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戦争と暴力の系譜学 “閉じられた国民=主体
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戦争と暴力の系譜学 “閉じられた国民=主体"を超えるために

高橋順一(著者)

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戦争と暴力の系譜学 “閉じられた国民=主体

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実践社
発売年月日 2003/08/05
JAN 9784916043665

戦争と暴力の系譜学

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2015/05/30

ナチスの最大の犠牲者だったユダヤ人たちが国民国家を作るという意志を貫いた結果生み出されたのがイスラエルだった。しかしユダヤ人にとって悲願の成就であったイスラエルの建国はパレスチナの人々にとっては土地を奪われるということだった。現在中東でパレスチナとイスラエルの紛争が再燃しつつある...

ナチスの最大の犠牲者だったユダヤ人たちが国民国家を作るという意志を貫いた結果生み出されたのがイスラエルだった。しかしユダヤ人にとって悲願の成就であったイスラエルの建国はパレスチナの人々にとっては土地を奪われるということだった。現在中東でパレスチナとイスラエルの紛争が再燃しつつあるが、アメリカを含めたヨーロッパの国々はたとえイスラエルが理不尽な行動をしていても、それを正面切って批判できないという状況がある。イスラエルがパレスチナ人に非道な弾圧や抑圧を加えているのは確かだけれど、自分たちにイスラエルを批判する資格があるのかという意識がどこかで働いている。ヨーロッパはナチスの行為の責任に対して法的な決着はつけたかもしれないが、倫理的、道徳的な意味での責任については決着のつけようがないという自責の念がパレスチナ人に対するイスラエルの行動を批判しにくくさせている 。

Posted by ブクログ

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