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疎まれし者デカルト 十八世紀フランスにおけるデカルト神話の生成と展開
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:デカルト頌. 『デカルト頌』と十八世紀フランスにおけるデカルト哲学. アドリアン・バーイエ『デカルト伝』とデカルト神話の生成. ヴォルテールによるニュートン自然哲学の紹介とデカルト批判. 対比列伝-デカルト対ニュートン. 戯曲『貴婦人方のクラブ』. フランス革命期におけるデカルト像 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 世界思想社 |
| 発売年月日 | 2004/10/20 |
| JAN | 9784790710837 |
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疎まれし者デカルト
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疎まれし者デカルト
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
デカルトの思想が18世紀のフランスでどのように理解され、評価されていたのかを探求する本作は、当時の思想界の対立を浮き彫りにします。アカデミー・フランセーズの懸賞論文を通じて、啓蒙的合理主義を掲げるフィロゾーフ派と敬神派の見解の違いが明確に示され、デカルトの理性と信仰の関係性が論じられています。特に、デカルトが「疎まれた者」として描かれる背景には、彼の思想が時代によって否定的に扱われた歴史があることが強調され、19世紀の「デカルト・ルネサンス」への復活の理由も考察されています。さらに、彼の思想が幾何学や自然学に与えた影響についても触れられ、哲学が時代によってどのように変遷するかを考えさせられる内容となっています。多角的な視点からデカルト像を描く本書は、哲学や思想に興味がある読者にとって、新たな発見をもたらす一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
18世紀のフランス思想界において、デカルトという人物とその思想がどのようなしかたで理解されていたのかということを追求している本です。 1765年のアカデミー・フランセーズによる懸賞論文の課題は「デカルト頌」であり、アントワーヌ=レオナール=・トマとガブリエル・ガイヤールの二人が...
18世紀のフランス思想界において、デカルトという人物とその思想がどのようなしかたで理解されていたのかということを追求している本です。 1765年のアカデミー・フランセーズによる懸賞論文の課題は「デカルト頌」であり、アントワーヌ=レオナール=・トマとガブリエル・ガイヤールの二人が受賞者にえらばれました。ここには、アカデミー・フランセーズにおけるフィロゾーフ派と敬神派の対立があったことを著者は明らかにします。 啓蒙的合理主義を旗印とするフィロゾーフ派によって推されたトマは、経験主義の立場からデカルトの限界を指摘しつつも、彼の切り開いた合理主義を高く評価します。他方、ガイヤールを押す敬神派は、デカルト哲学における理性と信仰の統一を証明しようとしました。この時代のデカルト解釈は、両陣営の対立のなかで、「オランダで迫害され、フランスに疎まれたデカルト」とトマが表現したイメージに収斂していくことを著者は明らかにしています。 さらに本書では、ヴォルテールのデカルト批判や、デカルトとニュートンを対比して論じるという当時ひろくおこなわれた解釈の枠組みについても紹介し、さらにデカルトの登場する演劇にまで目を向け、18世紀フランスの思想史的状況のなかのデカルト像について、さまざまな角度から論じています。
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18世紀には否定的に扱われたデカルトの思想が、19世紀になって「デカルト・ルネサンス」として復活したのはなぜかを探究。デカルト思想を紹介する一般的な概説書では、この件に触れることは殆どないので、全くと言っていいほど知らない事柄であり、興味深く読んだ。 哲学・思想というのは時代状況...
18世紀には否定的に扱われたデカルトの思想が、19世紀になって「デカルト・ルネサンス」として復活したのはなぜかを探究。デカルト思想を紹介する一般的な概説書では、この件に触れることは殆どないので、全くと言っていいほど知らない事柄であり、興味深く読んだ。 哲学・思想というのは時代状況によって盛衰があるということをあらためて思い知らされる。それにしても、よくこんな研究したなあという印象。どんだけデカルトが好きなんだよって感じ。
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「オランダで迫害され、フランスに疎まれたデカルト」という定式を出発点にして、18世紀フランス啓蒙におけるデカルト像を描き出す研究。ヴォルテールがニュートン力学とデカルトの渦動論を比較して前者に軍配を上げていることは有名だが、そうしたデカルト批判の議論が同時代のフランスでどの程度広...
「オランダで迫害され、フランスに疎まれたデカルト」という定式を出発点にして、18世紀フランス啓蒙におけるデカルト像を描き出す研究。ヴォルテールがニュートン力学とデカルトの渦動論を比較して前者に軍配を上げていることは有名だが、そうしたデカルト批判の議論が同時代のフランスでどの程度広がっていたのか、そうした議論をすることと知識人集団の中での立場の問題、デカルト主義とジャンセニズムが親近性があると見られていたこと、などなど、科学史的問題というよりも、科学思想的問題が18世紀の文脈において論じられている。近代哲学の先駆者とされるデカルトが、18世紀にどれほど批判に晒されたか、あるいはどのように当時の状況に即して再解釈されたかが具体的に描かれており、非常に面白い。
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