新しい恋愛 の商品レビュー
おいしいご飯が食べられますように でも思ったけど こころの奥に潜んでる苦ーーい感情?を 言語化するのが本当にすごい。 妙に納得感のある言葉たち どっかで思ってるけど人には話さない。でも気になる。が 詰まった作品。 個人的に花束のお話が良かった! 最後スカッとした! バレンタイ...
おいしいご飯が食べられますように でも思ったけど こころの奥に潜んでる苦ーーい感情?を 言語化するのが本当にすごい。 妙に納得感のある言葉たち どっかで思ってるけど人には話さない。でも気になる。が 詰まった作品。 個人的に花束のお話が良かった! 最後スカッとした! バレンタインのお話は小学校のとき行事的に男子にチョコあげてたのがごめん!困らせた人もいるかも!ごめん!となった。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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著者らしい視点での恋愛模様。 一見普通じゃないと感じる5編、しかし誰もが一度は体験したり、見聞きしているんじゃない?って。 「いくつも数える」 意外にも若い人でも感じるんだ、歳の差って。 年齢だけはままならない(笑)
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恋って こんなに面倒くさいものだったっけ? もやもやしたり、いらいらしたり 苦しかったりはするけど ああだこうだと頭で考えるより 心と体が勝手に先走ってたような気がする。 で、いつか恋は覚める。 固執と執着の ちょっと偏った恋バナばかりだったけど そんな彼女や彼たちも時がたてば ...
恋って こんなに面倒くさいものだったっけ? もやもやしたり、いらいらしたり 苦しかったりはするけど ああだこうだと頭で考えるより 心と体が勝手に先走ってたような気がする。 で、いつか恋は覚める。 固執と執着の ちょっと偏った恋バナばかりだったけど そんな彼女や彼たちも時がたてば ああ、そんなこともあったねー あたし、狂ってたよねー なんて笑って話せるようになるかな?
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表題を含む短編恋愛小説。どれもド直球な恋愛作品ではないのですが、でも誰もが少しばかり心のどこかで疑問を感じる事柄を上手くすくい上げている。高瀬さんの視点はいつも面白くて好きです。
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いくつかの恋愛話が組み合わさってできている。 人には人の数だけ恋愛が存在し、あたりまえだがそこにもたれる価値観も違う。 え、それってありえないよね、が通用するのは自分だけかもしれない。 私の発見は… 結婚はゴールなんじゃない、何回でも恋はできる。 それって素敵なの、かもしれない。
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『め生える』に続いてまた高瀬隼子さん。 恋愛小説の短編集。 恋愛小説って思って読むと面食らう。 表題作と『花束の夜』がすき。 高瀬隼子さんのちょっと意地悪な視点が、どストライク。 「多分、自分はこの人を好きになるだろうとうっすら自覚した。同じように、好きだけどそれは毎日同じ場所で同じ業務をあたっている信頼と距離の近さに、年齢相応の性欲が重ねられた程度のものだろうと生真面目な分析も捗った。」 ↑この文章がお気に入り。
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高瀬隼子さんの小説、なんか好き。ドライで、視点が身近だけど新しくて、文章がひっかかりなく読めるところ、かな。今回も年の差恋愛の気持ち悪さだったり、バレンタインのお返しだったり、切り口がよかった。
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高瀬さんの恋愛短編集。 らしさ全開、どの話も変化球ばかり。たまには、作品ごとに感想(とスコア)でも。 ・花束の夜 公園の酔っぱらい集団の「頻繁に爆発したような笑い声」、良い表現。 まさに純文学。歴さえなければ、これも芥川賞に選出されそう、と思う。 ★4.2 ・お返し 高瀬作品...
高瀬さんの恋愛短編集。 らしさ全開、どの話も変化球ばかり。たまには、作品ごとに感想(とスコア)でも。 ・花束の夜 公園の酔っぱらい集団の「頻繁に爆発したような笑い声」、良い表現。 まさに純文学。歴さえなければ、これも芥川賞に選出されそう、と思う。 ★4.2 ・お返し 高瀬作品としては珍しく、男性目線で語られる恋愛ストーリー。そっちも書けるんかい!ってくらい、男性の気持ちが分かってる。 映像化しても良さそう。 ★4.0 ・新しい恋愛 現代のマッチング恋愛の先の話。そして、恋と愛のグラデーション。恋と愛は別物か?変容したものか? 相変わらず面白い切り口で、恋愛をえがく。 ★4.0 ・明日の待ち合わせ 自己肯定感の低い女性と、その女性を肯定し続ける男性の話。その結末は、さてどうなるだろうか。 矛楯のような話で面白い。 ★3.7 ・いくつも数える 恋愛における年齢の価値。年齢の離れた男女に対して、斜に見る人がほとんどかもしれない。年上すぎる男性に向けられるロリコン嗜好の目や、逆にあまりに年上過ぎると、今度は女性に対して遺産目当てでは?など。近年の多様性ブームには乗れない年齢差婚が許されるのはいつの日か。。 ★4.0
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表題作、そういう展開か!とニヤッとした。このオチは予想できなかった。えっ?と思わせたところで終わるのもいい。「おいしいごはんが〜」を経てイメージする高瀬さんは「花束の夜」のほうで、他にも「お返し」のようなソフトな話もあり、いろんな引き出しがあるんだなと感じた短編集。 表題作の感想では、「守ってあげたい」というような幼児性を求められ扱われるのが私も非常に苦手なので知星の忌避に共感したけど、しかし美寧々の「それは"好き"の表現方法」という言葉にも発見があった。=アイラブユーなのだと受け取れば嫌悪感は減る、けどそのフレーズを使う根本的な思想がやっぱり嫌だな…と考えたわ。 「いくつも数える」は年の差婚の個人的な是非の話、をテーマにしつつ…という話。最後のほうでわかるもうひとつも、別の問題ではなくて繋がっているのかもしれない…。「新しい恋愛」のほうで香ったものがここにも漂う。 近年の価値観が改革されているスピードは本当に凄まじくて、蓋をされてきた問題を問題と議論される風潮を私は素晴らしいと思っているんだけど、日本社会が本当の意味で変わるのは今の20代以下の発言が決定権を持つようになる頃なんだろうなと感じた。「新しい恋愛」や「いくつも数える」のなかにある薄っすらした気味悪さを感じ取れる人が増えるといい。
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楽しみにしていた、高瀬隼子さんの新作、5話の短編集になっています。 〇花束の夜…送別会で渡された花束の行方 なんでこんな人が好きなのよぉ~と思ったけど、ラストはスッキリしました!! 〇お返し…バレンタインの思い出 私は毎年チョコを贈る決まった人なんて学生時代いなかったけど...
楽しみにしていた、高瀬隼子さんの新作、5話の短編集になっています。 〇花束の夜…送別会で渡された花束の行方 なんでこんな人が好きなのよぉ~と思ったけど、ラストはスッキリしました!! 〇お返し…バレンタインの思い出 私は毎年チョコを贈る決まった人なんて学生時代いなかったけどなぁ(汗) 〇新しい恋愛…中学生の姪と結婚を控えた自分との恋愛観 ロマンチックな演出が嫌いという気持ちって、私みたいなおばさんならわかる! 〇明日の待ち合わせ…何年も自分を思い続ける男性との待ち合わせ かな子のこと好きになれない。でも狛江くんもどうかと思う…。 〇いくつも数える…交際相手の歳の差について 私は年の差婚とか、アリなんじゃない??って思うけどなぁ…。 5話総じて、やっぱり高瀬隼子さんだなぁ~と思いましたね!!高瀬さんって、年どのくらい??って思って調べたら今36歳ぐらい??だからかぁ…なんかもっとおばさんになると、また別の感性で描いてくれそうですよね!それはそれで読んでみたい!!長く読んでいきたいって思わせてくれました。
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