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遠い場所の記憶 自伝 自伝
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遠い場所の記憶 自伝 自伝

エドワード・W.サイード(著者), 中野真紀子(訳者)

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遠い場所の記憶 自伝 自伝

定価 ¥4,730

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2001/02/20
JAN 9784622032069

遠い場所の記憶 自伝

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商品レビュー

4.7

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2025/03/22
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アラブでありながら、ムスリムではなく、クリスチャンである。事業に成功したブルジョワ家族に属する。が、カイロでもレバノンでもアメリカでも周辺的存在である。恐ろしいほど母親に依存し、妹たちと対立させられ、父親とも葛藤し、父親は彼を家族から切り離そうとする。イスラエルとパレスチナとの紛争を考えるとき、ユダヤ人系の知識人に比してパレスチナ系の知識人の数が圧倒的に少なすぎる。そのなかでは貴重な存在であるサイードの自伝は、根をもたず、流れていくようなアイデンティティを恨まずに受け入れることへと行き着く。

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2019/12/18

長い長い自叙伝。 土地への帰属精神を持たないアイデンティティへの葛藤が普段の生活の中に現れる様子がよく描写された作品

Posted by ブクログ

2016/11/19

パレスチナ人でありながらキリスト教信者、アラブ系セレブの家に生まれる。パレスチナ、カイロ、レバノンを交互に行き来していたので本当の故郷がどこかよくわからない。 カイロでは現地の人間からは外国人として見られ、宗主国の人間からはアラブと下に見られる。英才教育を受けてエリートコースを進...

パレスチナ人でありながらキリスト教信者、アラブ系セレブの家に生まれる。パレスチナ、カイロ、レバノンを交互に行き来していたので本当の故郷がどこかよくわからない。 カイロでは現地の人間からは外国人として見られ、宗主国の人間からはアラブと下に見られる。英才教育を受けてエリートコースを進むも、宗主国側の人間である白人教師からは手に負えない、劣った人種であるアラブ人として侮辱される。 多感な少年期に普通とは言い難い抑圧された環境の中で、権威に対する反発、不正に対する怒りが将来彼をパレスチナ問題の活動へと誘ったのだろうか。 名付け親でもある叔母のナビーハは多忙な日々を過ごしながら休日は、家や住む土地を奪われ難民となった人々の悩みを聞き、具体的なアドバイスをしたり、仕事を紹介したりした。浮浪児には教育の機会を与え、お金に困っている人には資金を調達し分配するなど様々な難民救済に当たっていた。彼女のような心ある大人が、彼の人生に大きな影響を与えたのだろうと思う。 ちなみにこの本はサイードが白血病の治療中に書かれている。 物語は多数派、強いもの、権力者の視点から描かれるものが多い。この物語は存在すら消されようとしていたパレスチナ人が描いた異質ではあるけれど、誰もが共感できる人間としての普遍的なドラマがある。

Posted by ブクログ