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ライプニッツ なぜ私は世界にひとりしかいないのか シリーズ・哲学のエッセンス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
発売年月日 | 2003/01/24 |
JAN | 9784140093047 |
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ライプニッツ 哲学の本。 筒井康隆 「 モナドの領域 」でわからない所があったので 図書館で借りて読んだ。筒井康隆は 天才であることが わかった この本の副題「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」に対する著者の答えは「それは謎です。謎のままがいい」という展開に ズッコケてしま...
ライプニッツ 哲学の本。 筒井康隆 「 モナドの領域 」でわからない所があったので 図書館で借りて読んだ。筒井康隆は 天才であることが わかった この本の副題「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」に対する著者の答えは「それは謎です。謎のままがいい」という展開に ズッコケてしまった ライプニッツ三大思想(モナド、予定調和、最善説)は 面白い ライプニッツ 三大思想 *モナド=分割できない実体、世界の構成要素=単位 *予定調和説=全てのモナドが調和し、予めプログラム済 *最善説=この世は最善 ライプニッツのメッセージ=自分とは謎である *謎において重要なのは答えではない〜答えを求る方法、過程、問いの成立条件を問うことが重要 *謎は謎のままあり続けるべき〜謎が解明されてしまうのは 謎を問う人間が存在しなくなったとき ライプニッツは デカルトのように「思考する私」から出発しなかった モナドの特徴 *モナドには窓がない=モナドは相互に物理的影響関係を及ぼさない→モナドには物が出入りできる窓がない *対応関係は神を介してしか持つことができない *モナドは孤独 区別不可能=同一の原理 *識別できないものは同一である=存在するものは 全て 差異がある 唯一性とは *他が可能であったにもかかわらず、そういう多面性を前提とした上での唯一性 *唯一性は 初めから与えられのでなく、自ら形成するもの 偶然性とは *人間の意思の自由の前提となり *神以外の被造物が背負うべきもの *神の存在を除外して、それ以外の存在者は 全て 偶然的 なぜ今ここにいるのか *今ここ 以外ののころにいることも可能 *私が今ここにいるのは 偶然のこと
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モナド論、偶然性、理由律の肝は分かった。しかし、私は哲学に切実さを求める。その意味で、少し物足りなかった。分かりやすさは、このシリーズ共通の折り紙つき。 ・事実に対して「なぜ」と問うことは、事実は別の地平に立つことである。:P107 ・「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」を問...
モナド論、偶然性、理由律の肝は分かった。しかし、私は哲学に切実さを求める。その意味で、少し物足りなかった。分かりやすさは、このシリーズ共通の折り紙つき。 ・事実に対して「なぜ」と問うことは、事実は別の地平に立つことである。:P107 ・「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」を問うとき、この〈自分〉は、世界に埋没して存在するのではなく、唯一性を反省する限りで、その唯一性が意味を持つような存在者としてある。:P108
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個体は二つとして同じものはあり得ず、ゆえに世界は成り立っている。逆もまた真である。個体が、なぜ「いま・そこ」に存在しているのか、についてはすべて理由がある。その理由とはまさしくその個体が内包しているその個体性である。 というところまで分かったように思うが、個体の空間的・時間的な存...
個体は二つとして同じものはあり得ず、ゆえに世界は成り立っている。逆もまた真である。個体が、なぜ「いま・そこ」に存在しているのか、についてはすべて理由がある。その理由とはまさしくその個体が内包しているその個体性である。 というところまで分かったように思うが、個体の空間的・時間的な存在理由がすべてその個体に帰属しているならば、それは必然であると言えるはずだけど、ライプニッツの思想のポイントはそれは偶然であるというところ。 言ってることは分からないが、僕もそれを支持したいような気分。 世界のすべては演算によって計算しつくしてしまえるはずだけれど、それをあえて偶然と呼ぶのは、現代SFの命題の一つでもあるんじゃないかな。もう少し精度をあげてライプニッツの思想を読んでみたい。
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