問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい の商品レビュー
私の子供も中学受験しました。 この小説もそうですが、中学受験は高校受験や大学受験と違い、子供一人で取組むのでなく、家族皆が支え、家族が一体となるイベントだと感じました。 十和の家庭も野口の家庭も、中学受験を通じて一つとなり、家族の幸せの形作っていったのでしょう。 いろんな家庭があ...
私の子供も中学受験しました。 この小説もそうですが、中学受験は高校受験や大学受験と違い、子供一人で取組むのでなく、家族皆が支え、家族が一体となるイベントだと感じました。 十和の家庭も野口の家庭も、中学受験を通じて一つとなり、家族の幸せの形作っていったのでしょう。 いろんな家庭があるけれど、目標に向け思いを同じくし、共に前に進むことが、幸せにつながっていくと感じました。 良い小説ですね。
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『問題。以下の文章を読んで家族の幸せの形を答えなさい。』 息子が「中学受験をしたい」と言い出したのをきっかけに友人から勧められて手に取った本。 自分の子ども時代には経験しなかった「中学受験」という世界を、この本で初めて全体像として知った。 塾に通わせれば親の出番はないと思ってい...
『問題。以下の文章を読んで家族の幸せの形を答えなさい。』 息子が「中学受験をしたい」と言い出したのをきっかけに友人から勧められて手に取った本。 自分の子ども時代には経験しなかった「中学受験」という世界を、この本で初めて全体像として知った。 塾に通わせれば親の出番はないと思っていたけど、そうじゃない。 「なぜ皆が必死になるのか」も少し理解できた。 まだ自分を決めきれない年齢に、全力で努力する経験は価値がある。 父親のセリフが、読み終えてからじわじわと響いてくる一冊。
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私は中学受験を経験してないため、わかりかねますが、受験は受験する子だけではなく、親も頑張っているのだなと感じた本でした。 よく中学受験は親のエゴだと言われますが、その一面もありつつ、ただ親としては子供が良い未来を切り開いて欲しいという子供への思い・愛情の部分もあるのかなと、ただそ...
私は中学受験を経験してないため、わかりかねますが、受験は受験する子だけではなく、親も頑張っているのだなと感じた本でした。 よく中学受験は親のエゴだと言われますが、その一面もありつつ、ただ親としては子供が良い未来を切り開いて欲しいという子供への思い・愛情の部分もあるのかなと、ただそれが過剰になりすぎる部分もあるのかな(筆者23のガキの分際ですみません) 私も高校受験の時、父親に模試の得意分野苦手分野もまとめてもらったことがありました。それは私から言ったのではなく父親が自主的に始めてくれました。父親は私が頑張っている姿を見て手伝ってくれたのかなと勝手に思っています。大学受験では母親が送り迎えをしてくれたり、お弁当作ってくれたりと手伝ってくれました。あの時は受験に対して必死で親への感謝などあまりできていませんが、時が経ち、今思うとすごいことだなと。自分の事ではないのに自分の時間を削って手伝ってくれて。とても感謝しています。 私の自語りはこの辺で、そういった体験もあり、私としては受験は受験生の頑張りとそれを支えてくれる周りの人々の関係が大事なのかなと感じています。その事をこの本で感じました。 いずれ子供ができ、受験するとなった時寄り添えるようなそんな大人になりたいなと思った次第でした。
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今、中受の真っ只中で、母ちゃんだから沁みるよ。 だから、星4だ。 そんな簡単なもんじゃねー。 子供のポテンシャルあるぞ。 夜は9時にはうちの子寝ちゃうぞ。 あさ、それでも眠たいぞ。 母ちゃんも眠たいぞ。 問題難しくて、教えられないぞ。 じゃ‼️
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一気読みした。舞台は吉祥寺ということもあり、中学受験を題材にしたストーリーと全てが自分にとって想像しやすい内容で感情移入した。私には足りなかっただろうものも見えた気がする。詰めの甘さ、自分の中の甘え、何かを成し遂げるための覚悟と必死さ、子供たちだけが原因じゃなかったのだろうと我が...
一気読みした。舞台は吉祥寺ということもあり、中学受験を題材にしたストーリーと全てが自分にとって想像しやすい内容で感情移入した。私には足りなかっただろうものも見えた気がする。詰めの甘さ、自分の中の甘え、何かを成し遂げるための覚悟と必死さ、子供たちだけが原因じゃなかったのだろうと我が身を振り返った。もう二度とやり直せない人生の後悔と痛みとともに、私が今後死ぬまで持ち続ける傷なのだろう。親になる覚悟、何か成し遂げる覚悟、主人公の父親や母親を自分自身と重ねて押し寄せる後悔。いつか私にも振り返って笑える日が来るのだろうか。10年位経つのに今でも疼く傷。一瞬でも夢を見させてもらったから、それでよしと思える日々のために私自身がせめて、同じ過ちを繰り返さないよう、二度と同じ後悔をしないようにブレずに生きていきたい。
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最近読んだ一冊の中で、最も「読んでよかった」と感じた作品だった。 ( AIと対話をしながら、自分の感想を整えてみました) 小学生が挑む中学受験という題材を、こんなにも豊かな物語として描くのかと、深く感動した。受験は子どもの挑戦であると同時に、家族全体の挑戦でもあるとはよく言われ...
最近読んだ一冊の中で、最も「読んでよかった」と感じた作品だった。 ( AIと対話をしながら、自分の感想を整えてみました) 小学生が挑む中学受験という題材を、こんなにも豊かな物語として描くのかと、深く感動した。受験は子どもの挑戦であると同時に、家族全体の挑戦でもあるとはよく言われるが、現実はその想像をはるかに超えて壮絶なのだろうと感じさせられる。 子どもという時代ならではの友情や、自分でもうまく言葉にできない不安定な感情の揺れに、登場人物たちは何度も後悔し、葛藤する。その姿に、昔の自分や、今の自分の子どもを重ねてしまう場面が多々あった。 「窓に映る自分を見ている」ことに気づいていた大人の存在には、思わず胸が熱くなった。自分も、そんなふうに子どもを見守れる大人でありたいと思う。子どもに関わる大人たちの思いが、それぞれの形で報われていく展開には、静かな希望が宿っていた。子どもが何かに打ち込む姿は、それだけで尊い。願わくば、その努力が形となって報われてほしいと、自然に祈ってしまう。 結果の如何にかかわらず、家族の形が変化していく過程には、思わず涙がこぼれた。 『店長がバカすぎて』の山本店長が登場する場面もあり、後半に向けての展開はまるで同作品のように加速していく。ドタバタしながらも笑いを誘い、最後には明るく感動的なラストへと着地する。さすが早見和真さんだと唸らされた。
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娘の受験勉強に一緒に取り組んだ経験を思い出して、気持ちがギュッとなりました。店長や谷原さんが出てきて嬉しかったです。
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早見和真作品は、わざと読者の心の振り幅を大きくしようとしているのか、前半と後半で全く印象が異なる作品が多いように思う。 『アルプス席の母』でも同様の感想を抱いた。 今回の作品の前半は、どうにも腹立たしかった。 どんな家庭に生まれるか、具体的に言えば、どれだけお金に余裕がある家に生...
早見和真作品は、わざと読者の心の振り幅を大きくしようとしているのか、前半と後半で全く印象が異なる作品が多いように思う。 『アルプス席の母』でも同様の感想を抱いた。 今回の作品の前半は、どうにも腹立たしかった。 どんな家庭に生まれるか、具体的に言えば、どれだけお金に余裕がある家に生まれるかで、人生の難易度が決められてしまうということが、アリアリと描かれているように感じた。 そのままの嫌な感じが続くのかと思うと後半には…。 腹立たしい前半部が最後まで続いたのであれば、星は一つだけだっただろうが、そうでなかったということは察してほしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中学受験のお話、とても面白かった!! 目標が決まってからただひたすら目標に向かってブレずに頑張る十和ちゃんがかっこよかったし、家族もそれぞれの形で応援していて素敵だった。 お父さんは、娘に大阪に行ってほしくないのに、2人での勉強会が終わってから、その日間違えた問題を中心に夜な夜な的確な問題集を作ったり、受験に向かう作戦など中学受験をサポートする力が素敵すぎます。
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題名の通り、家族の幸せの形は何か考えさせられた。 十和が最後に出した答えはすごく納得した。 自分ならどういう答えになるだろう。そんなことを考えていると、親孝行であったり、これからできる家族を大事にしようと思った。
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