いえ の商品レビュー
「ひと」「まち」に続くシリーズ。話はつながってないが舞台は繋がっていて前作の登場人物が出てくる。 妹の事故から家族や仕事、彼女全てがうまく行かなくなっていた主人公の話。 このシリーズは人の描写がとても細かく読後感もよい。
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「ひと」「まち」を読んだことは覚えているが、どんな話かは忘れている。 シリーズ3作目の「いえ」は最初読んでいてちょっとクサクサする感じのお話。あまり「いえ」感はないが、最後にクサクサ感をきれいに回収してくれるハートフルな1冊です。 平井を舞台としてますが、20年以上前に近くの東大...
「ひと」「まち」を読んだことは覚えているが、どんな話かは忘れている。 シリーズ3作目の「いえ」は最初読んでいてちょっとクサクサする感じのお話。あまり「いえ」感はないが、最後にクサクサ感をきれいに回収してくれるハートフルな1冊です。 平井を舞台としてますが、20年以上前に近くの東大島に住んでいたので、風景が目に浮かんで懐かしかったです。
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「ひと」「まち」に続く今作。 小野寺ワールド全開。 「いえ」 「家」だけでない意味が込められたタイトルに、なるほど…と変なところで勝手に納得。 なんてことないどこにでもありそうな情景ですが、読んでいてホッと安心感があるのは私だけでしょうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これまでの2冊とは少し異なる印象を受けました。 周囲の人を大切にする、感謝するということではなく、誰もが感じたことがあるような心のモヤモヤをリアルに再現してる気がしました。 物語が進んでいかないもどかしさもきっと本を読んでる側だから感じることであって、実際自分が作品に入った人間だとするとこれぐらい不安定な気持ちを感じ続けるんだろうなと思います。 3冊通してですが、はやり後半は物事が一気に動いていく感じがして、特にこの【いえ】に関しては、傑の抱えている葛藤がすっきりはれていくと同時に読んでいる私の心も晴れていく感じがしました。 序盤中盤は耐えるしかない。後半は一気に面白くなる。そんな3冊です。
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暗から明 鬱から爽 読み始めはくらい鬱陶しい気持ちになったが、最後は明るく爽やかな気持ちになれる作品でした
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友達の運転で自分の妹が交通事故に遭ってしまった男性の再生の話。 単行本を既に読んでいましたが、文庫本も購入。 やっぱり神作品は何度読んでも良いです。 主人公の三上くんは、事故のことを引きずって、家族間の関係がギクシャクしたり、仕事に身が入らなくて、職場の人とも衝突したりします。...
友達の運転で自分の妹が交通事故に遭ってしまった男性の再生の話。 単行本を既に読んでいましたが、文庫本も購入。 やっぱり神作品は何度読んでも良いです。 主人公の三上くんは、事故のことを引きずって、家族間の関係がギクシャクしたり、仕事に身が入らなくて、職場の人とも衝突したりします。 ただ、三上くんは日常を過ごしながら自分の行動を見つめ直して、再生していきます。 その様子が読んでてとても心地良いです。 燻っている時、もやもやしてる時、この本を読んだら明るく前向きな気持ちになれる、そんな一冊です。 以下、単行本のレビュー時とは異なる好きな箇所。 p328道はどちらへも延びてる。左は上流側へ。右は下流側へ。そのどちらへ行くのが前向きなことなのか。考えてもないのに、結論が出る。行く方向ではない。行く時の気持ちだ。 【感想】行く時の気持ち、たしかに。普段歩いてる道は変わらないけど、歩いてる時の気持ちはその時々で違うわけだし。 ただ、いつでも凸でいなさいって言ってるわけじゃないのが、この小説の好きなところ。凸はいずれ目指していくのだから、凹の時が少し長くなったっていいんだって書かれてるシーンがあり、そこが本当に好きです。(それは、ここのシーンではないですが笑)
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それぞれの立場で考え方が、思い方が変わる。小野寺ワールドは最後は爽やかに終わるからいいな 彼氏の運転で怪我を追った妹 その彼氏は兄の友達 だからなおさらややこしい上に、ネガティブなこのお兄ちゃん(このネガティブさがすんごくよく解るだけに)は悩む。 怪我を乗り越えた上で妹が家族会議...
それぞれの立場で考え方が、思い方が変わる。小野寺ワールドは最後は爽やかに終わるからいいな 彼氏の運転で怪我を追った妹 その彼氏は兄の友達 だからなおさらややこしい上に、ネガティブなこのお兄ちゃん(このネガティブさがすんごくよく解るだけに)は悩む。 怪我を乗り越えた上で妹が家族会議で言った言葉が全てだ 私が母なら許せなくて当たり前だし、 私の父が許せる父親でよかったと。 そして、お兄ちゃんはまあいいや。 って言われながら主人公の兄はちゃんと1つ1つ考えながら決着をつけてゆく お兄ちゃんの彼女とこの妹のお兄ちゃんをけちょんけちょんに愛あるディスりをするところ想像した
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久々の小野寺ワールド。やっぱりこれだ。会話のテンポ良し、登場人物良しの安心ワールド。 傑にいちゃんは、仕事に家庭に友人関係に悩みながらも、一つ一つ解決してスッキリする。 なんてことない話だけど、ところどころで目頭が熱くなるのも、やっぱり小野寺ワールド。
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ひと、まち、に続く第3弾 親友の乗る車で一生残る傷を足に負った妹。 妹との関係、家族の関係、友達、職場での関係に悩みながら成長していく。 読んでいて気持ちいい。
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共感の嵐 三上傑の考え、生き方が自分の考えと似過ぎてのめり込みました。「分かるわー」って思いながらページめくってました! そしてこの作品の良さはやっぱり懐かしさですね。『ひと』『まち』での登場人物やお店が再出演していて「うわー、うわー」って笑 荒川沿いのこの街行ってみたいな。...
共感の嵐 三上傑の考え、生き方が自分の考えと似過ぎてのめり込みました。「分かるわー」って思いながらページめくってました! そしてこの作品の良さはやっぱり懐かしさですね。『ひと』『まち』での登場人物やお店が再出演していて「うわー、うわー」って笑 荒川沿いのこの街行ってみたいな。 このなにか起こりそうで起こらない日常を描く小野寺さんの作品はやっぱり大好きです。家族。友達。職場の方々。近くの喫茶店。近所の人たち。人の繋がりっておもしろいです。
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