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カント『純粋理性批判』入門 講談社選書メチエ192
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2000/09/10 |
JAN | 9784062581929 |
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カント『純粋理性批判』入門
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商品レビュー
4
21件のお客様レビュー
カント思想の入門書として、純粋理性批判においてポイントとなる主張が噛み砕いて解説されている本。噛み砕いて、と言っても完全に理解することは難しかったが、カントの主張の変遷や、他哲学者からの批判も含めて知ることでカントがどういった視点で人間の物事に対する認識を捉えていたか多少なりとも...
カント思想の入門書として、純粋理性批判においてポイントとなる主張が噛み砕いて解説されている本。噛み砕いて、と言っても完全に理解することは難しかったが、カントの主張の変遷や、他哲学者からの批判も含めて知ることでカントがどういった視点で人間の物事に対する認識を捉えていたか多少なりともイメージがついた。
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読みたいと思っている本にカントの哲学の内容が含まれていて理解しづらかったため、勉強のために読んだ本。 でもこの本もやっぱり言ってることは難しくて、何度も繰り返し読まないと理解出来なかった(多分全部は理解出来てない)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カント2冊目。漠然とした理解が、少しは開けたかとの実感があったりなかったり。つまるところ、人間の認識についての究極的な考察なのでは、という理解まで至りました。 本書は、カントの生涯やその他批判書をきっぱり除外することで、「純粋理性批判」の解説に焦点を当てており、かつ語り口が軽妙で少し内容で詰まったとしても何度も繰り返し説明してくれているので、何とかこんとか前に進むことができます。 どこか印象深かったところに付箋があってありましたので、未来の自分が感じ取れるかの宿題として、以下に抜き出しておきます。 P41:知識は感覚や感性を通して外部から得られるものだと考え、経験を重視する立場は経験論。逆に、もともと心に備わっている知性による認識こそ重要であり、感覚や感性による認識は程度に低いものだとする立場が、号理論。 →いわゆる経験論、合理論の立場を言語化し形式だって説明してくれているので、ピックアップしてるな。 P122:認識の材料(質料Materie)などは確かに、完成の受容性によって、世界から受け取る。形や脈略を与える(形相Form)のは、主管の側の自発性の能力なのである。つまり、ここで「感性の受容性」と「悟性の自発性」がくっきりとした二元性をなしていて、それとともに経験のに側面として、・・ →でました、経験を通しての感性と悟性の二元論。こちらが、現象を認識する、「認識に従って表像がなるのだ」的なカントの主張の核だろう。 P127:超越論的統覚(transzendentale Apperzeption)。「・・・と私は考える」が伴わざるをえない最終的・根源的な自己意識のこと。悟性の最高原則であるこの統覚が感性の側に属するとされてきた「直観」が、影響を与えこの条件に従わせる。きちんと客観として表れるためには、この統覚に預けなければならない。 →難しすぎる!つまりは、どうゆうことなのでしょうか・・・まだ違う文献でおさらいだ。 あとはちょい触れますが、構想力というワードが実は第1版にはあり、2版から除外されているのだと。カントが二元論から悟性有利の一元論へと揺れ動くさまが指摘されていますが、なるほどカントも徹頭徹尾首尾一貫とはいかず、人間臭いところがあるのだなと少し親近感。
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