーションの波に乗るために(それは自分が乗りたいからね)昼間はヒイヒイしてるけど、そこばかりだと、自分以外の「治療した方がいい人」への目線が「そう」なっちゃうというか、劣=治療、と結びつく社会の文法を用いて自分が脳内で語り始めちゃうのがなんかなーなんだよな かと言って何かができるわけでもない、歯がゆいですねー!

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2025/08/24

図書館に無し 多分この著者の言いたい事は、人間の心は脳の中を探ってみてもわからない、過去の行動や経験、環境など外部からの刺激への反応として心が成り立っている、と言いたいのでは無いか。 前野隆司さんの、受動意識仮説に近い衝撃を感じる。 「心はからだの外にある」というこの本のタイ...

図書館に無し 多分この著者の言いたい事は、人間の心は脳の中を探ってみてもわからない、過去の行動や経験、環境など外部からの刺激への反応として心が成り立っている、と言いたいのでは無いか。 前野隆司さんの、受動意識仮説に近い衝撃を感じる。 「心はからだの外にある」というこの本のタイトルの意味は、心は体と環境の関係性に依存するという事である。 エコロジカル(生態学的)な自己とは、徹底的に身体的な存在。 アフォーダンスとは、動物との関係において規定される環境の特性のこと。 アフォーダンスとはある動物にとって、どのように行動出来るか、どのように行動すべきかに関わる環境の特性である。 生態学的立場では、心的能力と呼ばれているものは、私たちの身体的活動と環境のニッチとのなかではじめて成り立つと考える。この意味において、心は私たちの内部(例えば脳)にあるのではなく、むしろ環境の中に拡散して存在していると言って良い。

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2024/01/31

実に余剰を削ぎ落とされた鮮やかな手つきで、著者は「この私」に属すると信じられている「心」「内面」「人格」といった要素についてメスを入れていく。アフォーダンス理論などを駆使したその分析から見えてくるのは、ぼくたちの信じる「主観」が実は「外部」にある世界の事物とのインタラクティビティ...

実に余剰を削ぎ落とされた鮮やかな手つきで、著者は「この私」に属すると信じられている「心」「内面」「人格」といった要素についてメスを入れていく。アフォーダンス理論などを駆使したその分析から見えてくるのは、ぼくたちの信じる「主観」が実は「外部」にある世界の事物とのインタラクティビティによってでき上がっているということだ。そうして得られた「内と外の相互作用性」という図式から、著者は実に野心的に(ある意味では欲張りにも)「障害は個性か」「性格とは何か」といった問題にまで切り込んでいく。その野心、実に侮りがたく思う

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2020/01/29

こういう良い本は、誰がどう紹介しても(難解という印象から)あまり読まれないだろうし、そもそもひろく一般に読まれる必要もないので、感想もどうでもいい気がする。 本書が明らかにしていくのは、 「自己の本質とは何か」 「性格や人格とは何か」 「本当の私とは自分の内面性のことか」 「個...

こういう良い本は、誰がどう紹介しても(難解という印象から)あまり読まれないだろうし、そもそもひろく一般に読まれる必要もないので、感想もどうでもいい気がする。 本書が明らかにしていくのは、 「自己の本質とは何か」 「性格や人格とは何か」 「本当の私とは自分の内面性のことか」 「個性的とはどういうことか」 「世界は私の主観的表象なのか」 といった感じ。 探偵小説の主人公(フィリップ・マーロウ)をもちいて、「秘密」とは私や社会にとって何かというのを明らかにしていくくだりは読んでいてドキドキした。

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2019/01/20

J・J・ギブソンの生態学的心理学の立場に基づいて、デカルト以来の近代的な自我に典型的な、「心」を意識の内面としてとらえようとする見方をしりぞけ、「心」は隠れもなく環境や他者とのかかわりのなかに現われているという立場が語られています。 著者は、人間の行動の原理を、性格や意識、心的...

J・J・ギブソンの生態学的心理学の立場に基づいて、デカルト以来の近代的な自我に典型的な、「心」を意識の内面としてとらえようとする見方をしりぞけ、「心」は隠れもなく環境や他者とのかかわりのなかに現われているという立場が語られています。 著者は、人間の行動の原理を、性格や意識、心的内容といった内面に求める「心理主義」の考え方が、どのような社会的・歴史的経緯のなかで生まれてきたのか、またそうした考え方が人びとの社会的・政治的行動をどのように規定しているのかを白日のもとにさらすという、フーコー的な課題にも取り組んでいます。さらに、われわれがテクノロジーも含めた環境とどのような関係を取り結んでいるのかを明確にし、環境をリデザインするような「環境リテラシー」という視点が示されます。ほかにも、教育やビジネスなどの問題に新しい視角をもたらす可能性について論じられています。 とりあげられているテーマが多岐に渡っているため、一つひとつの問題に詳しい検討がおこなわれているわけではありませんが、生態学的な「心」のとらえかたの実践的な可能性について、多くのことを考えさせる内容になっているように感じました。

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2013/01/17

駆け足でいろんな論点のつまみ食いであるが、すごく読みやすい。 専門書であるよりも、むしろ著者が立ち向かった問題意識に沿っている気がして、目的のない読書には向く。 心理学批判や個性批判については、「それでもなお残るものがあるんじゃないか」とか思ってしまった。心理主義は社会の価値観を...

駆け足でいろんな論点のつまみ食いであるが、すごく読みやすい。 専門書であるよりも、むしろ著者が立ち向かった問題意識に沿っている気がして、目的のない読書には向く。 心理学批判や個性批判については、「それでもなお残るものがあるんじゃないか」とか思ってしまった。心理主義は社会の価値観を投影しているし、内面なんてないと考えた方が、というのは現実的にわかるが、果して芸術創作をするような内面はどのように扱われるのだろうか? 生態学的自我論はすごく分かりやすく面白かった。この著書の他の文章も読みたいと思わされた。

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2012/08/21

デカルトの心身二元論から生じた、「心理主義」「個人主義」についてギブソンの提唱した生態心理学的な立場から批判的に解説する自己や心についてについての書。 デカルト的二元論からは、社会問題を個人の内面から見つめ直すという傾向にあるが、本来的に個人は環境の中での相互作用として存在する...

デカルトの心身二元論から生じた、「心理主義」「個人主義」についてギブソンの提唱した生態心理学的な立場から批判的に解説する自己や心についてについての書。 デカルト的二元論からは、社会問題を個人の内面から見つめ直すという傾向にあるが、本来的に個人は環境の中での相互作用として存在する。そして、生態学的アプローチでは、自己とは徹底的に身体的な存在だと言う。 生態学的知覚論あるいは生態学的実在論では、知覚においても、より拡大した解釈をしている。それは、知覚が脳の中で表象されたものではなく、環境との相互作用によってなされるものであり、意味や情報はその個が生きる場(ニッチ)に埋め込まれている。 「障害は個性である」と言う表現に対して、痛烈に批判する頁が非常に面白かった。 きわめて、コントロールされた言葉であるかもしれないと思う。 個性とは何かという点、また、身体図式についての解説もかなり深く掘り下げて解説されているので、関連分野に興味のある方は楽しめると思う。 この本では、自己や心についてかなり深く、また広範囲において議論がなされている。 生態心理学の書では知覚を中心に語られることが多いが、この本ではより社会的な存在としての自己としてかなり拡大して説明がなされていて、興味深かった。 また、一貫してデカルト的心身二元論と、そこに束縛された近代科学・社会を痛烈に批判しているので、知覚論より拡大したエコロジカル世界をを学ぶには、よい本だと思う。 正直、解説はかなり難解だが、読みかえすことによって、深く考え直すことができた。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 「心」とは、自己の内に閉ざされたプライベートな世界なのか?環境と影響しあうエコロジカルな「心」という清新な視点から、他者や社会と生き生きと交流する自己のありかたを提示。行動や社会現象の原因を人の内面に求め、不毛な「自分探し」を煽る心理主義的発想を、身体性や他者の軽視につながるものとして批判しながら、「個性」「性格」「内面」など自己をめぐる諸問題に鋭く迫る。社会(環境)を個々人のニーズに合わせて改善し、快適な生活を主体的に形成してゆく展望を示す、自己論の革命。 ---------------- 【目次】 序論 心理主義の罠 第1章 環境と共にある「心」―ギブソンの知覚論から 第2章 なぜ「自分探し」に失敗するのか―「性格」という自縛 第3章 行動すなわち心―「内面」へのエコロジカル・アプローチ 第4章 なぜ私はかけがえがないのか―「個性」を考える 第5章 世界は私の表象だろうか―身体図式と所有 終章 身体と環境のデザイン―「真の自分探し」に向けて ----------------

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2011/08/19

学生時代に講義を受けた教授の著書。 『自分探し』『個性』など、一種の流行語のようになっているが、その言葉の本質に迫っている一冊。 図書室でたまたま見つけたが、また学生時代のように哲学に浸りたくなった。

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2010/06/04

[ 内容 ] 「心」とは、自己の内に閉ざされたプライベートな世界なのか? 環境と影響しあうエコロジカルな「心」という清新な視点から、他者や社会と生き生きと交流する自己のありかたを提示。 行動や社会現象の原因を人の内面に求め、不毛な「自分探し」を煽る心理主義的発想を、身体性や他者の...

[ 内容 ] 「心」とは、自己の内に閉ざされたプライベートな世界なのか? 環境と影響しあうエコロジカルな「心」という清新な視点から、他者や社会と生き生きと交流する自己のありかたを提示。 行動や社会現象の原因を人の内面に求め、不毛な「自分探し」を煽る心理主義的発想を、身体性や他者の軽視につながるものとして批判しながら、「個性」「性格」「内面」など自己をめぐる諸問題に鋭く迫る。 社会(環境)を個々人のニーズに合わせて改善し、快適な生活を主体的に形成してゆく展望を示す、自己論の革命。 [ 目次 ] 序論 心理主義の罠 第1章 環境と共にある「心」―ギブソンの知覚論から 第2章 なぜ「自分探し」に失敗するのか―「性格」という自縛 第3章 行動すなわち心―「内面」へのエコロジカル・アプローチ 第4章 なぜ私はかけがえがないのか―「個性」を考える 第5章 世界は私の表象だろうか―身体図式と所有 終章 身体と環境のデザイン―「真の自分探し」に向けて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

自分探しに没頭する日々だが、泥沼にはまる一方。いっこうに答えが見えてこない。 そんななかでパラダイムを変えてくれた本。人間は環境の奴隷ではないが、環境の一部分だった。

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