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闇祓 の商品レビュー

4.1

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    64

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/09/28

 心無い言葉、無用な罵詈雑言、誹謗中傷、他人の心を蝕む言葉による暴力。そこかしこに点在している現実があると思う。酷すぎる言動の裏にはきっと闇があると考えてひとを責めるのを抑える。だとしても、ハラスメントは消え失せない。  祓う役割を担う人が現存して、組織的に対処をしてくれるのなら...

 心無い言葉、無用な罵詈雑言、誹謗中傷、他人の心を蝕む言葉による暴力。そこかしこに点在している現実があると思う。酷すぎる言動の裏にはきっと闇があると考えてひとを責めるのを抑える。だとしても、ハラスメントは消え失せない。  祓う役割を担う人が現存して、組織的に対処をしてくれるのならお願いする手続きを知りたいものである。この出だしのような初対面は少し避けたいものの、闇を祓っていただけるのなら大したことはない。竹林が近くにあっただろうか?と考えてしまう。郊外に行くと所々に竹林が見られるので、もしや?とも勘繰ってしまった。  中学校と団地と会社と小学校、個々の舞台と思いきや繋がりのある親密な関係に気づかなかった。闇に取り込まれる結末は蟻地獄のようにもがいて這い上がろうとした時にはもう遅い。  辻村さんの初のミステリーとありましたが、とても読み応えがありました。今の世にも少なからず現存しているようにも感じられました。

Posted byブクログ

2024/09/28

あいつらは闇を押し付けてくる。闇ハラスメント。 現実でもいそうな人であるが故に、これはフィクションではないのでは…?と怖くなりました。 闇ハラをする人たちと闇を祓おうとする人たちとの戦い。もしかして続きが出てくるのかな?いや、続きを読んでみたいと思わされた本でした!

Posted byブクログ

2024/09/27
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厭な話という側面強めのホラー。 神原家の構成員、それぞれ力の強さが異なるのかな、など考えを巡らせた。具体的には長男の人、人死にを出さずに1年は良い先輩やっていたフシがある。メタな見方をすれば、導入章の登場人物だったからあまり派手に立ち回らせることができなかったのかもしれないけれども。

Posted byブクログ

2024/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辻村深月さん初のホラー 転校生の白石要の転校初日、主人公澪は学校案内をしている最中に「今日、家に行っていい?」と聞かれる。 怖くなり、先輩に助けを求めるが・・ 白石要が不気味な感じで書かれていたが、視点を変えるとただ不器用なだけであった。 ただ人となりを知らずにそういう行動をとれば私も不気味に感じるなと思う。 主人公と同じ視点になれるので物語に入り込めた。 ホラーだが、人間の嫌な考えや嫉妬などがもととなり、 その闇の部分が増大し周りの人を巻き込んでいくという感じだった。 お化けや不気味なものは出てこないので、普通のホラーよりは怖くなく読みやすい。 神原父が白石要の父だったというのは、ちゃんと読んでれば予想できたなとおもった。人の名前とか適当に読んでたのが悔やまれる。

Posted byブクログ

2024/09/25

マウント、モラハラ、正論の振りかざしだとか誰しも経験しそうな日常の闇をかくのが上手くて物語に引き込まれました。

Posted byブクログ

2024/09/24

日常を感じさせる内容で読みやすく、言動の細かさで一つ一つ繋がっていくのが個人的には合っていた。 ☆3.8

Posted byブクログ

2024/09/23

もう読む手が止まらないー‼︎一気読み‼︎恐らく今年1番面白かった小説‼︎さすが辻村深月さん‼︎辻村深月さんのホラーは初めてだったけど、一味も二味も違う、ただのホラー小説ではない怖さがあった。自分も学生の頃に、闇ハラの友達がいたなぁーと思い出した。そしてつい最近までも職場に闇ハラが...

もう読む手が止まらないー‼︎一気読み‼︎恐らく今年1番面白かった小説‼︎さすが辻村深月さん‼︎辻村深月さんのホラーは初めてだったけど、一味も二味も違う、ただのホラー小説ではない怖さがあった。自分も学生の頃に、闇ハラの友達がいたなぁーと思い出した。そしてつい最近までも職場に闇ハラがいたなと…。闇ハラは案外身近に結構いるものだと改めて感じたし、そういう人間とは一線を引くという勇気も必要だと思った。

Posted byブクログ

2024/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

微妙なズレの不快感がどんどん増して、抜け出せなくなっていくのが怖かったです。そして、その恐怖に何時でも何処でも捕まる可能性があるんだという描写が、絶妙でした。いくつかの短編が最後に繋がっていくのも秀逸でした。続きが読みたいような、でも、彼にはそれに関わらずにいてほしいような、複雑な気持ちももちました。

Posted byブクログ

2024/09/22

ひさしぶりに一気読みした。 気持ち悪さが残るけど、ハマった! 今のわたしの環境が出会いと別れが多く、既視感を覚えてゾクゾクした。 闇ハラ、わたしの周りにもあるかも…怖すぎる!

Posted byブクログ

2024/09/21

読み進めていくと、この世の全てのハラスメントが闇ハラスメントだなぁ…と思えてしまう。 作者買いですが、すごく面白くて期待を裏切らない作品でした。

Posted byブクログ