闇祓 の商品レビュー
今まで読んだことのないジャンルの小説で面白かった。 意外と身近にこんなこと起こりそうな気がする…みたいな内容がいろいろあって、気づいたらすごく感情移入して読んでた。辻村さん、こんなジャンルも面白い。
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辻村深月さんのホラー。 ミステリー強めのホラーかな。 徐々に回収される複線が圧巻。 闇ハラにふたつの意味をかけてるのが面白いと思った。人の心につけ込む系のホラー、まじでこわい。
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闇ハラスメントとは、人間の心の闇を押しつけられ、引き出され悲劇的な結末を迎えてしまうこと。 最初の会話は普通むしろ好意的なのに少しずつ違和感を感じていき、最後には恐怖へと変わる、その表現が絶妙で読んでいて不安感、焦燥感が煽られまくりです。 伏線回収もしっかりされ、ホラーでありミス...
闇ハラスメントとは、人間の心の闇を押しつけられ、引き出され悲劇的な結末を迎えてしまうこと。 最初の会話は普通むしろ好意的なのに少しずつ違和感を感じていき、最後には恐怖へと変わる、その表現が絶妙で読んでいて不安感、焦燥感が煽られまくりです。 伏線回収もしっかりされ、ホラーでありミステリでもある良作でした。
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あらすじから学園物なのかと思っていましたが、一つのテーマを元に、章ごとに登場人物が変わります。これらがどういう風にまとまっていくのかが気になって、一気に読み進めました。 一章を読んでしまうと「神原」というワードに敏感になり、誰がこの章での神原なのか?一見普通なこの人?それとも明らかに普通でないこの人?予測が裏切られたり、当たったり…。この章の主人公は助かるのか?ダメなのか?最後までハラハラが止まりませんでした。 特に母親。あれ、これってさっきの章のあの人の特徴じゃなかった…?という描写があり、ゾワゾワしていたら、理由があって納得でした。恐ろしい。 闇払はもちろんフィクションですが、こんなふうに相手を染めていく環境や人は実際にいます。ゾッとするラストに現実味のある、面白い作品でした。
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現代のいろいろな闇を感じる 1章、2章が特に現実に近い状況がありそうで、怖く、嫌な感じ 大変読みやすかった
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不快に感じることを一方的に押しつける闇ハラスメント、闇ハラ。こんな人はどこにでもいるし、関わりたくない。話しかけられても適当に相槌すればいいかも。自分を守るためにも。
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ホラーでおもしろかった。 ヤミハラスメント、闇、病み。 いろんな意味が入ってる。取り込まれないように気をつけててもいつの間にか取り込まれてる。 人って怖いな。 ママ友とかマジ怖い。 あの独特なカーストなんなんだろね。 ダレ得?とか思うけどそれも誰かに操られてたりするのかな。 ...
ホラーでおもしろかった。 ヤミハラスメント、闇、病み。 いろんな意味が入ってる。取り込まれないように気をつけててもいつの間にか取り込まれてる。 人って怖いな。 ママ友とかマジ怖い。 あの独特なカーストなんなんだろね。 ダレ得?とか思うけどそれも誰かに操られてたりするのかな。 闇の連鎖は止めるの難しい。
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辻村さん初の長編ホラーらしい(解説による)本作。 全部で5章からなる作品で、主人公を変えながら闇ハラスメントをテーマにストーリーが進んでいく。個人的には2章の『隣人』を読んでいるのが辛かったなー。読みにくいとかつまらないとかでは全くなくて、面白いんだけど、私がこの立場だったら…と考えてしまって闇が読者である私にまで襲ってきた感じ。でも後半に進むにつれて、あ、この人はもしや…と思ったりして久しぶりにかなり夢中になって読んだ。でも⭐︎4つなのは、読んでる方が疲れてしまいそうなので、心が元気な時に読んでほしいという意味です。 第一章『転校生』 女子高生の澪のクラスに転入生の白石要がやってくる。委員長である澪は要に学校を案内する。あまり反応がない要だが、突然澪に「今日、家に行ってもいい?」と言う。あまりの異常さに不安を感じた澪は陸上部の先輩、神原に相談する。密かに憧れていた神原は澪を心配し、家まで送り届けてくれる。怪しい人物から守ってくれる素敵な先輩…だったはずが、実は闇ハラなのは先輩の方だった!! 第二章『隣人』 リノベーションされた大型のアパートに引っ越してきた梨津一家。夫と息子の3人と愛犬。幸せな生活が始まると思った矢先、読み聞かせボランティアで空気の読めないかおりさんやアパートをリノベーションしたデザイナーの博美さんたちと知り合いになる。明らかに怪しいかおりさんが実は普通の人で、優しく見える博美さんが闇ハラなのではと思ったら、なんかもうどっちも闇ハラじゃない?!子どもの食事とか、お葬式とか、もう全てにおいて常識はずれで読んでて苦しくなった。この章のラストで、え?誰がどうなったの?とわからなくて繰り返し読んでしまった。 第三章『同僚』 職場で部下を強く叱責している佐藤課長。よく被害に遭っているのは中途採用で課長より年下のジンさん。明らかにハラスメントだと感じた鈴井は先輩である睦美さんに相談する。 はいはい、佐藤課長が闇ハラ間違いなし!と思ったら、ジンさんの苗字が神原であることが発覚…。 第四章『班長』 草太の小学校に転校生がやってきた。名前は神原二子。とにかく真面目で、ルールを守らない子に容赦ない。忘れ物をしないように家に押しかけたり、とても小学生とは思えない。ただ、忘れ物をしない、宿題をするとか正しいことであるから否定するのも難しい。子供の時にこんな子に会ってたらトラウマだな…。 最終章『家族』 ここで第一章の澪が大学生となって登場。澪と要が第一章から四章までの事件の源となった神原家を追い詰めていく。 いやー、要も神原家の一員だったらどうしようかと思った。そして、無事に神原家の呪いを祓うことができた。が、まだ呪いはある。 ゾッとする終わり方だった。でもここまで酷くないとは言え、相手を不快な気持ちや不安にさせるような言動って遭遇することあるよね。そんな闇に飲み込まれないようにしないと、と思うと同時に自分も闇ハラしないように気をつけねばと思わされた。
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いわゆる黒辻村 この作品、ホラーなんやけど、職場、学校、様々な人の集まる場所で、少なからずありそうな気もする。 さすがに、周りで、いっぱい人死ぬとかはないにしても。 自身の考えの押し付けとか普通におるしな。私も、そういう事しないようにとは、考えてるけど、自分の価値観を人に押し付...
いわゆる黒辻村 この作品、ホラーなんやけど、職場、学校、様々な人の集まる場所で、少なからずありそうな気もする。 さすがに、周りで、いっぱい人死ぬとかはないにしても。 自身の考えの押し付けとか普通におるしな。私も、そういう事しないようにとは、考えてるけど、自分の価値観を人に押し付けてるような事ないように注意しておかんと! 自己チェック! 自己チェック! ここでは、自身の闇を押し付けてるってなってるけど、価値観押し付けと何が違うかはよく分からんかった。確かに、はじめは、優しく同調して寄り添ってってのが詐欺みたいな感じではある。 個人的には、 「人は人、自分は自分」 って考えなんで、 相手に価値観押し付けられても、 「そういう考え方なんですね。良いのではないでしょうか。でも、私の考えは、こうです。」って言ってしまう。 まぁ、根底に、価値観押し付けとか何とかより、人に指図されんの嫌いというのがある。 「ほっとけ!俺は俺や」が先に来てしまうという良い悪いか分からん性格ですっ! こんな押し付け軍団が、手を変え品を変え、親子を取り替えて、ちまたにいるのは怖い! こんなのヤツら、祓っても、祓っても、どこかから、湧いてくるで〜!w ここで、祓ってた「リーン」と鳴る鈴! 一家に一個、必須!w
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転校生の白石要は、不思議な男子だった。優等生の澪は、クラスに馴染めない要に気を遣いおそるおそる話しかけたが、要のリアクションは「今日、家に行ってもいい?」だった。この転校生は普通じゃない。身の危険を感じた澪は、憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが―。(e-honより)
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