![これがニーチェだ 講談社現代新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001246/0012467002LL.jpg)
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これがニーチェだ 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1998/05/20 |
JAN | 9784061494015 |
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これがニーチェだ
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「多くの書物がニー…
「多くの書物がニーチェから問いではなく、答えを受け取ってしまっている」と著者はいう。この言葉にこの本の性格が現れている。本書は永井が永井の読み方でニーチェの著作をよみ、ニーチェの問い契機にして、永井自身の問いを問う本である。およそ本というものは、少なくとも哲学書というものは永井...
「多くの書物がニーチェから問いではなく、答えを受け取ってしまっている」と著者はいう。この言葉にこの本の性格が現れている。本書は永井が永井の読み方でニーチェの著作をよみ、ニーチェの問い契機にして、永井自身の問いを問う本である。およそ本というものは、少なくとも哲学書というものは永井が本書で実践するように読み、考える本であろう。本書はその意味でいわゆる哲学の実践の型を示している。そこに本書のニーチェの著作を読む前にも読んだ後にも読み返せる魅力がある。最後に著者は問う。「これが私のニーチェだ。あなたのニーチェは
文庫OFF
伝記的な記述や、ニーチェと言えばこれという概念(ニヒリズム、力への意志、永遠回帰)の説明もあり、入門書としても十分読めるものの、著者のカラーは強めである。ニーチェの言説には矛盾と思われるものが多くある(例えば、意志について語ったかと思えば、意志など存在しない、と言ったり)。著者は...
伝記的な記述や、ニーチェと言えばこれという概念(ニヒリズム、力への意志、永遠回帰)の説明もあり、入門書としても十分読めるものの、著者のカラーは強めである。ニーチェの言説には矛盾と思われるものが多くある(例えば、意志について語ったかと思えば、意志など存在しない、と言ったり)。著者はニーチェの哲学全体を第一空間、第二空間、第三空間と分けて把握しており、これによって全体が矛盾なくつながったように感じた。 巷にあふれるグロテスクな「社会の役に立つ」「生きる勇気を与える」ニーチェ本とは比較できない、素晴らしい書。 私が常に感じていた「貴族道徳を標榜するニーチェが、なぜここまで口汚いのか?なぜここまで顔を真っ赤にして他者を罵倒するのか?」に一つの回答が得られたのは良かった。やはりニーチェもルサンチマンの人間だったのだ。ニーチェ=ツァラトゥストラは第三工程の子供になりきれていない。子供になることを夢見る獅子なのだ。 そして、ニーチェの哲学の限界点、ルサンチマンを脱した、遊ぶ子供の聖なる肯定、それがこんなふうに称揚される。 『存在するすべてが肯定されるのは、究極的な価値基準によってそれらが肯定されるからではない。そんな価値基準が究極的にはないことによってこそ、それは端的に肯定されるのである。』 このような在り方は、実存主義的な、歯を食いしばって青筋を浮かべるようなニーチェ解釈では無理があるのではないだろうか。もっと朗らかで、もっと率直な顔をしていないか。この書の中で言うなら、十字架に至る前のイエスだろう。この書には挙げられていない例として、私はスピノザの顔が浮かんだ。
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ニーチェの分かりやすい入門を期待してたのに開けてみたら著者のニーチェの批判だった……メルカリ行き 著者の感想文が欲しいのではなく、ニーチェの思想がどんなものなのか説明するだけで良かったのに残念
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