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償いのアルケオロジー シリーズ 道徳の系譜
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償いのアルケオロジー シリーズ 道徳の系譜

鵜飼哲(著者)

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償いのアルケオロジー シリーズ 道徳の系譜

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 1997/10/13
JAN 9784309241982

償いのアルケオロジー

¥550

商品レビュー

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2016/08/17

著者は、高橋哲哉と同じくポストモダン左派に分類される哲学者です。本書は、死刑制度や歴史修正主義、慰安婦問題などのアクチュアルな問題に、フランスを中心とする現代思想の道具を駆使して取り組んでいます。 従軍慰安婦をめぐる問題に関しては、朝日新聞がいわゆる「吉田証言」についての誤りを...

著者は、高橋哲哉と同じくポストモダン左派に分類される哲学者です。本書は、死刑制度や歴史修正主義、慰安婦問題などのアクチュアルな問題に、フランスを中心とする現代思想の道具を駆使して取り組んでいます。 従軍慰安婦をめぐる問題に関しては、朝日新聞がいわゆる「吉田証言」についての誤りを認めて以来、メディアにおける問題の扱われ方が大きく変わってしまったように見受けられます。本書の議論はもちろん、そうしたメディアの状況を受けてなされたものではありません。しかしながら、本書が考察の対象としているのは、声を上げることのできない他者に向きあうとき、われわれはどのようにして倫理的でありうるのか、といった原理的なレヴェルの問題であって、個別の報道の真偽によって左右されるものではないといったような、原理論と状況論を二分する態度は、むしろ著者自身の根本的な洞察を裏切るものというべきでしょう。本書から学ぶべきことがあるとするならばそれは、具体的な状況の中で、個別的な言説の網の目を縫い合わせるようにして、アクチュアルな「倫理」への道筋を描いていく身振りであるはずだと考えます。

Posted by ブクログ

2012/09/15

最初の章を読んでやめてしまった。 キリスト教的、ユダヤ教的、印欧的、日本的、…といった形容詞でくくられる集団に本質的な性格を措定すること──「文明の衝突」系の言説といってもいいし典型的なオリエンタリズム/オクシデンタリズムの反響物といってもいいようなものを土台にして「償い」の問題...

最初の章を読んでやめてしまった。 キリスト教的、ユダヤ教的、印欧的、日本的、…といった形容詞でくくられる集団に本質的な性格を措定すること──「文明の衝突」系の言説といってもいいし典型的なオリエンタリズム/オクシデンタリズムの反響物といってもいいようなものを土台にして「償い」の問題について論じる…、いずれにしても社会学的な観点に慣れた人間には(分析対象としてはともかく)何かを学ぶテキストにはなりようもない、と判断した。

Posted by ブクログ

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