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新しい恋愛 の商品レビュー

3.7

68件のお客様レビュー

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2024/10/21

失礼ながら、この人の著作は苦手です。 だけど今作は結構好きかもしれなくて、正直驚いてる。 “両思いになって楽しい”みたいな、そういうまともな恋愛してこなかったから共感率が高いのかなあ。 『花束の夜』も『お返し』も『新しい恋愛』も読みながらいろんな感情が湧き出てきて頭を抱えそうにな...

失礼ながら、この人の著作は苦手です。 だけど今作は結構好きかもしれなくて、正直驚いてる。 “両思いになって楽しい”みたいな、そういうまともな恋愛してこなかったから共感率が高いのかなあ。 『花束の夜』も『お返し』も『新しい恋愛』も読みながらいろんな感情が湧き出てきて頭を抱えそうになった。 特に表題作が良い。 美寧々と知星の会話や恋愛に対する考え方の違いが面白くて、どっちも分かるなあと思いながら読んだ。 でも一番考えさせられたのは最後の話だな。 “年の差婚”に対する自分の反応が、主人公達とは真逆だった。 年齢関係なく好きになれるの凄い!ぐらいに思っていたので、もしかしてズレてるのかも。

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2024/10/21

現代に生きるいろんなひとの、いろんな想いが混ざり合ってできていた。なんというか、妙にリアルで存在しないはずの知り合いの独白を読んでいるような現実感。表紙買いだったがさくっと読みやすかった。

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2024/10/20

「新しい恋愛」と「お返し」は、考え方にハッとさせれたし「いくつも数える」は年の差結婚に対して考えさせられるものがあった

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2024/10/20

高瀬さんの“恋愛小説”短篇集。5篇を収録している。まあ、高瀬さんの書く作品だからまともな恋愛話のわけはない。そう思いながらページを開いた。 「花束の夜」は、新卒で入社した会社で教育係となった先輩社員が退職する話。「お返し」は、バレンタインのチョコレートをめぐる思い出話。「新しい恋...

高瀬さんの“恋愛小説”短篇集。5篇を収録している。まあ、高瀬さんの書く作品だからまともな恋愛話のわけはない。そう思いながらページを開いた。 「花束の夜」は、新卒で入社した会社で教育係となった先輩社員が退職する話。「お返し」は、バレンタインのチョコレートをめぐる思い出話。「新しい恋愛」は、姉の姪を1晩預かった妹の恋バナ。「あしたの待ち合わせ」は、一方的に思いを寄せてくる男のあしらい方。「いくつも数える」は、歳の差婚がテーマ。 どれも短い中にたっぷりと毒が盛られていて楽しめた。表題作と「いくつも数える」が好きだな。

Posted byブクログ

2024/10/20

どの短編も、恋愛の甘さがないざらっとした後味。 決して応えるつもりはない人からの好意を、突き放すわけでもなく曖昧に漂わせたままでいるズルさとか、 恋愛の中にあるけどみんなが表には出さない黒い感情をいろいろ見れて興味深かった。 《お返し》 一方的にチョコレートをくれていた幼馴染の...

どの短編も、恋愛の甘さがないざらっとした後味。 決して応えるつもりはない人からの好意を、突き放すわけでもなく曖昧に漂わせたままでいるズルさとか、 恋愛の中にあるけどみんなが表には出さない黒い感情をいろいろ見れて興味深かった。 《お返し》 一方的にチョコレートをくれていた幼馴染の話を、社会人になって人に話した時、「でもあなたは、結局こうして、その子のことをずっと覚えているわけでしょ」という指摘にはっとした。なるほど、たしかにその発想はなかった。好意が受け止められないなら、せめてその人の記憶に残ろうという行動だったのか、と考えるとだいぶ怖いなと思った。 《新しい恋愛》 知星が好きな彼氏からのプロポーズを避ける理由が、「ロマンチックなのが嫌だから」というのが初めは理解できなかったけど、彼から発せられるロマンチックな言葉が自分自身に酔っているだけなのか、私への純粋な愛なのかを確かめたかったのかな、と思った。そしてプロポーズの気配を感じた電話で、自分から「結婚しようよ」と伝えて事務的に進めようとする知星に、遥矢が、ふっと笑って「今から話す?これからそっちに行こうか?」という言葉に一番愛を感じた。この人なら大丈夫だと思った。 《いくつも数える》 年の差婚。私は「気持ち悪い」とは思わないけど、実際近しい人がそうなったらどう感じるのかな。恋愛に年齢は関係ないのかも知れないけど、本当に関係ないのかな。意識するのが嫌で目をつぶっているだけなのかもな、と思った。

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2024/10/17

おいしいご飯が食べられますように でも思ったけど こころの奥に潜んでる苦ーーい感情?を 言語化するのが本当にすごい。 妙に納得感のある言葉たち どっかで思ってるけど人には話さない。でも気になる。が 詰まった作品。 個人的に花束のお話が良かった! 最後スカッとした! バレンタイ...

おいしいご飯が食べられますように でも思ったけど こころの奥に潜んでる苦ーーい感情?を 言語化するのが本当にすごい。 妙に納得感のある言葉たち どっかで思ってるけど人には話さない。でも気になる。が 詰まった作品。 個人的に花束のお話が良かった! 最後スカッとした! バレンタインのお話は小学校のとき行事的に男子にチョコあげてたのがごめん!困らせた人もいるかも!ごめん!となった。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

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2024/10/17

著者らしい視点での恋愛模様。 一見普通じゃないと感じる5編、しかし誰もが一度は体験したり、見聞きしているんじゃない?って。 「いくつも数える」 意外にも若い人でも感じるんだ、歳の差って。 年齢だけはままならない(笑)

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2024/10/17

恋って こんなに面倒くさいものだったっけ? もやもやしたり、いらいらしたり 苦しかったりはするけど ああだこうだと頭で考えるより 心と体が勝手に先走ってたような気がする。 で、いつか恋は覚める。 固執と執着の ちょっと偏った恋バナばかりだったけど そんな彼女や彼たちも時がたてば ...

恋って こんなに面倒くさいものだったっけ? もやもやしたり、いらいらしたり 苦しかったりはするけど ああだこうだと頭で考えるより 心と体が勝手に先走ってたような気がする。 で、いつか恋は覚める。 固執と執着の ちょっと偏った恋バナばかりだったけど そんな彼女や彼たちも時がたてば ああ、そんなこともあったねー あたし、狂ってたよねー なんて笑って話せるようになるかな?

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2024/10/14

表題を含む短編恋愛小説。どれもド直球な恋愛作品ではないのですが、でも誰もが少しばかり心のどこかで疑問を感じる事柄を上手くすくい上げている。高瀬さんの視点はいつも面白くて好きです。

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2024/10/14

いくつかの恋愛話が組み合わさってできている。 人には人の数だけ恋愛が存在し、あたりまえだがそこにもたれる価値観も違う。 え、それってありえないよね、が通用するのは自分だけかもしれない。 私の発見は… 結婚はゴールなんじゃない、何回でも恋はできる。 それって素敵なの、かもしれない。

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