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この部屋から東京タワーは永遠に見えない の商品レビュー

3.4

84件のお客様レビュー

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2025/02/21

少し前にTwitterで話題となったタワマン文学が書籍化された本。 東京で暮らすことで感じる嫉妬心、妬み僻み、高い自意識、敗北感、などの負の感情を描いた醜悪なジャンル。 ブランド名、大学名などの固有名詞を過剰なまでに使用することでよりリアリティを出している。 とても読んでいて気...

少し前にTwitterで話題となったタワマン文学が書籍化された本。 東京で暮らすことで感じる嫉妬心、妬み僻み、高い自意識、敗北感、などの負の感情を描いた醜悪なジャンル。 ブランド名、大学名などの固有名詞を過剰なまでに使用することでよりリアリティを出している。 とても読んでいて気分の良い文章ではないのだが、著者の文才のせいで、妙な中毒性がある。 あとがきが、また一つのタワマン文学作品になってるので本書を読んだ暁には是非あとがきも読んで欲しい。 たまにジャンクフードみたいな小説を読みたくなった人におすすめ。

Posted byブクログ

2025/02/07

30歳前後でタワマンあたりに住んで、人をマウンティングしたり、こんなはずではなかったという人生への虚無感をもつ人々の短編集。もともとX(Twitter)に投稿された小説なので、一つのストーリーは短い。今いる自分の位置で自分らしく生きたいなと思った。

Posted byブクログ

2025/01/30

東京に憧れ、東京でリア充の生活をしたいと願う人は数多いると思うが、現実は厳しい。 そのことをこの本のタイトルが示している。 遠くを望むのもいいが、今置かれている立場でやるべきことに精一杯の力を注ぐことも大事なことだと思うが、この本からは諦めの境地を感じる。これが東京の生活に挫折...

東京に憧れ、東京でリア充の生活をしたいと願う人は数多いると思うが、現実は厳しい。 そのことをこの本のタイトルが示している。 遠くを望むのもいいが、今置かれている立場でやるべきことに精一杯の力を注ぐことも大事なことだと思うが、この本からは諦めの境地を感じる。これが東京の生活に挫折した人たちの本音なんだと思った。 でも、自分はとても共感できた。

Posted byブクログ

2025/01/29

読み終えて感想として特に残るものはないいけれど、「いい大学に行くこと、いい就職ができることだけが幸せじゃ無い」という常套句がどういう場合に当てはまるかをいろいろ見れて面白かった。 身の丈にあった生活をすることはつまらないけれど、身の丈に合わない生活は他者への依存や、失う恐怖であ...

読み終えて感想として特に残るものはないいけれど、「いい大学に行くこと、いい就職ができることだけが幸せじゃ無い」という常套句がどういう場合に当てはまるかをいろいろ見れて面白かった。 身の丈にあった生活をすることはつまらないけれど、身の丈に合わない生活は他者への依存や、失う恐怖であまり穏やかにはなれないのだと思った。

Posted byブクログ

2025/01/29

東京に暮らす若者たちが抱く、他人と比べることでしか自分の価値を確認できないという苦悩。それは、東京で暮らす人々だけの話ではないと思う。精神的な支柱を欠く現代日本人すべてに通じる悲しみだろう。

Posted byブクログ

2025/01/28

Twitterに投稿され話題になっていたらしい。 ツイートの連投のような細切れの文章は、固有名詞と自己愛と悲哀が入り混じり、不思議なエモさを醸し出していた。 登場人物らはみないい大学を出ていい会社に入ったエリートばかりなのに、なぜ雑草のぼくが共感できてしまうのかが不思議。

Posted byブクログ

2025/01/26

これがタワマン文学?という感じで何なのかよくわからない。あまり面白味も無く、どの話も共感というか響くものは無かった。ヒエラルキーとか劣等感にとらわれている虚しい人たちの話。

Posted byブクログ

2025/01/23

そつがなく、それでいて独特のエモさのある文章。切り口も目新しく、楽しく読める。 しかしジャンルと舞台設定が限定されている分、各話のテイストは似てしまう。1冊分読むとさすがに飽きがくる。

Posted byブクログ

2025/01/18

このリアリティ、創作とは思えない。 オードリーの若林がこっち側と、あっち側って見事に切り分けていたことを思い出す。 多くのこっち側の人が、共感する部分がある。 唯一の救いは「東京クソ街図鑑」が、あまりに的確なミルクボーイ並みの返しで、笑えたこと。

Posted byブクログ

2025/01/15

中の下みたいな学歴のまま、やりたいことも叶えたいこともない底辺サラリーの身で読みました。 華やかで誰もが羨む人生を歩んでる人たちはこんな鬱屈を抱えてる人もいるのか……目から鱗…と同時に、成功者に見える人たちがこのお話のように虚無を抱えて生きていたらちょっと気分が良いかも、と思っ...

中の下みたいな学歴のまま、やりたいことも叶えたいこともない底辺サラリーの身で読みました。 華やかで誰もが羨む人生を歩んでる人たちはこんな鬱屈を抱えてる人もいるのか……目から鱗…と同時に、成功者に見える人たちがこのお話のように虚無を抱えて生きていたらちょっと気分が良いかも、と思ってる自分がいて、 読みながら自分の醜さを突き付けられてゲロ吐きそうになりました。。。 満足からの脱却を目指そうと思える作品でした。 出会えて良かったです。

Posted byブクログ