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水木しげるのラバウル戦記 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1997/07/24 |
JAN | 9784480032867 |
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水木しげるのラバウル戦記
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水木しげるのラバウル戦記
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現地住民"土人"についての抜粋 •彼らは文明人と違って時間をたくさんもっている。2〜3時間畑に行くだけであとは話をしたり踊りを踊っている。自然のままの生活というのだろう。彼らの生活が人間本来の生活というのだろう。 •土人という言葉は侮辱的な意味で使われるこ...
現地住民"土人"についての抜粋 •彼らは文明人と違って時間をたくさんもっている。2〜3時間畑に行くだけであとは話をしたり踊りを踊っている。自然のままの生活というのだろう。彼らの生活が人間本来の生活というのだろう。 •土人という言葉は侮辱的な意味で使われることが多いが、彼らを文字通り土とともに生きている素晴らしい"土の人"という尊敬の意味で土人と呼んでいる。 この気質が激戦地を生き延びられた所以だろう。 敵機の機銃掃射もさる事ながら毎日上官からの不条理なビンタも怖い。
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水木しげるが絵と文章で戦争体験を綴ったもの。 漫画『総員玉砕せよ』に出てくるエピソードももちろん出てくる。同じ船に乗っていた者がいつのまにかワニに喰われた話、魚を喉に詰まらせて死んだ兵隊の話、不条理で無意味なビンタ、上官の似顔絵などなど。 戦地の、しかもかなり敵に近い場所に送ら...
水木しげるが絵と文章で戦争体験を綴ったもの。 漫画『総員玉砕せよ』に出てくるエピソードももちろん出てくる。同じ船に乗っていた者がいつのまにかワニに喰われた話、魚を喉に詰まらせて死んだ兵隊の話、不条理で無意味なビンタ、上官の似顔絵などなど。 戦地の、しかもかなり敵に近い場所に送られているというのに、始終、水木しげるはマイペースで、禁じられていようとビンタされようと現地の人達と交流している。好奇心や自然を美しいと思う感覚を手放さずにい続けている。自分はまだ若かったから体力もあったし希望が持てた、というような言葉があるけれど、過酷な労働や不条理な暴力、劣悪な生活環境でも、希望や感性を殺さずにい続けるのは、やはり並大抵の事ではないのでは。 水木しげるの漫画で時々感じる達観はこれらの経験から来てたのかなあ、と思いながら読んでいた。
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過酷な状況で、しょっちゅうビンタをくらっていたのに、なぜか飄々とした感じ。決して笑う場面ではないのに、なぜかユーモアを交えての語り。水木センセイだから、あの状況を乗り越えたように思った。毎日描いていたというイラストも、当時のことがよくわかる貴重なものだと思う。この本を残してくれた...
過酷な状況で、しょっちゅうビンタをくらっていたのに、なぜか飄々とした感じ。決して笑う場面ではないのに、なぜかユーモアを交えての語り。水木センセイだから、あの状況を乗り越えたように思った。毎日描いていたというイラストも、当時のことがよくわかる貴重なものだと思う。この本を残してくれた水木センセイに感謝。
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