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しゃべれども しゃべれども
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1997/08/30 |
JAN | 9784104190010 |
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商品レビュー
3.9
56件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これからどう進むべきか。 26歳の落語家・二ツ目の“三つ葉“こと外山達也は、先が見えない毎日を悶々と過ごす。 同じだ。定年後、どうするんだ、オレは・・・。 でも、根本的に違う。 “三つ葉“のように古典を追求する落語家は、江戸や明治に生まれた笑いを、身一つで今の人たちに伝えなければならない。 それがどんなにむずかしいことか、僕自身を振り返ればすぐに分かる。 物心ついてから、ほんの5年前まで落語で笑ったことはなかったではないか。 落語を最初から好きな人もいるが、若い頃は、その楽しさが分からなかった人も多いのではないか。 “三つ葉“の前にどういうわけか、うまく「話す」ことができない人たちが、集まってきた。 従弟の良、小学5年の村林、黒猫を連想させる女性・十河、元プロ野球選手の湯河原。 まったく仲が良くならない4人は落語を教わるため、“三つ葉“の家に不定期に集まるようになる。 こんな集まり、早く終わってしまえばいい・・・と思っていた“三つ葉“は、 いつのまにか、悩みを抱えた彼らに憎まれ口を叩くようになっていた。 なんとかしてやりたいと、勝手に身体が動くようになっていたのだ・・・。 小説全体が人情話のようだった。 読んでいる場面場面で、作品と自分との距離感が少しずつ変わっていく気がした。 マネでもなんでもいい。 本気で惚れたもの、“小三文師匠“、『茶の湯』に突き進めば、光は射してくると感じた。
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落語家の「三つ葉」が、話すことが苦手な人たちに落語を教える部活動のようなサークル活動のようなそんなお話だと思って読み始めました。 実際は落語を教える部分はほんの僅かで、どうして話すのが苦手になってしまったのか、そして単純でお節介な三つ葉が、どうにかしてやりたい、と奔走して空回りす...
落語家の「三つ葉」が、話すことが苦手な人たちに落語を教える部活動のようなサークル活動のようなそんなお話だと思って読み始めました。 実際は落語を教える部分はほんの僅かで、どうして話すのが苦手になってしまったのか、そして単純でお節介な三つ葉が、どうにかしてやりたい、と奔走して空回りする人情物語でした。 三つ葉は生まれて以来「自分に不当な自信を抱いてきた。手足や目鼻がついているのと同じに、自信はすべての人に当たり前にそなわっていると思っていた。」しかし「二十六にして、初めて、仕事と恋につまづいて、根拠のない鉄壁の自信がぐらついた」のです。 始めは、生徒(弟子?)たちに『どうしてできないんだ?もっと頑張れ』しか言えなかった三つ葉が、自分の言葉よりも、事情を抱えた人同士の言葉の方が影響し合っている姿を見て変わっていく。そして、すっかり失くしてしまった落語への自信を取り戻そうと必死にもがく。 生徒(弟子?)たちと三つ葉が一生懸命もがいている姿にホロッとくる人情味のある温かいお話でした。
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メンバーが揃った辺りから面白くなってきた! 宮田が笑った!!! この瞬間私も心の中でガッツポーズ! 落語に興味を持ちました 早速、まんじゅうこわい 聞いてみよっと 最初入り込めんくて、断念しそうだったけど途中で読むのを断念しなくてよかった
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