方舟 の商品レビュー
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本屋でぶらぶらしてたら、隣で「この本、衝撃的すぎてしばらく寝込んだわ」と若いカップルの話し声が聞こえた。ほうほうと思い、時間差でこっそりバレないように購入(笑) 「おまえは、今まで読んだ本の枚数を覚えているのか?」とDIOに言われても即答できるくらい、活字が苦手で本を読んだことがない私だったが、この作品に関しては例外で読み耽ってしまった。。四時間一気見乃虎 エピローグから衝撃すぎて、鳥肌たちました。リアルに。 方舟に閉じ込められるシチュエーションも閉所恐怖症にとっては、恐ろしいしその中で犯人もその動機もわからずに、一人一人殺されていくのが恐ろしかった。最後にその動機について理路整然と語られていくシーンをみて、よく冷徹な行動を即座にとれたなと身の毛がよだつ思いをしました。犯人の行動にも、理解はできて理にかなっているし、そうするしかなかったのかもなと共感してしまう葛藤も。でも、自分にはそんな行動が取れないな。きっと高校生の子みたいに怯えて取り乱すだけだな笑 最高に面白かった!!!!種明かしから、スーッとパズルが組み合わさる感覚がたまらない。 これきっかけに、ミステリー小説読んでみようと思う!
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登場人物がそれぞれなんとなく怪しい…って雰囲気が出ていますが、ある程度行くと多分この人かなぁと絞れるはず。 しかしそれすらも作者の手のひらで転がされてると気づくラスト。 解説通り2周目も面白いと思う。 とても読みやすく、内容も良かったので別作品も読みます。
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宇垣さんがYouTubeの出版区で紹介していて読んだ本。初めに一番嫌な死に方を話していたところが、最後に繋がるってこのことか。 最後のどんでん返しにやられた。 極限の状況の中で、みんなが現実逃避をして、犯人探しをしているなか、自分だけが生き残る方法を実行していく麻衣。 ミステリーほとんど読んだことなかったけど、面白かった。全部知った上で再読したい本。後味悪いから読み終わった時どっと疲れるけど、途中で止められないくらい先が気になって、入り込んで一気読みしてしまった。
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クローズドサークル内で起こる殺人事件、タイムリミットのある設定は、「屍人荘の殺人」を想起させた。本作はそれに加えて、誰かを犠牲にしなければ全員死亡する設定も加わって、緊迫感のあるシチュエーションになっていると感じた。ラストを想像しながら読んだが、仕掛けに気づけず悔しい思いとともに...
クローズドサークル内で起こる殺人事件、タイムリミットのある設定は、「屍人荘の殺人」を想起させた。本作はそれに加えて、誰かを犠牲にしなければ全員死亡する設定も加わって、緊迫感のあるシチュエーションになっていると感じた。ラストを想像しながら読んだが、仕掛けに気づけず悔しい思いとともに納得感のある結末。有栖川有栖氏の解説で、理解が深まると、再読は不可避。
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最後3ページで鳥肌。 早急に1人残ることを決めれば全員が助かる見込みが上がるのに、その1人に自分は絶対なりたくないが故、ジリ貧でその可能性を潰してしまう。囚人のジレンマ的な構図は避けられない。 そうだよなあ、と思っていたらどんでん返しの展開で、満足する作品でした。
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本格ものなので仕方ないところもあるが、「キャラクターが舞台装置になってるな〜探偵役も好きになれないな〜」と思っていたら、ラストの種明かしに全部持っていかれた。 結局のところ、真犯人以外は「自分が助かるために他人を犠牲にする、けど悪者にはなりたくない」という狡さがあって、それは狡さを抱える柊一目線で読んでいる読者も同じなのだと思う。柊一目線だと矢崎一家とか隆平に悪印象を持ってしまうし、まさか自分が他の全員を殺して外に出るという考えには思い至らなかった。啓示を受けた真犯人だけが方舟に残って助かる、というのが心憎い。 犯人以外の全員がこんなに醜悪に描かれたことがあっただろうか。えぐすぎる。面白かった!
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この手のミステリの難点として、終盤で突然出番が増えたキャラが犯人なのであるが、これもその例に漏れなかった。そこだけが残念ポイント。しかしラストはふれこみ通りに衝撃的で、期待は裏切らなかった。
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閉じられた空間に恐怖を感じる人には苦痛を伴う状況に思えました。ただでさえ山奥の人気がない場所なのに、地面の下に潜り込むとは。自分から望んでそんな環境には行きたくないと思いました。 不思議な建物に入ってしまったら恐怖感は薄れるのであろうか。仲間が居れば更に怖さが、軽減するのでし...
閉じられた空間に恐怖を感じる人には苦痛を伴う状況に思えました。ただでさえ山奥の人気がない場所なのに、地面の下に潜り込むとは。自分から望んでそんな環境には行きたくないと思いました。 不思議な建物に入ってしまったら恐怖感は薄れるのであろうか。仲間が居れば更に怖さが、軽減するのでしょうか。さっきまで生きていた仲間が動かぬ物体に変わり果てた姿になる恐怖は緊迫感を一気に引き上げる。 凶悪な罪は、事象の残虐さに感情を引っ張られ動機を思考する余裕がなくなる。描かれた犯行現場は中々の酷さだと思うが、リアクションが左程深刻でない印象を受けた。悲壮な条件が揃いすぎると麻痺してしまうかな? 人を殺めてまで叶えたい動機とはそんなことか。生死を分けるトリックはそんなものか。簡単なことほど迷宮。
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評価も高かったため、期待して購入しました。 ミステリーとどんでん返しが好きな自分にはなぜか刺さらなかったです。 確かに最後の急展開は驚きでしたが、無理やりどんでん返しにさせてるように思えてしまいすっきりしなかったのかも、、 しかし、ずっと優位な立場にあった翔太郎が出し抜かれていたのは実物でした。
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途中から翔太郎都合良過ぎる問題にちゃんと納得いく結末であってくれと願いながら読んでました 納得しました
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