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チョコレート革命
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 1997/05/08 |
JAN | 9784309011332 |
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チョコレート革命
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
俵万智さんの歌集ですね。 第三歌集になります。 『年齢でいうと、二十八歳から三十四歳まで。その間の作品を集め、選び、並べかえた。……並べかえの作業は、新しい物語を紡ぐような気持ちで、進めた。』 と、あとがきに記されています。 1997年発行です。 男ではなくておとなしの返事す...
俵万智さんの歌集ですね。 第三歌集になります。 『年齢でいうと、二十八歳から三十四歳まで。その間の作品を集め、選び、並べかえた。……並べかえの作業は、新しい物語を紡ぐような気持ちで、進めた。』 と、あとがきに記されています。 1997年発行です。 男ではなくておとなしの返事する 君にチョコレート革命起こす 冬じたく二人でなせる優しさの 重さの慕わしさのシクラメン 肉じゃがの匂い満ちればこの部屋に 誰かの帰りを待ちいるごとし 故郷とは生地にあらず「家族」という 花ことば持つ花咲くところ 子どもとは何をおいても笑わねば、 笑わねばならぬ生き物と知る ベランダにタオルを干せば一枚の風が 生まれてよじれてゆけり 私から私に贈る言葉あり 手のひらサイズの雛(ひいな)を飾る この冬はともに眺める人ありて 少し大きめのシクラメン買う 春の野にふと舞いおりる朝のため 羽を休めているスイトピー ぶらんこにうす青き風見ておりぬ 風と呼ばねば見えぬ何かを 「今」だけをたずさえて行く世の果てに ブランクーシの鳥が羽ばたく 年齢的に「恋の歌」が多い歌集です。架空の恋、実際の恋を織り混ぜておられるそうです。また、抜粋では、紹介しませんでしたが、この間に海外旅行をかなりされていて、その間の歌も詠まれている歌集です。 俵万智さんの歌集としては、少し湿り勝ちですが、これも年齢的にありの歌集ですね。
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生活の中にある視点を感じた。 トーストを二枚焼こうとして気づく今日から一人ぶんの朝食 ドアをしめ一人の一歩を踏み出せば危うい色の夕焼けに会う 思いきり見つめることの言い訳の小道具となる日もあるカメラ
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仕事のストレスや忙しさで、脳が疲れたりイライラしてると、YouTubeやラジオは楽しんで聴けないことが多く、そんな時は短歌や音楽を聴いて心を落ちつかせています。 俵万智さんの短歌は、変なクセもなく、同じ言葉を語感良く続けて詠んだり、固有名詞の使い方がお洒落で、めちゃくちゃ参考に...
仕事のストレスや忙しさで、脳が疲れたりイライラしてると、YouTubeやラジオは楽しんで聴けないことが多く、そんな時は短歌や音楽を聴いて心を落ちつかせています。 俵万智さんの短歌は、変なクセもなく、同じ言葉を語感良く続けて詠んだり、固有名詞の使い方がお洒落で、めちゃくちゃ参考になりました。 『チョコレート革命』は、大人な恋愛の歌が少し多めですが、旅でみたことや感じたことなどを詠まれているものも多く面白かったです。 以下、特に好きな短歌をいくつか抜粋。 思いきり見つめることの言い訳の小道具となる日もあるカメラ 抱きあわず語りあかせる夜ありてこれもやさしき情事と思う もう二度と来ないと思う君の部屋 腐らせないでねミルク、玉ねぎ 唇を合わせるだけのキスをして別れ話は台本どおり
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