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暗黙知の次元 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2003/12/10 |
| JAN | 9784480088161 |

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暗黙知の次元
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暗黙知という言葉は一言で言えば形式知の逆で、言語化されない知識体系のことを指す。ここでは専ら、人間が創造的営みをするにたり、どのような仕組みとなっているかを考えたときに、言葉で説明のできない体得や情熱・信念、確信に近い閃きがあること、つまり完全な客観的な事柄だけでは創造は生まれな...
暗黙知という言葉は一言で言えば形式知の逆で、言語化されない知識体系のことを指す。ここでは専ら、人間が創造的営みをするにたり、どのような仕組みとなっているかを考えたときに、言葉で説明のできない体得や情熱・信念、確信に近い閃きがあること、つまり完全な客観的な事柄だけでは創造は生まれないということを説明している。 構成としては3章立て。第一章では、新しい理論や熟達といった上位概念に行き着くには下位概念である事実や個別の動作からどのような動きがあるのか。第二章では、上位概念への到達についてさらに大きな分野である機械論と生物を用いて説明。第三章では、更にスケールを大きくし、科学理論を発見し受け入れられていくメカニズムについて、信念・情熱から派生する閃きとそれに対する責任という点から述べている。 科学がソ連に屈した様を絶望の目で見ていた著者が、対抗するように提唱したものである。客観的事実だけでも創造は生まれないし、かといって自由意思だけでも創造に結びつかない。真理を追求するんだという強い情熱を持ち、下位概念である事実や規則をどのように統合していくかを研究しまくり、その結果、確信に近い閃きの結論に辿り着き、人生を賭けてそれを発表する。受け入れられるには時間がかかるかもしれないが、それが真理であれば、検証すればどの科学者も皆同じ結論に至り、通説となる。という話を色んな言葉で置き換え、色んなスケールで語っている。そのため、一読しただけでは???という感想だったが、ある意味文学を読んでいるかのようだと捉えれば、読めるようになった。そして暗黙知という言葉からもわかる通り、方法論の話ではない。 たまになんでもかんでも、「事実やデータに即して説明しないと聞くに値しない」という人に出会うが、私はそれに疑問を持っていた。何故なら、事実やデータが一切ないところからは主観的意見すら生まれないはずだからだ。つまり意見(上位概念)があるということは何らかの事実やデータ(下位概念)に基づいているはず。なので私たちが行うことは、それを一旦受け入れて、証明することなのではないかと。 この本ではそこまで明確に記述はないが、こういう意見は、自分に確信に近い閃きが降りてこない限りは、「この人の意見A」という形で保留しておき、他の下位概念である事実やデータ、規則を調べまくってどのように組み合わせるかを研究し尽くせ、ということなのかもしれない。それが真理であれば、もしかしてこれかもしれない、というような不意の確証を得られると。 最初から突き返すのではなく、白か黒かわからないまま受け止めるというネガティブ・ケイパビリティの精神が、実はここでも必要になるということかもしれないなぁと思った。 そもそもなんでこの本を読もうと思ったのかというと、自分の推論の仕方がうまく言語化できないなと思ったから。 例えばある人物Bがいて、なんとなくその人に対して負の感情を抱いていたとする。このときに、「Bのことが嫌い」と言葉にしてしまうと、もう何があっても(私の場合は)Bさんのことはずっと嫌いなままなのである。 しかしそうではなく、Bさんに対して抱く負の感情を細分化して考えると「大きな声で話すのが下品」「意見をコロコロ変えるのでイライラする」という各要素がまとまって、Bさんに対する負の感情という全体的な感情となっていることがわかる。そうすると、例えばBさんがこれらを自覚して態度を改めたり、逆に私がこれらに対して有効でコストの低い対抗策を得たら、これらの要素は問題がなくなる。すると、Bさんに対する負の感情も、なくなることもあるはずだ。そこまできてから、初めてBさんという存在に対して、こう思っている、と言葉にするようにしている。 だが、Bさんの負の感情を構成している各要素が解消されるかどうかは、最初の時点ではわからないはず。なのになぜ、Bさんに対する感情を保留しておけるのか。この本を読んだ後では、やはり確信に近いBさんへの評価が降りてきていないから保留にしているのだろう、としか言えない。 というわけで結局わからずじまいなのだが、これに近い推論は対人関係以外でも沢山ある。特に分野横断的に下位概念である各諸要素を統合することで、上位概念が生まれるという説明は、全然関係のない理論を根拠なく勘だけを頼りに結び付けて応用させるという自分でも謎の発想をよく行うのだが、この現象を滑らかに表現していると思った。この本で書かれていることを生かす、というよりは、なんでも簡単に白黒つけずにそれぞれの可能性を信じる。というマインドの話として受け止めたい。
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人間は語れる以上のことを知っている。 このことを暗黙知として定義して語った。 野中郁次郎たちが言ったSECIモデルの元ネタ。面白い。 形式知という概念とあわせて、知識創造、創発を発展させる前段階
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会社の図書として存在していたので手に取りました。 仕事をしている上で問題になる「暗黙知」について 背表紙を見て、言葉が含んでいる具体は分かるけど、そもそも「暗黙知」とは何だろうと思ったのが動機でした。 著者は、ナチスの人権迫害から逃れ亡命した経歴を抱えています。 仕事に役...
会社の図書として存在していたので手に取りました。 仕事をしている上で問題になる「暗黙知」について 背表紙を見て、言葉が含んでいる具体は分かるけど、そもそも「暗黙知」とは何だろうと思ったのが動機でした。 著者は、ナチスの人権迫害から逃れ亡命した経歴を抱えています。 仕事に役立つことは書いていないけど「暗黙知」については考察を宣べていて趣深く読むことができました。
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