わたしの知る花 の商品レビュー
平さんの優しさがゆえの上手くいかない人生 色々な事がちぐはぐになってしまう タイミングの難しさ、少しのずれで運命は変わってしまう 過去と現在が繋がっていく面白さがある 平さんがどんな絵本を書いていたのか 絵のタッチ等、見たかった
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絵を描く1人の謎の老人と何らかの関わりがある人々の物語。家族や友達など普段近くにいる存在であっても、すれ違いなどで上手くいかないこともある。そんな後悔や迷いを抱えながら生きつつも互いを知ろうとすることが大切だと感じた。何度も涙が零れました。
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安珠と平さんの出会いから物語がどんどん広がっていく。人は出会い、ほんの小さな出来事、タイミングのズレや言葉で大きく人生を変えてしまう。些細な間違いが大きな後悔を呼ぶ。それが人生なのだと悲しい程突きつけられる。 平さん、優しすぎるよ… そして最後の悦子さんの言葉が良かった!
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一気に読了。 平さん、複雑な人生でも、「友達でも、好きな奴でも。一緒に生きていきたいと思う奴には必死で食らいついて、向き合え。後悔しないように」なんて、言えるようになるなんて。 そして、野口さん 「他人が誰かの生き方を否定する方がおかきいんだ。否定した奴らは否定するだけで、お...
一気に読了。 平さん、複雑な人生でも、「友達でも、好きな奴でも。一緒に生きていきたいと思う奴には必死で食らいついて、向き合え。後悔しないように」なんて、言えるようになるなんて。 そして、野口さん 「他人が誰かの生き方を否定する方がおかきいんだ。否定した奴らは否定するだけで、お前の人生を保証してくれるわけじゃない。お前が、お前に素直に生きることだけが、正解だよ」 なんて素敵すぎる。
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1人でひっそりと亡くなった老人。彼の波乱万丈な人生を辿る。生きていく中でさまざま岐路で選んだ人生、選ばなかった人生。言えなかった言葉。握らなかった手。苦しくて悲しい。いろいろな思いを抱えてそして相手を思いやりながらも苦しい方を選んだ二人。それでも最期は一人じゃなかった。哀しくて切...
1人でひっそりと亡くなった老人。彼の波乱万丈な人生を辿る。生きていく中でさまざま岐路で選んだ人生、選ばなかった人生。言えなかった言葉。握らなかった手。苦しくて悲しい。いろいろな思いを抱えてそして相手を思いやりながらも苦しい方を選んだ二人。それでも最期は一人じゃなかった。哀しくて切なくて泣けた。たくさんの時間が過ぎたけれどそれでも最後は幸せを感じたと思いたい。
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平さまー 心中もののような苦しさ。 現代も昔も苦しみは同じ。 受け入れるって簡単では無い。 思いやりって見えるものでは無い。 でも伝わってるといいなと思わされる作品。 こんな素敵なことを思ってもらえてるかもと希望を持ちながら過ごしたい。
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久しぶりに涙がこぼれる作品だった。 「タイミング」どんな時でも付きまとってくる。 そして、それは自分ではどうにも出来ないからこそもどかしくて、憎らしい。 だからこそ今できることや目の前のことから目を背けてはいけない気がする。 そんなに簡単にはいかないだろうけど
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連作短編集 主人公の女子高生安珠が公園で出会った絵描き爺さん、平との出会いに始まり、章が変わったとたん、あれ、主人公が変わった? という、ストーリーの展開にちょっと戸惑ったけれど、 それがテクニックだったんだ。 最後まで読んで、一気に登場人物たちが一つの大きなストーリーにまと...
連作短編集 主人公の女子高生安珠が公園で出会った絵描き爺さん、平との出会いに始まり、章が変わったとたん、あれ、主人公が変わった? という、ストーリーの展開にちょっと戸惑ったけれど、 それがテクニックだったんだ。 最後まで読んで、一気に登場人物たちが一つの大きなストーリーにまとまって、感動はマックスに! 思春期の杏珠と幼馴染奏斗との気持ちのすれ違いは、平と悦子の長い長い絆とリンクして、さらに切なさが倍増する。 「タイミングってのが、ある」 「ひとってのは、どれだけ相手を求め合っていても、考え合っていても、タイミングひとつでズレてしまう生き物なんだよ。」 様々な辛い経験をしたからこそ、平の言葉はとても温かい。 男尊女卑の時代の中で、自立して必死に子供を育てた悦子は立派だし、しっかりと孫に受け継がれている。 長い年月をかけた平と悦子の純愛物語であり、杏珠の成長物語である。 高校生に読んでほしい本の一冊。
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2025年2冊目読了。そしてひと言‥ 町田その子さん。やっぱり凄すぎる 購入して何故ひと月以上積読させたのか 不思議なくらい一気読みでした そしてラストに向かってどんどん感情が 追いつかなくなり大号泣してしまった。 私の稚拙な感想などより、大切な人が いる方には是非読んでほし...
2025年2冊目読了。そしてひと言‥ 町田その子さん。やっぱり凄すぎる 購入して何故ひと月以上積読させたのか 不思議なくらい一気読みでした そしてラストに向かってどんどん感情が 追いつかなくなり大号泣してしまった。 私の稚拙な感想などより、大切な人が いる方には是非読んでほしい。 夫でも妻でも、恋人、友人、子ども、両親 誰にもいる大切な人のために読んでほしい。 改めて2025年、町田先生の作品は 漏らすことなく全て読み続けたいと思う。
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どんなことにもタイミングがあって、その分だけすれ違いもある。哀しくて切なくて、なのに優しさが溢れていて、最後の章は涙が止まらなかったです。そして読後はとてもすっきりと明るいです。町田さんの小説が大好きだと改めて思いました。
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