闇祓 の商品レビュー
伏線回収が楽しく没入感すごかった… 変に距離感の近い人、マウンティング、他人の悪口…心に潜む闇を他人に振り撒く、闇ハラスメント。 第二話のママ友の話がとても怖かった! 闇は祓わないと!
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この結末までは想像してなかった… 途中まで代わり映えない感じで、一つ一つ独立した短編として終わっていくのかと落胆していたところで、あの結末はやられました。 また、辻村らしい青春のドキドキもあり、ホラーの怖さもあり、辻村作品好きは必読です。 心にドロっとまとわりつく恐怖感が消え...
この結末までは想像してなかった… 途中まで代わり映えない感じで、一つ一つ独立した短編として終わっていくのかと落胆していたところで、あの結末はやられました。 また、辻村らしい青春のドキドキもあり、ホラーの怖さもあり、辻村作品好きは必読です。 心にドロっとまとわりつく恐怖感が消えません。
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文庫化待ってました! 神原先輩、ジンさん、二子。 やり方は違うけれど、人の心に入り込んで支配していく過程が怖かった。 しかも特殊能力なんかじゃなくて、言葉と行動だけで闇を振りまいているというのが現実的にもありそう。というか居ますよね。普通の日常でも、自分の感情や事情を押し付けてくる人って。 実はああいう人たちが闇ハラだったと言われても驚かないです。 要くんは家族を失ったから闇祓いになった訳ですが、その術を教えた夢子さんたちとはどういう人なのか(片桐総合病院も)。前日譚読んでみたいです!
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こーわーいー! いやこれ実在してそう。命までは奪われなくても精神壊されるレベルの事件はきっといっぱい起きてるし、行方不明者も毎年たくさん出てるっていうし、この家族実在してると思う。
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辻村深月さんの本格ホラーミステリーでドキドキしながら読みました。ゾワッとするかんじは流石でした。最後に繋がっていくのがまた面白い。 『ジンさん』が『神原』と繋がった時思わず声が出てしまった。
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辻村深月のホラー作品。 優等生澪のクラスに白石要が転校してくる。彼とのコミュニケーションがうまくできない澪。先輩の神原一太に相談をしていくことによって交際することになるが、だんだん神原からモラハラを受けていくことになる。だが、すんでのところで神原は要によって祓われる。 世間には闇を持ち、その闇で周囲の人間を同様に闇に落としていく人間がいるという。そういった闇の人々を、短編形式で描いていく。 優等生と思われていながら周囲の人間にモラハラを起こしていく神原一太(『転校生』)、団地生活において周囲の人間にマウントをとっていく沢渡夫婦(『隣人』)、部下にパワハラをしていく佐藤課長(『同僚』)、クラスメイトに執拗なまでにルールを押し付けていく二子(『班長』)。 いずれも闇にとらわれた人々であった。 またその背後には神原家の存在があった。神原家の人々を追い詰めていく要。 最後には自分の父親を含む神原家を一望打尽にするのだが、世間にはまだそういった闇の眷属がいるのだという・・・・。 もしかしたら続編が出るかもしれません。 私は辻村深月はジュブナイル作家だと思っていたのですが、近年の作品はそこを超え、傲慢と善良のように人の心の闇を描く作品が増えきています。 この作品のようにホラーとしての作品が増えていくのも楽しみです。
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うぇーん、おもしろい 長篇ホラーということでちょっと身構えてたけど、嫌な怖さじゃなかった。児童向け感のなんとなくの優しさもありつつ、けどちゃんと最後は絶望したので、ホラーのいいところはそのままで、読みやすいッて感じでした。 闇ハラ、身の回りにある〜〜〜ってなった。闇を押し付けて嫌...
うぇーん、おもしろい 長篇ホラーということでちょっと身構えてたけど、嫌な怖さじゃなかった。児童向け感のなんとなくの優しさもありつつ、けどちゃんと最後は絶望したので、ホラーのいいところはそのままで、読みやすいッて感じでした。 闇ハラ、身の回りにある〜〜〜ってなった。闇を押し付けて嫌な気持ちにさせてくる人、みんな祓ってもらえ!!という気持ちになった。日常の再現度がすごいよ辻村深月。めっちゃ共感できる。 闇ハラの正体なんて本当はなくて、思わぬところの思わぬ人の発言や言動が、人の闇を増殖させてたりもする。ひとつずつのエピソードにそういう仕組みもあっておもしろかった。 何書かせてもおもしろいな辻村深月 社会人も学生も共感できちゃうよ 家族を補充する、っていう世界観がめっちゃ怖かった。神原家は終わっても、私の近くにも闇ハラは存在していて、終わらないんだ、、としっかり絶望。
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辻村深月初のホラーミステリーに期待! 全5章で構成された連作短編小説ですがそれが予想以上に良かったですね〜!! 全ての章読むのが辛いイヤミス的な要素もあるが、最後まで読むことをオススメします。 映画化されるみたいなので楽しみ。
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ホラーは、苦手だ。少し想像すると、頭から離れなくなるから。しかし、辻村深月さんのこの本は、読みたいと思ってしまった。表紙からして、おどろおどろしい感じなのに。 読了後、うわーーーっってなった。読んでる最中も、ぞわり感が半端ない。ラストへ向って、伏線回収も、新たな恐怖を生み出す。辻...
ホラーは、苦手だ。少し想像すると、頭から離れなくなるから。しかし、辻村深月さんのこの本は、読みたいと思ってしまった。表紙からして、おどろおどろしい感じなのに。 読了後、うわーーーっってなった。読んでる最中も、ぞわり感が半端ない。ラストへ向って、伏線回収も、新たな恐怖を生み出す。辻村深月さん、やはりすごい。 闇。こんな闇もあるんだと、再認識しながら、それならみんな闇の種は持っているのでは?と恐怖をおぼえる。ただ、闇を周りに押し付けて、狂わせることがあまり表面に出てきてないだけ。 過去を思い返すと、あの時あの人から離れておいて良かったと思うことがいくつか。ちょっと話を聞いてしまったが為に、電話がかかってくる度に、会いに来られる度にこちらが段々病んで来てしまう感覚。私の近くにも闇ハラはいた!皆さんの周りにも…。
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単純に面白かった。 長編を買ったつもりが、短編なんだと思い、後半でそういう事かと再度納得。細かい部分を、前半〜中盤は微妙に隠しながら最後に全部繋げてきましたのは、お見事でした。 個人的に印象深かったのは2章。神原家以外もアクが強すぎてあの環境ストレス半端ないね。 5章の少しずつのネタバラシも良かった。要が犬の名前を教えた時とか、リツさんの名前を呼んだ時、父親が医者だと告白した時など、なるほどと唸らされました。
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