わたしの知る花 の商品レビュー
みんなが幸せになればいいのに… 相手を想うからこそ、言えないこともあるけど、 伝えたいことは、伝えることが大切なんだな。 最後の章が一番好きでした。
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祖母が一人で営む理髪店の掃除を手伝っている高校生の孫娘の安珠。安珠には小さい頃からの幼馴染の泰斗がいる。ある日、絵描ジジイと言われる老人と出会う。噂では犯罪者とも言われていて、その時付き合っていた彼氏とも絵描ジジイを巡って別れ話となる。泰斗の自殺未遂事件何あったりして喧嘩別れを老...
祖母が一人で営む理髪店の掃除を手伝っている高校生の孫娘の安珠。安珠には小さい頃からの幼馴染の泰斗がいる。ある日、絵描ジジイと言われる老人と出会う。噂では犯罪者とも言われていて、その時付き合っていた彼氏とも絵描ジジイを巡って別れ話となる。泰斗の自殺未遂事件何あったりして喧嘩別れを老人に相談することで、何故か老人に惹かれて行く。数日後に老人に会いに行くと孤独死していて、大家さん夫婦に遺品を託されて、安珠は老人の過去を辿って行くことになる。 ミステリー風の展開から、老人が犯した犯罪の真相が判明する。老人が亡くなって、直ぐに脳梗塞で倒れた祖母。祖母と老人の関係は一月後に回復する祖母から明かされて行く。感動のフィナーレを迎えて涙が溢れてくる。悲しくもホッとする内容に心が揺さぶられる。
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町田そのこさんの作品の中でも、特に好きな1冊でした! 花がたくさん出てくるところも素敵。 忘れた頃にもう一度読みたい。
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・それぞれの章で出てくるお花の花言葉を追いながら読んでいき、そこに登場人物の気持ちが要約されているのかなと感じた。色や本数によっても意味が変わってくるお花があるので、それを調べるのも楽しい。ひまわりの花言葉は太陽があって成り立つものだと思うから、平さんにとってのそれが悦子さんだっ...
・それぞれの章で出てくるお花の花言葉を追いながら読んでいき、そこに登場人物の気持ちが要約されているのかなと感じた。色や本数によっても意味が変わってくるお花があるので、それを調べるのも楽しい。ひまわりの花言葉は太陽があって成り立つものだと思うから、平さんにとってのそれが悦子さんだったのかな。 ・「豊かな時間を過ごしたなら、幸福を共有したのなら、それだけで奇跡なの。その時間に縋れば、もっともっとと望めば、その瞬間の輝きすらもくすんでしまう。だから、その時間を芯として生きるの。そうするとね、強くなれる」 ↓ 恋愛だけでなく、友人関係や仕事関係、お世話になった人との関係でも当てはまるのかなあと感じた。人生過ごす中で、環境が変わる時が沢山ある。ずっともっと一緒に遊びたい、働きたい、と思う人はいる。でも環境がそうさせてくれない時は必ずある。さよならは悲しいけど、その場所で、その瞬間にしか出会えなかった人や言葉があって、それが自分の財産になっているという確信がある。それを心に貯めていって生きてる気がする。
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やるせなさというか感情がごちゃ混ぜになりなんとも言えない気持ちになった。 LGPT、親との同居、子なし夫婦それぞれの心の葛藤や問題がありながらもそこに共通して出てくる平の生涯を紐解いていくストーリー。 後半、悦子目線の語りでは少しのきっかけで2人共にする未来があったのでは、とか思...
やるせなさというか感情がごちゃ混ぜになりなんとも言えない気持ちになった。 LGPT、親との同居、子なし夫婦それぞれの心の葛藤や問題がありながらもそこに共通して出てくる平の生涯を紐解いていくストーリー。 後半、悦子目線の語りでは少しのきっかけで2人共にする未来があったのでは、とか思ったが綺麗すぎない物語がこれはこれでリアルだなと感じた。
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五つの短編から構成されており、一話ごとに語り手が交代していきますが、共通して全ての話に登場する老人がいます。 それがこの物語の中心となる、葛城平という人物です。 過去のとある事件をきっかけに、孤独な人生を歩まざるをえなかった平は、何を想いながら絵を描き続けるのかー。 それぞれの...
五つの短編から構成されており、一話ごとに語り手が交代していきますが、共通して全ての話に登場する老人がいます。 それがこの物語の中心となる、葛城平という人物です。 過去のとある事件をきっかけに、孤独な人生を歩まざるをえなかった平は、何を想いながら絵を描き続けるのかー。 それぞれの語り手を通して、平がどのような人生を歩んできたのかが徐々に明らかにされます。 どれだけ相手を大切に想っていても、タイミングが合わなかったり、ちょっとしたすれ違いが生じることで遠く遠く離れてしまうこともあるんだなぁ、、と感じました。 切ない余韻が残ります。 エピローグの最後のセリフが好きです。 「どれだけ苦しい生活でも、大切な出会いや大切な育みは止められないもんだねえ」 「最後まで、生きてくしかないんだよねえ。どれだけすれ違っても、大事な相手も一生懸命生きてると思って、願って。ひとは、それしかない。たまに会えたら、めっけもんさ」
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女の強さ、ずるさ 男の弱さ優しいを感じた。 心の傷を癒すのは難しい、消せない、 傷がトラウマの如く蘇る。それでも自分を相手をこれ以上傷つけずに生きて生きたい。
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色々展開があったけど、端正な容姿と優しさを併せ持つ平の不幸な一生を記した物語だった。最後は大恋愛の末の不幸がやってきた。報われない。。
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最初はなかなか読み進まなかったけど面白かった。お花と絡めてあるみたいだけど全然気づかず。時もあっちゃこっちゃしてもう一回読んでみようかと思ったけど結局やめた。全然出てこない(出てきたのかな?)大家さんのお母さん、1番偉い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの登場人物にも感情移入出来なかったけど、 先が気になって、読むのを止められなかった。 かなり終盤で泣いた。 この物語、私にはとても悲しく感じたけど、 読後感は良かった。 でも、やっぱり悲しく思うのは悦子に感情移入 しちゃったからだろうな。 平も悦子もお互いを思い続けてたのに。 あーやっぱり悲しい。 生きてるうちに幸せが私は好き。
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