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ヴァギナ・モノローグ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2002/12/30 |
JAN | 9784560047576 |
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ヴァギナ・モノローグ
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
『マッドマックス フューリーロード』でジョージ・ミラーは女性キャストへのワークショップでフェミニストの劇作家イヴ・エンスラーを呼んだというのは有名な話だ。 そのイヴ・エンスラーの代表作である戯曲『ヴァギナ・モノローグ』のシナリオが本作。 自分は男性であり、本作を手に取ったのも『...
『マッドマックス フューリーロード』でジョージ・ミラーは女性キャストへのワークショップでフェミニストの劇作家イヴ・エンスラーを呼んだというのは有名な話だ。 そのイヴ・エンスラーの代表作である戯曲『ヴァギナ・モノローグ』のシナリオが本作。 自分は男性であり、本作を手に取ったのも『マッドマックス フューリーロード』のサブテキストの一冊として、という余り褒められたものではない理由ではあるが、とても面白くてあっという間に読んでしまった。 本作は『ヴァギナ・モノローグ』というタイトルが示す通り、200人を超える女性たちが自分の女性器について語った独白集である。 その語るところには抑圧されたオーガズムの解放だったり、忘れてしまいたい少女時代の暴力の形跡や、戦争の前で正当化されるような(そんなもん正当化されるはずもないが)レイプという暴力や、因習として残っている割礼という(これ自体、文化といっていいのか難しい。正直、暴力や人権侵害だと思ってしまうが……)ものもある。 中には「自分の女性期はどんな服を着ている?」「自分の女性期は何を話す?」などというちょっと滑稽な質問もある。 それに対して、「そんな馬鹿げた質問あるか、私の女性器は服も着ないし、声を出したりしないね!」というアンサーをした女性もいて、吹き出してしまったりもした。 それと「カント」という呼び方だっていいじゃないと語る女性の章は、まるでナボコフの『ロリータ』の冒頭のような、発音やアクセントにまで言及するようだった。 あれ「カント」ってダメなんだっけ? と思考が変わるような瞬間もある。 本作を読めば、なぜここまで「ヴァギナ」を口に出すのかわかる。 男性は特にだが、女性とそして女性器を神聖視しすぎているのだ。人間であり、ヴァギナはただの肉体の一部だ。 女性が読めばより自分事として受け容れられるだろうし、男性が読めば女性の苦しみや恐怖を感じられるだろう。 日本での刊行から20年以上経っているが、未だ古臭さを感じなかった。古臭さを感じるような社会であってくれたら良かったのに。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一気だった…序章だけ読んで置いていた本。めちゃよかった。戯曲として演じられる場面も見てみたくなる。 マイメモが赤裸々すぎるがこれはほんといい、自身の身体と心が愛しくなる感覚。 なんて喋る? 何を着せる? 地下室の洪水を語るおばあちゃん、 ボスニアの苦しさ。緑の草原の表現との対比 うめき声、といった表現の豊かさ。やわらかさ
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"12歳に勧める~”から。モノローグとして演じられているのは見てみたいと思えたけど、本作自体はそこそこ。ヴァギナってこんなに連呼してる作品は他にないだろうし、そういう意味ではちょっと衝撃的内容ではあったけど。
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