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私人 ノーベル賞受賞講演
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 群像社/ |
| 発売年月日 | 1996/11/30 |
| JAN | 9784905821755 |
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商品レビュー
4.8
10件のお客様レビュー
ソ連の亡命作家ブロツキイのノーベル賞受賞講演を本にしたもので、本編は30ページ強、脚注と解説を入れても100ページに満たない本なのだが、とんでもない密度で(正直言って読むのは少し疲れる)、内容も素晴らしい。学生時代から、これと「ヴェネツィア」はもう何回かわからないくらい何度も読み...
ソ連の亡命作家ブロツキイのノーベル賞受賞講演を本にしたもので、本編は30ページ強、脚注と解説を入れても100ページに満たない本なのだが、とんでもない密度で(正直言って読むのは少し疲れる)、内容も素晴らしい。学生時代から、これと「ヴェネツィア」はもう何回かわからないくらい何度も読み返している。 講演内容は、前半は統制された全体ではなく一個人としての「私人」のあり方、そして個人を統制から自由にする文学や詩作の役割について。後半はさらに話が加速し、言語や文学、詩作へのブロツキイなりの絶対的な信頼と擁護が語られる。 「美学こそは倫理の母」「文学、特に詩は、言語芸術の最高の形態なのですから、ちょっと大雑把な言い方をすれば、主としての人類の目的」「もしもわれわれが支配者を選ぶときに、候補者の政治綱領ではなく読書体験を選択の基準にしたならば、この地上の不幸はもっと少なくなる」「詩を書く者が詩を書くのは、何よりもまず、詩作が意識や、思考、世界感覚の巨大な加速器だから」など、美しくそして極端な言葉のオンパレード。ブロツキイ以外の文学者が語ったら胡散臭くなるが、彼が語ると一つ一つは透徹にそして切実に響く。
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私もブロツキーになりたい たいそうなことを言うつもりはありませんが、少なくとも、ディケンズの小説をたくさん読み耽った者にとって、いかなる理想のためであれ自分と同じ人間を撃ち殺すことは、ディケンズを読んだことのない者にとってよりも難しいだろうと、私は-経験からではなく、残念なが...
私もブロツキーになりたい たいそうなことを言うつもりはありませんが、少なくとも、ディケンズの小説をたくさん読み耽った者にとって、いかなる理想のためであれ自分と同じ人間を撃ち殺すことは、ディケンズを読んだことのない者にとってよりも難しいだろうと、私は-経験からではなく、残念ながら理屈の上だけですが-考えます。
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1987年ノーベル文学賞受賞講演。 「詩を書く者が詩を書くのは、何よりもまず、詩作が意識や、思考、世界感覚の巨大な加速器だからです」 と最後に語っている。 この部分を読んで、文学系をぞんざいに扱おうとするその原因の一つは、これなのかなと感じた。 言葉は生き延びる。
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