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ドゥリトル先生のブックカフェ の商品レビュー

3.8

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2025/10/11

読みやすくて、あっという間に読めました。 この中に出てくる本を読みたくなり、実際に図書館に借りに行きました。

Posted byブクログ

2025/10/10

こんなカフェがあったら…と本好きなら行きたくなるブックカフェ。 カフェが悩んで迷って何かを探して求めている登場人物達のサンクチュアリになっていて羨ましい。 お互いを認め合うやり取りに価値観を主張するより理解をと思わせてくれました。

Posted byブクログ

2025/10/06

早速、ドリトル先生シリーズも長くつ下のピッピも、ふたりはともだちも、読みたくなった。翻訳版も、英語版も。 しかし…“佐藤さん”は、心が広すぎるというか、なんというか。 確かにこっそり後をつけて、身分を隠してカフェの常連になって…というのは褒められた行為ではなかったかもしれないけ...

早速、ドリトル先生シリーズも長くつ下のピッピも、ふたりはともだちも、読みたくなった。翻訳版も、英語版も。 しかし…“佐藤さん”は、心が広すぎるというか、なんというか。 確かにこっそり後をつけて、身分を隠してカフェの常連になって…というのは褒められた行為ではなかったかもしれないけれど、歌奈の方にも秘密はあったわけで。 結末にもやっとしたままこの感想を書き始め、「なんだかなー」と思っているうちに、もしやこれって、男女の脳とか思考の特性によるものか?!などと考えたりもしたけど、やっぱり、“佐藤さん”と、歌奈と、ドリトル先生も含めて、私にとっては、なんだかなーの結末なのです。 あ、でも、トータルでは読みやすくて面白かった。私自身は、聞かれない限り本を人に勧めるのは得意ではなく、勧められるのもちょっと苦手かもと思うけれど、最近はこれまで自分で読んでこなかったジャンルも読んでみたいかもと思うようになったので、ドリトル先生のような人に出会ってみたいと思う。

Posted byブクログ

2025/10/01

金曜日、妻は仕事に行っていたと思っていたのに、ひょんな事から仕事には行っていないことが判明するところから物語は始まる。 終始、穏やかに話は進んでいく。 心に響いた言葉は、ドゥリトル先生の友達のヘンリーが自分の居場所を求めて日本にやってきたが、やっぱり日本でも居場所を作れない時に発...

金曜日、妻は仕事に行っていたと思っていたのに、ひょんな事から仕事には行っていないことが判明するところから物語は始まる。 終始、穏やかに話は進んでいく。 心に響いた言葉は、ドゥリトル先生の友達のヘンリーが自分の居場所を求めて日本にやってきたが、やっぱり日本でも居場所を作れない時に発したドゥリトル先生の言葉。「どこに行っても自分の場所じゃないと感じてしまう。でも問題は外ではなく、自分の中にある」「自分と向き合って、認めて、受け入れたとき、初めて自信は生まれる」「自信を持てば、恐れはなくなり、価値観の違う相手とだって友達になれる。そしてそこが自分の居場所になる。居場所は自分で作るもの」「皆と違っても、仲間はずれにされても、気にすることはない」ということ。 静かに心にしっくりときた。

Posted byブクログ

2025/10/01

読み出したら先が気になりテンポよく読みやすい。謎解きする主人公の不安と興味が伝わってきて、行動が面白かったです。登場人物が自身を見つめなおすにはピッタリのブックカフェでした。

Posted byブクログ

2025/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公・道也は、ある日妻の歌奈が仕事に行っていないことに気づき、尾行するところから話がスタートする。歌奈が向かった先はブックカフェと判明し、道也も佐藤という偽名を使いながら、ブックカフェに通い始める。 始めは店内の偵察で道也も通い始めたが、コーヒーやスコーンの美味しさや、居心地の良さに、だんだんとブックカフェの常連客になっていく。 ブックカフェには不登校の小学生や、定年退職した男性、憧れの日本で暮らす外国人など様々なお客さんが来店するが、悩んでいるお客さんへ本を処方してあげる店主のドゥリトル先生。先生の人柄が温かくとても居心地の良いブックカフェである。 しかしある日、歌奈と道也がブックカフェではちあってしまい、ついにお互いの想いを打ち明ける。その後は夫婦の形について考えさせられる展開となった。 ドゥリトル先生が、最後に歌奈のことが好きだった?的なカミングアウトが出てきて、せっかくの話の世界観が壊れるようで少し残念な気もした。 でもスコーンやフラットホワイトが美味しそうで、実際にこんなカフェがあったらいいなーと思いながら読了。

Posted byブクログ

2025/09/23

すんなりと読めた、多分相性が良かったのかな。登場人物も少なく、場所も限られた数カ所だったのでイメージしやすいストーリー。最後はハッピーエンド?多様性?

Posted byブクログ

2025/09/21

読みやすくて、2時間弱で一気に読んでしまった。こんなのは久し振り。 いつもの日常から、急に物語が動き出す感じが、主人公と一緒にドキドキしながらすんなりお話に入り込んでしまった。傍から観てる感じじゃなくて、主人公と同じ目線で読み進めていく感覚だったのは、最後まで主人公だけは本当の...

読みやすくて、2時間弱で一気に読んでしまった。こんなのは久し振り。 いつもの日常から、急に物語が動き出す感じが、主人公と一緒にドキドキしながらすんなりお話に入り込んでしまった。傍から観てる感じじゃなくて、主人公と同じ目線で読み進めていく感覚だったのは、最後まで主人公だけは本当の名前が出てこないからっていうのもあるのかな。主人公の感じ方も、飾らなくて、押し付けがましい優しさとかもなくて、でもパートナーや出会う人への、迷いながらも感じたらパッと動く感じ、とても好感を持った。 優しい物語だけど、作者さんの、日本の社会への問題意識も端々に感じて、そこも共感した。 最後の展開も、よくある綺麗な感じじゃなくて、意外で。でも本当に個として大事にし合えばこうなるのかな、と納得。ベタベタしてない風通しのいい人間関係が気持ち良かった。この方の他のお話も読みたい。 そしてこのブックカフェが魅力的すぎる。 B&Yのホカホカのスコーンに、クロデットクリームたっぷりつけてほおばりたくなっちゃったよ〜!お腹すいた!

Posted byブクログ

2025/09/21

カフェに行ってスコーンを食べたくなるお話。 金曜日に仕事に行かず、夫に秘密で出かける妻を尾行して行き着いたブックカフェ。そこでは英語の絵本を通じてお客さんのいろんな悩みに気づきを与えていた。日々小さなドラマが起こり、心に沁みる物語がある。 カフェで美味しいコーヒーや紅茶と香ばし...

カフェに行ってスコーンを食べたくなるお話。 金曜日に仕事に行かず、夫に秘密で出かける妻を尾行して行き着いたブックカフェ。そこでは英語の絵本を通じてお客さんのいろんな悩みに気づきを与えていた。日々小さなドラマが起こり、心に沁みる物語がある。 カフェで美味しいコーヒーや紅茶と香ばしいスコーンでゆったりと各々が自由な時間を過ごしている感じもすき。 様々なお客さんの物語が挟まりつつも、主軸はお互いに秘密をかかえた主人公夫婦がどうなるのか、、 いろんな夫婦像があって結末もなんだか納得した。

Posted byブクログ

2025/09/17

日常生活を送っているなかで、ルーチンに流されるとあっという間に時間が過ぎてしまう。週一回程度は非日常を取り込んで、心身ともにリフレッシュしたいというのは現代人にとって共通する想いなのではないか。 ドゥリトル先生のブックカフェとは、その名の通り動物と話せるドゥリトル先生のような店...

日常生活を送っているなかで、ルーチンに流されるとあっという間に時間が過ぎてしまう。週一回程度は非日常を取り込んで、心身ともにリフレッシュしたいというのは現代人にとって共通する想いなのではないか。 ドゥリトル先生のブックカフェとは、その名の通り動物と話せるドゥリトル先生のような店主が経営する、とても落ち着く雰囲気のカフェであり、そこには多数の外国語の絵本がある。『ちいさいおうち』や『長くつ下のピッピ』など、懐かしのタイトルが出てきてほっこりしながら物語は進んでいく。 主人公と妻の関係性の変化や、ブックカフェを利用する客たちの事情などがエピソードとして徐々に深堀りされていく構成であるが、何しろカフェに登場するココアやスコーンが美味しそうで、こんな行きつけを見つけたいと思ってしまう。

Posted byブクログ