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いえ の商品レビュー

4.1

40件のお客様レビュー

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2025/11/19

三上傑の大学生の妹、若緒は、傑の友人であり若緒の恋人城山大河が、ドライブデート中に事故を起こし、それによって後遺症で、若緒は左足を引きずるよう。大河は三上家とに家族ぐるみの付き合いだったが、事故を境に夫婦喧嘩(一方的に妻に怒られる父)、大河のとの別れ、傑はパートさんや友人とギクシ...

三上傑の大学生の妹、若緒は、傑の友人であり若緒の恋人城山大河が、ドライブデート中に事故を起こし、それによって後遺症で、若緒は左足を引きずるよう。大河は三上家とに家族ぐるみの付き合いだったが、事故を境に夫婦喧嘩(一方的に妻に怒られる父)、大河のとの別れ、傑はパートさんや友人とギクシャクしていく 凄くよくある人間関係ほど辛く解決し辛い、そんな日々を思い悩む傑‥ 一つのきっかけが、巧妙を指す。そして傑、三上家は? 前作「まち」で登場の江藤くんの消防士への夢の行方も伝えてくれます。 ホッコリもしてくれるシリーズ、是非お読みの下さい

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2025/11/06

荒川青春シリーズの3作目。だから、知っている人が主人公の周りにいた。「まち」で東京で淡々と働く江藤くんのその後がわかる。  主人公は妹が一番の友人と付き合ってケガをしてしまってから、いろいろとモヤモヤ考えている。妹は淡々と自分の今を受け入れていく。家族が妹のことでギクシャクしてい...

荒川青春シリーズの3作目。だから、知っている人が主人公の周りにいた。「まち」で東京で淡々と働く江藤くんのその後がわかる。  主人公は妹が一番の友人と付き合ってケガをしてしまってから、いろいろとモヤモヤ考えている。妹は淡々と自分の今を受け入れていく。家族が妹のことでギクシャクしていくのも傍観者的に見ている。そんな日和見的な性格が仕事にも影響してしまう。  周囲の人と付き合いながら、少しずつ成長していく主人公。妹が就職活動して成長していく姿を見て、主人公の心も変化していく。  そして次第に全てに感謝して、仕事にもやりがいを見出していった。その心の動きが爽やかだった。

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2025/11/02

ひと、まち、いえ 全て読み終わりました! 大きな展開はなく、とても身近な日常の話だけどなぜか引き込まれてどれも一気読みでした! どの主人公も、置かれた立場は自分と違うのに共感できる部分が多かったからかな、、? とても好きでした。

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2025/11/02

めちゃめちゃドラマチックな物語でもないのに、なんだかずっと読み続けてしまう不思議な本。こういう小説、大好きなんだよなぁ。

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2025/11/01

事件物でない小説を読みたいと思い、確か「ひと」という作品がとてもよかったなという記憶のある作家さんの、評価の高い本を読みました。 そしたら、「ひと」「まち」「いえ」で三部作だったのですね。しまった‥(笑) でも、主人公は違う話だということなので~ 三上傑はスーパーの正社員。 妹...

事件物でない小説を読みたいと思い、確か「ひと」という作品がとてもよかったなという記憶のある作家さんの、評価の高い本を読みました。 そしたら、「ひと」「まち」「いえ」で三部作だったのですね。しまった‥(笑) でも、主人公は違う話だということなので~ 三上傑はスーパーの正社員。 妹の若緒は大学生。 穏やかに暮らしていた一家だったが、若緒がデート中に交通事故で怪我を負った。 運転していたのは、恋人の大河。これが傑の友人でもある。 足を引きずるようになってしまった妹。 大河を責めはしなかったのだが、次第に仲はぎくしゃくしてくる様子が感じられる。 父母も険悪になり、傑は妹を気遣いつつ、内心のもやもやを持て余す。 どこにでもありそうな町の、どこにでもいそうな家族。 主人公は事故の当事者ではないけれど、とうてい無関係とはいえない。これは苦しいですよね。 妹を心配し、友人には複雑な心境を抱き、余計なことまで考えてしまう。 妹とは仲が悪くはないが、大きくなって、そんなにベッタリという関係でもなかったのだが。 妹の就活が上手くいかないのも、気になって仕方ない傑。 仕事は嫌いではないが、まだまだ学ぶことは多く、不満もある。小さな問題は次々に起こります。 イライラを抱えて、煮詰まりそうになったが‥ 葛藤を経て、気づくこともあり、問題を乗り越えて、少しずつ先へ進む。 進むタイミングというのは、あるものなのだ。 穏やかでまっとうな、あたたかさのある世界。 心地よい読後感でした。 「ひと」は、2019年本屋大賞第2位だったのですね。 『ひと』に始まる荒川青春物語だそうです。

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2025/10/10

 スーパーで社員として働く三上傑の、家族、友人、仕事仲間との関わりを通じた成長を描いた作品。  傑の妹の若緒は、恋人の大河の運転する車で事故に遭い足に後遺症を残してしまう。傑の中学からの友人でもあった大河。  これまで普通に接していた関係がぎくしゃくし、負の連鎖で家族や仕事の人...

 スーパーで社員として働く三上傑の、家族、友人、仕事仲間との関わりを通じた成長を描いた作品。  傑の妹の若緒は、恋人の大河の運転する車で事故に遭い足に後遺症を残してしまう。傑の中学からの友人でもあった大河。  これまで普通に接していた関係がぎくしゃくし、負の連鎖で家族や仕事の人間関係までうまくいかなくなる。  物語の後半までうだうだグズグズした流れがまどろっこしかったが、 このうだうだ感が傑の心情そのままなのだろう。  若緒のひとことで開催された家族会議での会話で霧が晴れたように前へ進んでいく。  電話やメールやLINEもいいけど、 顔を見て話すことって、やっぱり大切なことなんだと感じた。  「ひと」「まち」で出てきたお店や人物がこの作品でも出てきていて私自身も懐かしい気持ちになれた。

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2025/09/23

主人公の気持ちの変化を7ヶ月にわたってゆっくり繊細に、ひととの関わりを通じて描いていて、とにかく入り込めたし読みやすかった! 「ひと」で出てきた田之倉が出てきたり、近い地域だけどまた全く違うひとに焦点を当てた話で面白かった。

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2025/09/13

主人公の「おれ」こと三上傑くんの視点で描かれているのだが、三上の心情が立体感をともなって描かれている。解像度、とでもいうのだろうか。 自分が経験したことのないことが描かれているはずなのに、三上の経験を「知っている」気持ちになる。例えば三上くんが小学生の頃の「誕生日パーティー」事件...

主人公の「おれ」こと三上傑くんの視点で描かれているのだが、三上の心情が立体感をともなって描かれている。解像度、とでもいうのだろうか。 自分が経験したことのないことが描かれているはずなのに、三上の経験を「知っている」気持ちになる。例えば三上くんが小学生の頃の「誕生日パーティー」事件。こんな経験は僕はしていないはずなのに、その場にいる(いた)三上くんの気まずさや胸苦しさを「知っている」と思えるのだ。 作者の小野寺さんの筆致の温かさと身近さと精細さによるものだと思った。 そしてストーリーは王道の家族ものほんわかストーリーかと思いきや、お仕事の要素や友情もののの要素(あとほんの少しの恋愛)がうまく絡み合っている。が、そんな表現で一括りにはできない。「ひと」の弱さと醜さに向き合うこと、過ちを受け入れること。こんな温かくて穏やかな物語なのに、胸にしっかりと柔らかな重みを残す作品だった。

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2025/09/11

自分の妹が自分の親友の運転する車で事故って足が悪くなった後の話。 ドキドキハラハラはなし。 家族への思いは理解できる感じ。 自分の劣等感などにも向き合っている。 会話が多いため結構すぐ読める。

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2025/09/08

 ひとシリーズ3作目。安定の面白さでした。  最初から不穏な空気があり、主人公がどんどん悪い方へ向かっていき、少しハラハラさせられましたが、最後は気持ちもきちんと整理がつき、こちらもスッキリ出来ました。    このシリーズ、次回作もあるのかな?

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