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暗黒神話(文庫版) 集英社C文庫
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暗黒神話(文庫版) 集英社C文庫

諸星大二郎(著者)

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暗黒神話(文庫版) 集英社C文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1996/11/15
JAN 9784086170901

暗黒神話(文庫版)

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商品レビュー

3.9

30件のお客様レビュー

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2025/04/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

★4.3 諸星大二郎「暗黒神話」 2回目 めちゃめちゃ面白かった! なんというかありとあらゆるネタを縦横無尽に組み合わせて展開していった感じ このような神話や伝説をネタにしたまんがというのは たぶんこの後に星野之宣『ヤマタイカ』があったりその後にさらにいろんなまんが家のいろんな作品があったりしてると思う 暗黒神話 1976年 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E9%BB%92%E7%A5%9E%E8%A9%B1 ヤマタイカ 1986年 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AB でも当時これぐらいのネタを盛り込んだまんがってあったのだろうか? そのぐらいの驚きとインパクトがあったんじゃないだろうか? 神話 伝説 暗黒神としてのスサノオとヤマトタケル 卑弥呼や邪馬台国のネタはあまり重要にはされていない 武の体に残された8か所の聖痕 それはヤマトタケルが各地を訪れたルートと呼応し さらにそれがオリオン座の星の配置とも呼応するなんて誰が考えただろうか? そして日本の神話からさらにインド哲学(ウパニシャッド哲学)へと広がり ブラフマンとアートマンの合一=宇宙と個がひとつに合わさるという 話しのスケール感がめちゃめちゃすごすぎる 梵我一如 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B5%E6%88%91%E4%B8%80%E5%A6%82 そして馬頭星雲 暗黒星雲としてのスサノオから「お前はどうしたいのだ? すでに宇宙の歯車の一部なのだ どうしたいのだ?」と問われた武は「僕は地球に帰りたい でもそうしたら地球が滅びてしまうのではないか?」という逡巡を迫られる いつの間にか戻ってきた地球は太陽が赤色巨星化した変わり果てた星となっている それはどこか『エヴァンゲリオン旧劇場版』ラストシーンの浜辺のイメージと似ている 56億7千万年後(?)の地球で「武は弥勒になったのかもしれない」という ちょっと投げっぱなしブレンバースター的なラストで終わるが それもまた物語の壮大なスケールを感じさせると言えまいか 星野之宣の場合『ヤマタイカ』があってその後の『宗方教授』シリーズがあるんだが これらは基本的にはミステリーとしてさまざまなな神話や民俗学的なネタの解釈を整合性をとって物語のラストに向けて持っていくような作りになっている それに対してこの作品は整合性とかよりも とにかく気宇壮大なスケール感 時間や空間やさまざまなものを飛び越えて作者のイマジネーションの奔流を自由気ままに存分に走らせて組み合わせてイメージを膨らませて というような作りになっているところが対照的 今だとこういうのってちょっと作りづらくてむしろあの頃だったからこそ このぐらい大風呂敷を広げまくるような作品が描けて それを読んだ読者が驚きつつも受け入れるような土壌があったのかもしれない ★5にはならないが★4は超えてくるな ★4.3とかそのぐらいかな 何にしてもとてもおもしろかった

Posted by ブクログ

2024/07/01

歴史のおもしろいところを抽出して繋げて、かつなんだか説得力をもたせて1つにする。その並外れた構成力と唯一無二な作画。矛盾や疑問が起きるかもしれないが正史はこれなんじゃないか?と思うほど惹き込まれる作品。

Posted by ブクログ

2024/04/17

縄文時代の蛇信仰からオリオン星座の神話、ヤマトタケルを中心とした神話を諸星大次郎の頭の中で、ごっちゃに煮込んだ感じの名作 物語には矛盾も納得できないものもあるが、それでも漫画だからこその面白さがある。

Posted by ブクログ