生殖記 の商品レビュー
成長病に対する考察が秀逸すぎる 死にがいを求めて生きている、とテーマはかぶる 暇と退屈の倫理学を読み途中だから余計にわかるわかるってなった 日頃よく考えている内容を掘り下げて考察してくれていて、それをしっくりくるワードチョイスで書いている、好みすぎる!! 「需要を飛び越えて新商品...
成長病に対する考察が秀逸すぎる 死にがいを求めて生きている、とテーマはかぶる 暇と退屈の倫理学を読み途中だから余計にわかるわかるってなった 日頃よく考えている内容を掘り下げて考察してくれていて、それをしっくりくるワードチョイスで書いている、好みすぎる!! 「需要を飛び越えて新商品化」日々抱いていた違和感の正体をズバッと言い当ててくれた、好き!!!!!!
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『正欲』を経ての新作ということで、気を引き締めて読みましたが、書き出しから結末に至るまで朝井さん自身のこれまでの思索が詰め込まれ溢れていて、新感覚だった。「朝井さん溜まっていたんだなぁ」と筆者を慮ると同時に、読んだ自分もデトックスされたかのような読後感。
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「正欲」読了後に偶然新刊が出ることを知ってAmazonで予約した。前作の記憶が残っているうちに読んでよかった。 読み進めながら、出てくる生き物に覚えがあって、横浜中華街にある水族館でぼんやり考えていたことなどを思い出した。 とてもおもしろかったし、感想を語り合いたいけれど、相...
「正欲」読了後に偶然新刊が出ることを知ってAmazonで予約した。前作の記憶が残っているうちに読んでよかった。 読み進めながら、出てくる生き物に覚えがあって、横浜中華街にある水族館でぼんやり考えていたことなどを思い出した。 とてもおもしろかったし、感想を語り合いたいけれど、相手を選ぶなと思った。 きれいごとでは終わらせないのが、朝井リョウさんよ作風かと思っていたけれど、最後のシーンは想像以上に爽やかだった。
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自分の考えていたことの回答が数ページ目に既に出ていて、その後何個も答えをくれる。それでいて結末で呪いを与えてくれる。朝井リョウという存在への感謝が止まりません。
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さてオス個体に宿る◯◯はなんでしょう?(突然のクイズ)__前代未聞の主人公が、社会問題から生物学まで語り尽くす。言葉の量に溺れかけながら読了... 朝井さんの脳内は深い沼だ。とにもかくにも◯◯に共感する日が来るなんて!これぞ衝撃作。
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朝井リョウさんの作品はいつだって自分の話?って思いながら読み進めてしまうし、今回もそうだった。 会社の上司との面談でも心から疑問に思っていた「みんなは何をモチベーションにそんなに頑張れるのか」聞いてみたこともあるし「私は全く仕事で成果を上げることに興味がない」とも話したこともある...
朝井リョウさんの作品はいつだって自分の話?って思いながら読み進めてしまうし、今回もそうだった。 会社の上司との面談でも心から疑問に思っていた「みんなは何をモチベーションにそんなに頑張れるのか」聞いてみたこともあるし「私は全く仕事で成果を上げることに興味がない」とも話したこともある。そして、みんなが頑張るその理由も全くしっくりこなかったことを思い出した。(そういう人がいるんだなぁ〜自分とは本当に根底から違うんだなぁ)と。 ていうか、みんな本当は自分と同じ考えで頑張ってるふりしてるだけ???眉毛みたいにみんなで一斉に止めることができるの??? 生物の生殖についての本も読んだことあるし、今までのように私も社会に擬態しながら生きていくんだろうな、これからも。 朝井リョウさんかこれからどういう考えに想いを巡らせていくのか、私も一緒にこの時代に揺蕩っていきたい。
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新聞連載で読んだ。 流石朝井リョウ、なんとチャレンジャーな設定! でまず笑った。 世界初の視点ではないだろうか笑 誰かに叱られやしないかとハラハラしたが、ちゃーんと人間性に迫る主題。 肩に力を入れず、しかも本質的なところを語る朝井リョウの才能だけでなく、人間性も好き。
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現代を生きる人は、前作の生欲とセットで読むべき!と思わされる、引き続き多様性とマイノリティがテーマの本作。〇〇視点なのに気づいた瞬間驚嘆、そしてラストもどう終わるんだ…?と思っていたところなるほどなあ、と納得。 朝井リョウ先生は人間のことめちゃめちゃ好きなのかな〜!それとも本当に...
現代を生きる人は、前作の生欲とセットで読むべき!と思わされる、引き続き多様性とマイノリティがテーマの本作。〇〇視点なのに気づいた瞬間驚嘆、そしてラストもどう終わるんだ…?と思っていたところなるほどなあ、と納得。 朝井リョウ先生は人間のことめちゃめちゃ好きなのかな〜!それとも本当にヒト個体2回目だったりして、と考えてしまう。それほどまでに人間への理解の解像度が高すぎる。なんとなく新作だし〜と手に取ったが、自分も「次」を意識しすぎてたなと、肩の力を抜けるようなリフレッシュできる作品だった。
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序盤で『え?あ、そういうこと?』って気づいた時の衝撃たるや。 これは読んだ人にしか面白さは伝わらない。 朝井リョウの中でもわりかし読みやすかった!!
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