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方舟 の商品レビュー

4.1

148件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    5

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2024/09/12
  • ネタバレ

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やっぱり最後が面白かった。エピローグがただのエピローグではないので満足感がある。 自分なら水没する前にいち早く誰かに(誰もいないなら自分で)岩を落とさせて外へ出られた人で助けを呼びに行くようにすると思ったので最後まで登場人物たちに感情移入できなかった。(一番生存率が高いのはそれなのではないかと思ってしまう。) 外へ出られても山を降りられるか分からないとはいえ全員タイムリミットギリギリまで方舟にいることがあるか?まあそうなったことはないので分からないが……。 むしろ全員もたもたしていることにずっとイライラしていた。 とはいえこれはモニターの映像を信じ切り、岩を落とすことで出入口から外に出られると思っていたため生まれた考えであることに変わりない。 私が方舟に閉じ込められた一員なら誰でもいいから岩を落とせ!と初日に言い、志願したまいに感謝していざ出ようとした時に出られない絶望、そしてそこからの苦しみがより長く続いていたと考えると面白い。

Posted byブクログ

2024/09/11
  • ネタバレ

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マイナス点→主人公のキャラがイマイチで感情移入できない。その他のキャラも同様。会話文もなんとなく不自然な感じで気になった。探偵役はもっとキレッキレだった方が最後のインパクトが強くなった気もする。 そうは言ってもエピローグのドンデン返しのインパクトはやはり絶大で、そこまでに至る麻衣の緻密な行動も凄まじい。ラストシーンのその後、麻衣は果たして無事に地下3階から脱出することが出来たのか、それとも実は自ら最も恐れる溺死というオチもあったのでは、、、と想像してしまう

Posted byブクログ

2024/09/11

最後の最後で鳥肌が……! ここ最近読んだ本の中で一番面白かった。 一度読み終わったあと即2周目を読みました。 自分だったら最後の決断はどうしていただろうか。 おそらく主人公と同じだっただろうな。

Posted byブクログ

2024/09/11
  • ネタバレ

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面白かったし、ページを捲る手が止まらなかったんだけど、ラストが好みじゃ無かったかも!物語の仕組みのために翔さんがただの道化となったのが好みじゃなかったかな!でも面白いからおすすめ

Posted byブクログ

2024/09/11

面白かった、犯人はやっぱりこの人か!思ったけど最後の後味悪ーい大どんでん返しが怖くて鳥肌たった。面白かった、犯人はやっぱりこの人か!思ったけど最後の後味悪ーい大どんでん返しが怖くて鳥肌たった。

Posted byブクログ

2024/09/11

ネタバレできないから多くは語れないけど たしかに殺人のトリックとかも どうしてこんなことになったかの展開も 結構おもしろかったし ビックリ度も高かったのですが。 登場人物たちの行動と倫理観が 私には苦手なイヤミスでした(T_T) 「方舟」に閉じ込められると 人はそうなってしまう...

ネタバレできないから多くは語れないけど たしかに殺人のトリックとかも どうしてこんなことになったかの展開も 結構おもしろかったし ビックリ度も高かったのですが。 登場人物たちの行動と倫理観が 私には苦手なイヤミスでした(T_T) 「方舟」に閉じ込められると 人はそうなってしまうのか!?

Posted byブクログ

2024/09/11
  • ネタバレ

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「方舟」というタイトルとそれに見立てられた施設、ラストは良くできているストーリー。ラストは案外あっさりしており、後味はスッキリしないが面白い。しかし犯人の伏線が甘く、回収時に驚きが少なかったと感じる。

Posted byブクログ

2024/09/10

おもしろいと話題の本で、ずっと気になっていたのでやっと読めた。 最後の結末に衝撃を受ける!とは聞いていたけど、まさかのイヤミス、バッドエンドだったとは知らずに、うわああ…という気持ちになった。イヤミスもバッドエンドもあんまりスッキリしないし暗くて悲しいのでもう一度読みたいと思えな...

おもしろいと話題の本で、ずっと気になっていたのでやっと読めた。 最後の結末に衝撃を受ける!とは聞いていたけど、まさかのイヤミス、バッドエンドだったとは知らずに、うわああ…という気持ちになった。イヤミスもバッドエンドもあんまりスッキリしないし暗くて悲しいのでもう一度読みたいと思えないから、そうと知ってたら読まなかったなあ…。 私が主人公だったらどうするかと考えたけど、結局私も他人のためじゃなくて自分のために生きたいと願うから、主人公と同じ行動をして同じように後悔するんだろうなと思った。 あとから考えれば、溺死が一番嫌だと言う彼女がそんなあっさり受け入れるわけないよな…と思ったけど、一番受け入れてくれそうだという性格や切羽詰まった状況も相まってこうなるんだろうな、と納得できるストーリーだった。 最後のえ!?うわああ…!!ぎゃー!ひええ!となる結末は比類ない大きさの衝撃だから、これほど話題になるのはわかった。けど、暗い結末なのでもう読めないや…。

Posted byブクログ

2024/09/10
  • ネタバレ

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昨年図書館で借りて読了し、その後オーディブルにて再読していた作品。 家族にお勧めの本を聞かれお勧めし、家族も面白かった!と好評でありこの度オーディブルにて再読した。 結末を知っていても、よく出来ているなぁと何度読んでも面白い作品。 最近今流行りの映画化された「変な◯」も読んだが、正直こちらは内容や展開が非常に薄いな〜と感じ その後こちらを再読したので面白さが増したのもあるかも。 犯人が淡々としているのがまた良い。 怪しそうな人が犯人では無く、怪しくなさそうな人が犯人なのも、心理学的?にあえてしているのかな。 先入観って無意識で怖いなと実感。 文庫本の解説が面白いようなので、次は文庫本でまた読みたいと思う。

Posted byブクログ

2024/09/10
  • ネタバレ

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これは…衝撃のラストだった。 わたしはどんでん返しものが大好きだ。しかし、どんでん返しの王道ともいえる黒幕系のオチはめちゃくちゃ嫌いである。(実は裏で系を引いていた人物がいました的な) 人の心理は簡単に操れるものではないし、たとえ可能だったとしても、それを論理立てて証明することは不可能だ。 事件解明のために積み上げられた美しいロジックを、どうして最後の最後に何ひとつ立証することのできない空論で台無しにしてしまうのか。 黒幕オチは、どうしても蛇足のように感じてしまうのである。 しかし、この作品は、非の打ち所がないどんでん返しをみせてくれた。 探偵役の翔太郎より麻衣のほうが上手だった、という点からすれば黒幕オチとも言えなくはないが、この作品の見事なところは、監視カメラの配線を入れ替えるーーたったそれだけで物語を一変させたところだ。 麻衣の衝撃的な告白によって、どうしてこんな状況で殺人を犯したのかという大きなホワイダニットがきれいに回収される。 純粋な推理小説としてもきちんと成立しており、ウェスを使ったという犯人の一行動から、容疑者を絞り込む推理は見事だった。 地震が起こる前の彼らの会話にも大きな伏線はあった。最も嫌な死に方を話し合っているときに、麻衣は溺死と答えた。 そんな彼女が、罪を素直に認めて地下に残ることを決めたことに少しでも違和感が持てればー、いや、たとえ翔太郎が動機を正確に推理できていたとしても、彼らが助かったのかといえばそうでもない。非常口から出られるのは最大2人だけなのだ。恐らく、ボンベをめぐって血を流す争いが繰り広げられただろう。その点で、麻衣の配線を入れ替えるという一瞬の判断は、悪魔的でありながらも、非常に正しかったといえる。

Posted byブクログ