- 中古
- 書籍
- 書籍
生物から見た世界
定価 ¥2,970
2,475円 定価より495円(16%)おトク
獲得ポイント22P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新思索社 |
発売年月日 | 1995/08/25 |
JAN | 9784783502050 |
- 書籍
- 書籍
生物から見た世界
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
生物から見た世界
¥2,475
在庫なし
商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
ダニは樹上にいて動物の発する油脂分を感知して落下、 そこで体温を感知すれば血液を吸うため咬み付くが、 体温がなければ再び木に登る。 それではダニから見たら、世界は色も音もなく、 ただ油のにおいと温度だけなのではないか。 こんな思考実験から、絶対的な世界というものはなく、 (あ...
ダニは樹上にいて動物の発する油脂分を感知して落下、 そこで体温を感知すれば血液を吸うため咬み付くが、 体温がなければ再び木に登る。 それではダニから見たら、世界は色も音もなく、 ただ油のにおいと温度だけなのではないか。 こんな思考実験から、絶対的な世界というものはなく、 (あるかもしれないが、少なくとも人間が感知する世界とは異なる) それぞれの生物にとって相互作用の対象としての環境世界がある、 という新しい世界観を説く。 このような世界観のもとでは、適者生存的な進化論は誤りであり、 相互作用システム(何を知覚して、どう外界に作用するのか)が 生物の本質として存在して、それを実現するための合理的な形態が 発生する、というものになる。 よくこんなことを考えつくなあ、というのが最初の感想。 しかし柔軟な発想、多面的な思考は大いに学ぶところがある。
Posted by
それぞれ人にはものの見方というものがあるけれど、ダニのものの見方というのはこの本をよむまで気にもとめていなかった。 ダニは飯がないときは、18年間仮死状態で断食していられるのだという。驚いた。 現実という概念を考えなおそう、という気になる一冊。 岩波文庫版もあり。
Posted by