変な地図 の商品レビュー
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変なシリーズの中で一番腑に落ちる内容だった。 動画でもレギュラー出演の栗原さんに焦点を当てた今作。 過去を辿ることで、今の彼の在り方も理解できるようなストーリー。 少しの怖さを含んだ展開にページを捲る手が止まらなかった。
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面白かった〜!雨穴さんのやつ全部読んでるし、全部好きだけど個人的には1番好き! 栗原さんの人格形成、なんであの性格になったのか、が知れてよかった。パパが良い人だと思う。栗原さんにいい家族がいてよかった。 動画だとガタイのいいおじさんイメージしてたけど、気難しそうな細身な男性って言...
面白かった〜!雨穴さんのやつ全部読んでるし、全部好きだけど個人的には1番好き! 栗原さんの人格形成、なんであの性格になったのか、が知れてよかった。パパが良い人だと思う。栗原さんにいい家族がいてよかった。 動画だとガタイのいいおじさんイメージしてたけど、気難しそうな細身な男性って言うイメージに更新された。
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待望の新作。 雨穴さんの作品って一見ホラーなんだけど、結局 “人間の怖さ” にゾクっとさせられてクセになるよね。 今回は、クセ強めの栗原さんの過去の物語。 読んでると推理力が試されて引き込まれていく感じが最高。 これも映画化してほしい。
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とても読みやすくて、1日で読み終わった! 他の作品と同じでえ!っと驚かされる部分もあり、栗原さんが淡々と推理していくのもテンポが良くて良かった。
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面白かった。読み進める中で、もしかして…と推理が的中した喜びも束の間で、それもー!?とさらに上をいかれる感覚が悪くない、むしろ心地よくて。でも最後は真実だけではなく人の心の奥に触れて終わるあたりが、上手に現実社会に戻っていて納得の結末の迎え方で満足した。面白かったー。
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面白すぎる。 栗原さんと同じ年齢で誕生月も近いの驚き。同い年だとある種の親近感を持って読んでしまった。 変な家、変な家2、は現代の出来事。都会で生活している自分たちと壁一枚隔てた隣で起きているかもしれない身近な恐怖があった。 変な絵は、それに心理学的な要素が加わり、一人の女性の人生を懸けた壮大なわがままが周囲の人を不幸にしてた。 変な地図は、戦争や男尊女卑など歴史的背景を土台に、孤立した集落に根付いた風習の要素が加わって、少し遠い場所で起きている出来事って感じがあった。 身近な恐怖というよりは対岸の火事という感じ。 栗原さんの行動力や推理力が凄すぎて、リアル感は薄くなってきている気がする。 それでも「雨穴さんの作品」という世界観はしっかりと完成されていた。 これまでのシリーズに比べて挿絵が多く、読者を置いていかない配慮があり、とても楽しく、飽きずに読めた。 本の中でも分厚い方に入るページ数なのに、一気読みできたのは、やはり最初から最後までずっと面白かったからだと思う。 1つの謎を解決するために、ピースを集めていたはずなのに、どんどん謎が増えていく。そして最後にはそれら全てをしっかり回収する展開はあっぱれすぎる。
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2025年11月2日読了。 雨穴さん期待の新作。 主人公はシリーズお馴染みの栗原さんということで楽しみにしていた方も多そう。全体的に面白かったのだが、ちょっと絵が多すぎてここまで親切にする必要はあったのかなと少し思いました。 逆にいうと普段活字に触れない人でもサクサク読み進め...
2025年11月2日読了。 雨穴さん期待の新作。 主人公はシリーズお馴染みの栗原さんということで楽しみにしていた方も多そう。全体的に面白かったのだが、ちょっと絵が多すぎてここまで親切にする必要はあったのかなと少し思いました。 逆にいうと普段活字に触れない人でもサクサク読み進められるので、読書を趣味にする良いファーストステップになりそう
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面白かったです。 因習村要素もありつつ、雨穴さんの変なシリーズにふさわしく違和感を感じるような地図なども好奇心をそそるものでした。 イラストも多く非常に読みやすかったです。
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雨穴さんが新しい本を出すと聞いてから、ずっと楽しみにしていました。最後のあとがきを読んで、どこまでがフィクションでノンフィクションなのか、全く分からなくなりました。R県と出てくるけど、都道府県の頭文字にRは無いし、地図まで出しちゃったらSNSが発達した現代では特定されるだろうし、...
雨穴さんが新しい本を出すと聞いてから、ずっと楽しみにしていました。最後のあとがきを読んで、どこまでがフィクションでノンフィクションなのか、全く分からなくなりました。R県と出てくるけど、都道府県の頭文字にRは無いし、地図まで出しちゃったらSNSが発達した現代では特定されるだろうし、まあでもまあフィクションだから、と読み進めましたが、最後のあとがきで登場人物の現在について言及されており、本当にあった話なのか?と思うほどでした。そこまで信じ込んだ要因としては、挿絵ならぬ挿入図の存在です。ミステリーものでトリックを考えるにあたって、探偵役だけがスラスラと真相に近づくのでは面白くありません。そこで、雨穴さんの作品はどれも写真だったり絵や図が読者にも提示され、いっしょに考えているかのようなスピードで話が進むのです。だからこそ、没入感があり途中で読む手が止まらなくなるのだと思います。その情報のピースの出す量や順番が自然で、無理に真相に近づけようとしているのではないところもスッキリしています。紙や物的情報のほかに、地元の人の話などから読者も情報を集め、推理役の栗原さんが「わかった」と言うときには必要条件が全て読者にも提示されていることを意味します。私はそこまでに分かったことはないのですが、ああそう繋がるんだ、と毎回納得する推理です。実は本作の「変な地図」の予告動画をYouTubeで昨夜、寝る前に見ました。未知のものや妖怪に怯えながら眠りにつきました。そんな気持ちになったので、本作を読むのは絶対に午前中がいい!と思っていたからです。読み終わった後には、その恐怖は消えていました。分からないものに対しては、勝手に想像を膨らませ、大きな恐怖を持ちますが、内容が分かると納得に変わり、説明ができる「掌握したもの」に変わるので恐怖心がなくなるのではないかと思います。そのくらい、今作を読めば予告動画の伏線も謎もスッキリするということです。過去作のような宗教絡みではなく、孤立した結束集落の男尊女卑というテーマを感じ個人的には好きでした。
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