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問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい の商品レビュー

4.2

255件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2025/09/12

互恵性だけでは人々の協力関係は生まれない。 つまり「情けは人の為ならず」の原理だけでは、親切な行動を惹起するには不十分。 では何が必要でしょうか。 意外なことに、答えは「集団間の競争」 ある日、交通事故が発生。 運転していた父親は即死。 同乗していた男の子は頭を強打し、意識不明...

互恵性だけでは人々の協力関係は生まれない。 つまり「情けは人の為ならず」の原理だけでは、親切な行動を惹起するには不十分。 では何が必要でしょうか。 意外なことに、答えは「集団間の競争」 ある日、交通事故が発生。 運転していた父親は即死。 同乗していた男の子は頭を強打し、意識不明の重体。 男の子はすぐに病院に運ばれ、担当医の判断で、すぐに脳切開手術をすることになった。 幸い、その病院には脳外科医として世界的にも著名な医者がおり、その医者が執刀することに。 しかし手術室で患者を見てその医者は言った。 「・・・私の息子だ。私には手術できない。」 家族についても色々バイアスがあるよってことはわかるが。

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2025/09/12

小学4年生から塾に通うもののなかなか中学受験に前向きになれない十和(とわ)が、家族や友人との関係性の中で受験というテーマを中心に考え成長する物語りだったと思います。緻密に構成されているように感じ、また、大人になろうとする小学生の様子が見事に描かれていると感じました。後半にも面白い...

小学4年生から塾に通うもののなかなか中学受験に前向きになれない十和(とわ)が、家族や友人との関係性の中で受験というテーマを中心に考え成長する物語りだったと思います。緻密に構成されているように感じ、また、大人になろうとする小学生の様子が見事に描かれていると感じました。後半にも面白い展開はあったものの、私としてはストーリーのピークが中盤の時点で終わってしまったように感じてしまい勿体無いという印象もありました。星4つの評価としました。

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2025/09/11

中学受験を控える小6の十和が、最初は全くやる気がなかったのに色々な要因で目標が出来て受験勉強に奮闘するお話。 思春期に既に突入している十和と父親の関係、現実世界にもありそうだなーて思った!でもこのお父さん、人間出来すぎってくらいの人格者だなと思った。もうね家族への愛がこれでもかと...

中学受験を控える小6の十和が、最初は全くやる気がなかったのに色々な要因で目標が出来て受験勉強に奮闘するお話。 思春期に既に突入している十和と父親の関係、現実世界にもありそうだなーて思った!でもこのお父さん、人間出来すぎってくらいの人格者だなと思った。もうね家族への愛がこれでもかと言う程伝わってくる。それを鬱陶しいと思ってしまうのが思春期特有の感情なんだろうけど、その真摯な思いって時間が掛かっても最後には絶対に伝わるんだなって思った。 余計なことは一切言わないお母さん、可愛らしい妹の花奈、登場人物がみんな愛おしかった。 最後の100ページ位は私まで緊張感を覚えながら、一気に読んでしまった! 「家族の幸せは人それぞれだけれど、その輪の中にいて、安心だ、やわらかいな、幸せだなって思えること」 「これからイヤになるほどいろいろなことがある。だから物語はおもしろいの。楽しくなるのはこれからだよ」 すごくよく出来た小説。拍手!

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2025/09/10

中学受験に臨む小6の女の子。 家族は自ずと巻き込まれていく。 6年生ともなれば家族とはちょっと距離を置きたい頃。 そんな家族関係が微妙。 後半、受験に向けてスパート。 家族の幸せの形は何だったのか、自然に答えが出たかな。

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2025/09/10

素敵なお父さんだなと思って読んだ。 家族の話、受験の話どちらをとっても面白かった。 最初は不穏な感じがあった子供達もみんな幸せな形の結末でよかった!!

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2025/09/08

THE ハートフル作品! 中学受験を通じて家族みんなが家族の形を考える、再確認する、とても素敵な物語でした。 自分の受験のときはどうだったかな、当時は憎く感じてしまった両親へ、感謝を自分の中でも再確認できました!

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2025/09/05

家族のことで悩んでいる人や、人間関係で悩んでいる人にとって、何らかのきっかけになるかもしれない本だと感じた。それぞれの登場人物が、それぞれに本気。本気になる大切さを感じ、前向きになれるような本。。

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2025/09/05

インパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。 国語の問題文のような副題なので学生の話なのだろうと思っていたら、中学受験がテーマで主要人物たちは小学生とその親だった。 でも、十和を含めた小学生たち、大人びてはないか? 思春期突入のモヤモヤ、イライラしている感じはまだわかるが、考え...

インパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。 国語の問題文のような副題なので学生の話なのだろうと思っていたら、中学受験がテーマで主要人物たちは小学生とその親だった。 でも、十和を含めた小学生たち、大人びてはないか? 思春期突入のモヤモヤ、イライラしている感じはまだわかるが、考え方がもっと上の世代の気がする。 中学受験をするような今の小学生は、こんな感じなのだろうか。 『アルプス席の母』は完全に母親目線で読んでいたが、十和の母はちょっと掴みあぐねたので、誰にも感情移入はできず。 ただ、十和が目標をもって突き進み始めてからは、一緒に没頭するように読めた。 受験や発表の時の十和の心境は、自分も少なからず味わったことのあるものだから同じようにドキドキした。 そして、十和がこんなにもモヤモヤ、イライラした理由が明かされる。 ああ、家族の形ってそれぞれだよね。

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2025/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすがに早見先生に失礼だ、バカ、と言われるのを承知で書く。 そこがメインでは無いことはわかっていても、私はやっぱり宮原さんが、大西先生が、そして店長が、好きすぎる。

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2025/09/03

オーディブルで。主人公は中学受験の塾に通っているけれど、受験に本気になれない女の子。申し分ないように思える両親だけれど、主人公には屈託があって、また、塾の友人との関係も、危うい。それで、受験のモチベーションも上がらない。が、夏休み直前、母方の祖母の家に行ったことから、行きたい学校...

オーディブルで。主人公は中学受験の塾に通っているけれど、受験に本気になれない女の子。申し分ないように思える両親だけれど、主人公には屈託があって、また、塾の友人との関係も、危うい。それで、受験のモチベーションも上がらない。が、夏休み直前、母方の祖母の家に行ったことから、行きたい学校が決まる。ただ、合格したら、家族と離れて住むことになる。その受験へ向けての、父と娘の二人三脚。 友達のパパ活疑惑だったり、主人公が時々メールしている年上の「あの人」は誰なのか、という謎をはらみながら、初めて自分の人生と向き合う小学生のみずみずしさが描かれている。「ここへ行きたい」っていう、受験校決定の感じ、覚えがあるわーと思いながら読んだ。ああいうのって理屈じゃないというか、恋みたいに、それで頭がいっぱいになってしまうんだよな。まあ、思い込みだったり、勘違いだったりってことに、あとで気づくのだけど。最後に「あの人」が誰かということと、家族の秘密が明かされる。家族の幸せの形って、それぞれだよな、という話。

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