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遠い水平線 白水Uブックス115海外小説の誘惑
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遠い水平線 白水Uブックス115海外小説の誘惑

アントニオ・タブッキ(著者), 須賀敦子(訳者)

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遠い水平線 白水Uブックス115海外小説の誘惑

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 1996/08/28
JAN 9784560071151

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/09/28

1番好きな作家の1人である須賀敦子さんなのに、翻訳を読むのは初めてで、そして改めてさらに好きになった。エッセイの時の個性は消しつつも、驚くほどに気持ちの良い文章の読み心地は、流石。殺人事件以上探偵小説未満の幻想的な物語も最高に好みな一冊。すごく好き。

Posted by ブクログ

2018/10/16

タブッキは本当にどんなに臭くて暑そうな場面を描いても、陰鬱で死が色濃く影を落とす場面を描いても、謎の透明感がある作家だな〜。話の筋は正直あんまりよくわかってないけど、それでも読んでいるとスッと風が小径を通っていくような感じがして心地よかった。長い休みにもう一回ゆっくりゆっくり読み...

タブッキは本当にどんなに臭くて暑そうな場面を描いても、陰鬱で死が色濃く影を落とす場面を描いても、謎の透明感がある作家だな〜。話の筋は正直あんまりよくわかってないけど、それでも読んでいるとスッと風が小径を通っていくような感じがして心地よかった。長い休みにもう一回ゆっくりゆっくり読みたい。

Posted by ブクログ

2018/06/23

まるで呼吸するかのような一文、一文の、なかで、呼吸を続けることとやめ(ざるをえなくな)ることについて、心が考える。考えた。港町が舞台なのは、其処そのものがさまざまな――もしかすると彼方や此方も含めた――場所への出入り口になるからかなと、ひとまず呼吸の終わった本を閉じて、考えたり、...

まるで呼吸するかのような一文、一文の、なかで、呼吸を続けることとやめ(ざるをえなくな)ることについて、心が考える。考えた。港町が舞台なのは、其処そのものがさまざまな――もしかすると彼方や此方も含めた――場所への出入り口になるからかなと、ひとまず呼吸の終わった本を閉じて、考えたり、した。

Posted by ブクログ

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