海を破る者 の商品レビュー
フィクションとは言え史実を舞台設定にしている割にリアルさが感じられない。 考え方や行動があまりに時代と乖離しているので登場人物に入りきれない。 ただ物語はさすが今村さんだなと思わせる面白さでした。
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蒙古襲来絵詞を題材に、元を迎え討つ伊予水軍河野氏の戦いを描く。 ラストも中途半端で二人の外国人のその後も描かれるず、ちょっと不完全燃焼。
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全体的に設定が元寇の襲来である必要があるのか。 ウクライナ人や高麗人は何の為に描かれたのか良く判らなかった。 設定の説明も長く、圧倒的な筆力(京極や藤沢)も感じられないので物語に意識が集中しない。 半分過ぎても一向に攻めてこない。 何とか読み切ったが期待が大きかっただけに...
全体的に設定が元寇の襲来である必要があるのか。 ウクライナ人や高麗人は何の為に描かれたのか良く判らなかった。 設定の説明も長く、圧倒的な筆力(京極や藤沢)も感じられないので物語に意識が集中しない。 半分過ぎても一向に攻めてこない。 何とか読み切ったが期待が大きかっただけに少し残念だった。 ただ、☆2にするほど悪くもない。
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子供の頃、偉人伝が好きで、北条時宗を読んだ。元寇について、一人の英雄の活躍にしてしまわず、何万もの軍勢の中の名門ではあるが、さほど大きな力のない御家人にスポットを当てて描いたところが面白い。
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著者の過去作「じんかん」で感じたあまりにも現代的思考過ぎる主人公ふたたび って違和感が最後までつきまとってイマイチ楽しめなかった 買った女奴隷に手を出さない侍大将ってどんだけ聖人君子なんだよ ウソくせーってなる 河野氏の内部抗争もなーんか長い割に(史実通りかもしれないけど)イマイ...
著者の過去作「じんかん」で感じたあまりにも現代的思考過ぎる主人公ふたたび って違和感が最後までつきまとってイマイチ楽しめなかった 買った女奴隷に手を出さない侍大将ってどんだけ聖人君子なんだよ ウソくせーってなる 河野氏の内部抗争もなーんか長い割に(史実通りかもしれないけど)イマイチな結末だし 元寇襲来絵巻物で有名な竹崎季長が相棒になるくだりはおっ と思わせて でもあんましバディ感もなくそこはサラっと とにかく全体的に残念な感じ ワシの好みでは無かった
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鎌倉時代の武将・河野通有を主人公とした歴史小説である。 弘安4年(1281年)に起きた弘安の役(二度目の元寇)での通有の活躍がクライマックスとなる。ただ、そこに至るまでの背景説明やら人物紹介が長すぎて、少々飽きてしまった。 二度に渡る元寇を凌いだのは神風のおかげと思いがちだが、当...
鎌倉時代の武将・河野通有を主人公とした歴史小説である。 弘安4年(1281年)に起きた弘安の役(二度目の元寇)での通有の活躍がクライマックスとなる。ただ、そこに至るまでの背景説明やら人物紹介が長すぎて、少々飽きてしまった。 二度に渡る元寇を凌いだのは神風のおかげと思いがちだが、当然ながら幕府としても対策はしていた。そもそも神風自体、なんだったのかよく知らなかったので興味深く読んだ。 この時代にしては進歩的すぎる主人公だが、なかなか魅力的だった。現在進行中の戦争とも被り、戦うことの虚しさ、平和への思いが胸を打つ。
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元寇をこんな角度から描いた作品がこれまであっただろうか。 海を超えた先にある国、そこに住まう人、当時の人々からすれば想像もできないような世界だっと思う。 いや、現代の日本だって数十年前までは、日常的に海外の人々と顔を合わせる機会は少なかった。 今でもさえ、互いにどんな思想をもっ...
元寇をこんな角度から描いた作品がこれまであっただろうか。 海を超えた先にある国、そこに住まう人、当時の人々からすれば想像もできないような世界だっと思う。 いや、現代の日本だって数十年前までは、日常的に海外の人々と顔を合わせる機会は少なかった。 今でもさえ、互いにどんな思想をもって生きているのかを深く理解できないまま、生きていると思う。 どこまでが実在のストーリーなのかは分からないが、当時にこんなにもダイバーシティを受け入れ、異国の人々の価値感を認め、命を大切にすることを実践した人がいると想像するだけでも胸が熱くなる。 台風が過ぎ去った後に、主人公の六郎が取った行動に涙せずにはいられなかった。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
元寇は神風としか記憶していなかったので河野家を一切知らなかった私。よく考えれば神風だけで退けられるはずもなく、ちゃんと奮闘した人達がいたのは当然の事でした。ロシアやキエフが出てきて、この時代にも国同士の戦いはあったのか、と自分の平和ボケさを思い知らされました。私にとってはお勉強の時間のような読書で、もう少し楽しみながら読める題材がいいなぁ、とちらっと思ったり。でも、知らなかった人を取り上げて掘り下げていってくれるのが今村さんの良さなので、次はだれかなぁと期待しています。
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今村先生の作品が好きで手に取った。 元寇を題材にしているのは珍しく、その面でも期待は大きく、発売前から楽しみにしていた。 帯文や紹介文からハラハラする戦闘劇多めかと思っていたが、今村先生らしい人間ドラマや戦争、人とのつながりといったテーマが前面に出ていて、考えさせられる物語であっ...
今村先生の作品が好きで手に取った。 元寇を題材にしているのは珍しく、その面でも期待は大きく、発売前から楽しみにしていた。 帯文や紹介文からハラハラする戦闘劇多めかと思っていたが、今村先生らしい人間ドラマや戦争、人とのつながりといったテーマが前面に出ていて、考えさせられる物語であった。
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元寇との戦い。日本史上最大の危機に没落御家人が復興のために立つ。いや、復興の為だけだろうか? 台風で勝ったとしか大して知らなかった歴史なだけに前知識全く無しで、面白くドキドキハラハラ。時には涙し読み進める事ができました。 登場人物全てが好き。皆それぞれちゃんと大切に描かれている。...
元寇との戦い。日本史上最大の危機に没落御家人が復興のために立つ。いや、復興の為だけだろうか? 台風で勝ったとしか大して知らなかった歴史なだけに前知識全く無しで、面白くドキドキハラハラ。時には涙し読み進める事ができました。 登場人物全てが好き。皆それぞれちゃんと大切に描かれている。 続きが読みたいな~。と思わせる作品。続き出ないかな~。
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