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愛のゆくえ ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2002/08/31 |
JAN | 9784151200212 |
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愛のゆくえ
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商品レビュー
3.6
47件のお客様レビュー
あまりにも美しい自分…
あまりにも美しい自分の肉体に嫌悪を抱いている彼女とわたしの奇妙なラヴストーリー。とてもやさしいファンタジーです。クリスマスに、彼女にプレゼントするにはぴったりの本かもしれない。でも、その底には作者の現代文明への嫌悪が込められてもいます。
文庫OFF
最初に思ったことは、…
最初に思ったことは、タイトルをこれにして良かったよねということ。もしも原題そのままのタイトルだったら、この本を手に取ることはなかったかもしれません。表現に困るくらいとても不思議な空気を持った恋愛ものだと思います。
文庫OFF
『西瓜糖の日々』のような不思議な話しかと思いきや、なんと中絶の話。一瞬ためらいましたが、深刻な描写や悲壮感もなく、読み切って良かったと思いました。 主人公の男は、少し変わった図書館に住み込みで働いていました。そこでは誰も調べ物をしたり、本を借りに来たりしません。そこは、”人生の...
『西瓜糖の日々』のような不思議な話しかと思いきや、なんと中絶の話。一瞬ためらいましたが、深刻な描写や悲壮感もなく、読み切って良かったと思いました。 主人公の男は、少し変わった図書館に住み込みで働いていました。そこでは誰も調べ物をしたり、本を借りに来たりしません。そこは、”人生の勝者ではない人々が自分の書いた本を持ちこんで来るところ”でした。男の仕事は、持ち込んだ著者と会話し、図書館明細元帳に記録して本を著者に戻すこと。本を受け取った著者は、図書館内の気に入った棚に本を置くことです。 ある夜、完璧すぎる容姿に悩む絶世の美女、ヴァイダが本を持ち込んできます。恋仲になった後、彼女が妊娠したことがわかり、二人で中絶することを決めました。そこで、国内では非合法なため、図書館の蔵書を洞窟に保存・管理している友人のフォスターに相談します。そして、野生味溢れる彼に図書館の留守番を頼むのを心配しつつ、二人はメキシコに中絶をしに旅立ちます……。 という話しですが、メキシコに二人が旅立つ前に、フォスターが留守番を嫌がるところがおかしくて、コーヒー吹きそうになりました。また、中絶に行く二人も、初めて乗る飛行機やお金の心配など、悲壮感のカケラもありません。それより、目を離すと美しすぎる彼女に男たちが言い寄ってきたり、一緒にいても彼女をガン見してくる男たち、女性たちの嫉ましい視線などに笑いを誘います。 ラストもいいですね。世間と隔絶された生活を送っていた主人公がどうなったか…本人は納得していないと思いますが、いい収まり方だと思いました。 それにしても、原題は The Abortion : An Histrical Romance 1966 となっており、直訳すると「中絶(堕胎):ある歴史的なロマンス 一九六六」。忠実にタイトルが付けられていたら、まず読まなかったと思うと、『愛のゆくえ』というタイトルは、よく付けたものです。 内容も、デリケートな問題を、あえて明るく書かれているのは救いですね(読み手を選ぶ本ではありますが)。また、原題の 1966年ということで、The Beatles のアルバムRubber Soul が作中に出て来ますが、この1966年から1967年はロックにとって転換点となった年です。書かれた当時、著者なりに明るい未来を想像する暗喩を含んでいるのかもしれないですね。 正誤(5刷) P202の13行目: 男の存在を感じことができた。 ↓ 男の存在を感じることができた。 P202の16-17行目: 医者が部病のなかに入って来た。 ↓ 医者が部屋のなかに入って来た。
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