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番ねずみのヤカちゃん 世界傑作童話シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 福音館書店/ |
発売年月日 | 1992/05/31 |
JAN | 9784834010992 |
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番ねずみのヤカちゃん
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商品レビュー
4.1
55件のお客様レビュー
くもんで読んでと言われて読みきれずだったので借りて読んだ。私的には小学生向けだけど、次女普通に聞いて理解して楽しかったと言っていた。絵本の理解レベルと言うか選ぶ基準は定まらないけど、本人が読みたいと思うのなら難しそうでもとりあえず読んでみようと思う。
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リチャード・ウィルバーの詩人ならではの眼差しで描かれたのは、周りから突出してしまい目立ってしまうことで誤解されがちな、個性を持つ子どもの素晴らしさです。 ある人間の家の中で暮らす、おかあさんねずみと4匹の子ねずみたちであったが、子ねずみたちのうち、3匹はおとなしくて静かな...
リチャード・ウィルバーの詩人ならではの眼差しで描かれたのは、周りから突出してしまい目立ってしまうことで誤解されがちな、個性を持つ子どもの素晴らしさです。 ある人間の家の中で暮らす、おかあさんねずみと4匹の子ねずみたちであったが、子ねずみたちのうち、3匹はおとなしくて静かな子、でも、4匹目は『やかましやのヤカちゃん』と呼ばれていたという、「みにくいアヒルの子」のような設定ではあるものの、こちらはおかあさんが何とかして、それを直そうとする点に違いがあるのかもしれません。 ただ、こういう子いるなぁとしみじみ思える点には、本書の現実的な眼差しもあって、「静かにして」と言っても、言った側からつい大声を出してしまう子であったりとか、おそらく心では分かっていても、体が自然と反応してしまうのでしょうね。そんな面白さが本書にも繰り返し展開されて、家に住む人に気付かれたら駄目だと言っているのに、素直に見たもの感じたものに対して声が出てしまうものだから、おかあさんねずみも、他の子ねずみたちもハラハラしっぱなしで、どうしようと悩んでいます。 ただ、ここで本書の場合は、そうした子どもの個性を無理に直させようとするのではなく、寧ろ、そうした個性によって、その子だけの良いところが感じられるような展開にしている点に、どんな個性を持った子どもにも良いところはありますし、それぞれの個性には一長一短があって、それはおとなしくて静かな子どもも同様だと思い、大事なのは、そうした様々な面から、その子のことを知り、その子のことを認めてあげることなのだと思いました。 そしてそれは、本書の大社玲子さんの絵で描かれた、ヤカちゃんの服装にも表れており、他の3匹は同じような服装の中で、彼だけがボーダーの服を着ていることには、既に『僕は僕なんだ』という、ヤカちゃんの中で確立されている自分自身を持つことの大切さや素晴らしさを教えてくれた上に、それが誰かの役に立つのだから、どんな個性であろうと、単純に良いか悪いかなんて分からない、そんな子どもの持つ可能性の素晴らしさも実感させてくれます。 そう言った点から、やや時代を感じさせる描写も仕方ないかなとは思います。今では、こうした他の子とはっきり区別するような、あからさまな表現はどうかと思いますが。
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ねずみは人間に気付かれないように静かに暮らさなくてはいけないのに、ヤカちゃんの声は大きすぎる。ある日事件が起こり、ヤカちゃんのやかましい声が役に立つ。ロングセラーの楽しいお話。(光村 国語教科書2年紹介図書)
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