災疫の季節 の商品レビュー
コロナ禍の病院を舞台に。 カルトと各職業の倫理観や使命。 救いがない。祈りもない。 学ぶこと? それで片付けたらさらに虚しい。
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コロナ禍真っ最中の時代。 あの深刻さ、様々な論争、等も、不謹慎ながらも今読むと何か滑稽な感、 あの頃、明確な知識がなく、 テレビの情報に踊らされておりました・・・・
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2022年9月~2023年6月に連載されていたそうで、バッチリコロナ禍中のお話でした。登場人物は中山七里ワールドで繋がっているものの、これだけで読んで大丈夫。週刊春潮の副編集長、志賀倫成目線で話が進みます。反ワクチン路線の記事を書き、部数が伸びているけれど、はたしてそれが正しいの...
2022年9月~2023年6月に連載されていたそうで、バッチリコロナ禍中のお話でした。登場人物は中山七里ワールドで繋がっているものの、これだけで読んで大丈夫。週刊春潮の副編集長、志賀倫成目線で話が進みます。反ワクチン路線の記事を書き、部数が伸びているけれど、はたしてそれが正しいのか足元が揺らぐ志賀、高校からの悪友で医師の伊達にも反ワクチンの記事で何人の人間が未接種故に罹患して死に至ると思ってるのかと言われたりしますが、売れているため報道の流れは変えられず…。 そんな中、反ワクチン団体(カルト宗教っぽい動きあり)が伊達の病院に押しかけ、騒動中に殺人事件が起こります。 ワクチンの有効性をまともに訴えることが世論に受けいれられない感じありましたよね。接種死亡数は罹患死亡数に比べて圧倒的に少ないのに。マスコミが偏向的に報道するのは、世論を反映しているのか?偏向して煽るから世論がそっちを向くのか? 全体的に暗い雰囲気や大人の嫌な計算高さなどありますが、読みたがれば小学生でも。基本は高校くらいから。
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「夜がどれほど暗くても」主人公の雑誌記者志賀倫成が放り込まれるコロナ禍の混乱。 自ら感染の危険に曝されながら、増え続ける入院患者に絶望しつつ治療に尽力する医療関係者と、デマに洗脳され医療現場を襲撃するカルト集団。 反ワクチンを掲げるカルト団体の代表者が、病院襲撃時に薬剤を注射...
「夜がどれほど暗くても」主人公の雑誌記者志賀倫成が放り込まれるコロナ禍の混乱。 自ら感染の危険に曝されながら、増え続ける入院患者に絶望しつつ治療に尽力する医療関係者と、デマに洗脳され医療現場を襲撃するカルト集団。 反ワクチンを掲げるカルト団体の代表者が、病院襲撃時に薬剤を注射されて死亡する。 今となっては記憶も定かでないが、デルタ株が蔓延しつつあった当時は感染者、犠牲者が増え続け、ワクチンや治療薬にも手が届かず、社会全体が大きく混乱していた時期で、そうでなければ本書の舞台とはなり得なかった。 連載終了から出版まで2年の間が空いているのには何か理由があるのだろうか。 デルタ株全盛の当時とはコロナ自体、ワクチン、治療薬についての知見が大きく異ってきたのは、本書を読んでも感じられる。 迂闊にも気づかなかったが、静おばあちゃんと同じ世界線だった。
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コロナ禍にあったかもしれない。 現実に全く同じとは言わなくとも近いものがあったのではないかと思われる。 現に反ワクはいまだにコロナ関連でなくとも存在する。 ミステリーと呼ぶには物足りないが、いかんせんコロナによって生活が変わったのがまだ数年前なこともあって非常にリアリティがありサクサク読めた。 とても面白かったわけでもつまらなかった訳でもないが、自分の行動が正しかったのか振り返ること、学ぶことに意味があるという締めくくりにはなるほどなと思いました。
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マスコミと医療と警察。 コロナ禍で起きた殺人事件。 それぞれの立場からの考え方は間違ってないように思いますね。 ラストの中の言葉[学ぶことだ] 考えさせられますね。
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コロナ禍におけるマスコミ報道と医療現場の苦悩をミステリー仕立てにした作品。 読みやすく、納得できる面も多くあったのだが、いかんせんもはや過去の話。時の経つのは早いもので、出版時期が遅かったと言わざるを得ない。
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コロナにずばり焦点を当てた物語、なかなか事件が始まらないと思っていたら単純な殺人事件、あらかた犯人の目算はついてしまった、スターが登場せず馴染みだったのは葛城刑事ぐらいで高遠寺静香の誤判決のスピーソード織り混ぜながら人は間違う事を述べている、それとあいも変わらずマスゴミの国民に対する誤誘導を問題としている、近代で起こしてきた戦争を国民に焚き付けてきたのはマスゴミであり、裏も取らないで嘘を垂れ流すマスゴミ(そこには今やSNSも入る)は害悪でしかない。
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あぁ、そうだったと思えるようになってよかった。どうなるのだろうと先が読めない不安は、何とも落ち着かないもんだ。次のどう活かせるかなんだろうな。
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SL 2025.9.22-2025.9.23 コロナ禍で、反ワクチンの活動家が病院を襲撃した際に何者かに殺される。 マスコミは無責任に反ワクチンを煽ったり、いつの間にか180度ひっくり返ったり。ネットの不確かな情報に踊らされて、根拠のあやふやなことでも真実と思い込み、それがさも自...
SL 2025.9.22-2025.9.23 コロナ禍で、反ワクチンの活動家が病院を襲撃した際に何者かに殺される。 マスコミは無責任に反ワクチンを煽ったり、いつの間にか180度ひっくり返ったり。ネットの不確かな情報に踊らされて、根拠のあやふやなことでも真実と思い込み、それがさも自分の頭で考えた正義だと思い込んで反対意見を徹底的に攻撃したり。多少大袈裟だとしても現実にありそうな社会を描き出す。読んでいて己を省みるというよりあまりにありそうな話でうんざりする。 ミステリとしては弱いけど。中山七里の作品なら誰が犯人かはすぐわかる。
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