死にたがりの君に贈る物語 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
謎がどんどん生まれてどんどん解消していく感じ。サバイバル?生活の空気感に入り込めて、スラスラ読めた。 正直自分の辛さを楯に人を傷付けることを厭わない人の描写はあまり気持ち良いものではなかったけど、それでも受け入れようとしてくれる人たちがいる温かさや想いが伝わったし、なぜそうなったかもどんどん明かされていく展開になってるから飽きずに読めた。 どうか二人がお互いのことを胸に、少しでも前向きに生きていってくれたらなと。二人は自分は独りだって強く思っていると思うけど、案外世界は自分が動きさえすれば反応があって、繋がっていけるものなのかなぁ〜と。
Posted by
本で救われる人がいるんだ、ましてや救われる命もあるんだと気付かされる。もちろんフィクションだが本当にそんな人は世の中にはいると思う。 それが本でなくても。作者の本に対する熱い想いが伝わる名書です。
Posted by
普通本って1巻に2巻と発売される事が少ないので、作中作の swallowtail waltzはライトノベルなのかなと思った 読んでる登場人物も皆若いし ミマサカリオリは正体は予想通りの人物だった
Posted by
物語を必要な人がいて、そんな人が物語を書く人に必要とされている。 彗星の如く現れた覆面作家ミマサカリオリ。熱狂的ファンも多い。その反面、批判も多くなる。そして主要キャラの死に世間は大荒れ。厳しい批判の中、完結目前にミマサカリオリの訃報が報じられる。 後を追うようにミマサカリオリに...
物語を必要な人がいて、そんな人が物語を書く人に必要とされている。 彗星の如く現れた覆面作家ミマサカリオリ。熱狂的ファンも多い。その反面、批判も多くなる。そして主要キャラの死に世間は大荒れ。厳しい批判の中、完結目前にミマサカリオリの訃報が報じられる。 後を追うようにミマサカリオリに心酔していた少女も自殺未遂。 やがてファンサイト7人(自殺未遂少女含めた)が物語に似た山中の廃校に集まり、、、。 ミマサカリオリは生きている。そしてミマサカリオリは誰なのか。途中で色々ミスリードしていたことに気付き、展開が楽しい。本は人を救う。書き手、編集者の苦労も垣間見えた。 誹謗中傷という言葉の暴力は人を死に追い込む。 痛切な青春ミステリ。
Posted by
この世界には、物語を必要としている人間がいる 物語が、その人の生きる支えともなり得るという そんな物語 徹底的な覆面作家として活動していた小説家“ミマサカリオリ” デビューとともに人気作家となり、多くの熱いファンを掴んでいた シリーズの最終近くストーリーの厳しい批判を受け、完結...
この世界には、物語を必要としている人間がいる 物語が、その人の生きる支えともなり得るという そんな物語 徹底的な覆面作家として活動していた小説家“ミマサカリオリ” デビューとともに人気作家となり、多くの熱いファンを掴んでいた シリーズの最終近くストーリーの厳しい批判を受け、完結が書けなくなる 人気作品「スワローテイル」の舞台と似た山の中の廃校に集められた7人 彼らは、ミマサカのファン達 それぞれの思いを持って作品の完結を求めている 集団生活の中で 7人の立場がミステリーと言えるのかな ネタバレになるのでこの辺で 人気作品と重複させながら、ストーリー展開しようとしているのだけど、作中作としてもう少し仕上げてから挿入の方が良かったかなあ ラストは、皆んなこれからに希望を持っていくから、若い子にお勧めです
Posted by
けんごさんがおすすめしていたこともあり、タイトルが気になって読んでみました。 ほんとに読んでよかったと思いました。 全てを知ったときに驚きました。やっぱり小説は人を救えるんだな〜と改めて気づきました! この小説はあとがきが大事!!あとがきは絶対に最後に読んで欲しい!!
Posted by
タイトル気になるねって友達と話してて、でもあらすじがピンとこなくてなかなか読むに至らなかった本。もっとじめじめしてるイメージで読み始めたら、えっなんか冒険はじまった!?ってなって、読み進めるとどんどん種明かしされていくので、途中からは飽きずにスイスイ読めました。学校には来たものの...
タイトル気になるねって友達と話してて、でもあらすじがピンとこなくてなかなか読むに至らなかった本。もっとじめじめしてるイメージで読み始めたら、えっなんか冒険はじまった!?ってなって、読み進めるとどんどん種明かしされていくので、途中からは飽きずにスイスイ読めました。学校には来たものの教室のドアを開けられなかった人や電話がかけられない人には何か感ずるものがあるんじゃないかなと思ったり。最後はありきたりと言われればそうなのかもしれないけど、変な暗さもなく純粋に真っ向勝負!という感じで好き。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
現在の世界でもSNSというものが普及し その影響で亡くなる人も増えている。 そんな世の中なのが事実なのですが、その作品はまさに今の現実を表しているよう。 何万何千万に褒められても、たった一人の意見に傷つく。本当にそうだと思います。 しかし、作品内でもありましたがそれをするのは "逆に愛なのだ"と言われていました。 それも正しいことだと深く思いました。 素晴らしい人間だからこそ、沢山の人が注目をしてくれる、読んでくれる。そのありがたさがわかった小説です。
Posted by
よかったです。人が小説に救われることはあると思います。私も好きな作家さんの次作が発売されるのが、生きがいの一つです。綾崎先生の作品は読む手が止まりません。温かい時間を過ごせました。
Posted by
人気小説家ミマサカリオリが、人気シリーズの完結前に亡くなる。熱狂的なファン7人が人気シリーズに出てくる舞台と似た廃校に集まり、小説をなぞる生活をして、物語の結末を探ろうとする。そして、共同生活をする中で、予想だにしない出来事が起こる。 といったあらすじ。 Instagramでオ...
人気小説家ミマサカリオリが、人気シリーズの完結前に亡くなる。熱狂的なファン7人が人気シリーズに出てくる舞台と似た廃校に集まり、小説をなぞる生活をして、物語の結末を探ろうとする。そして、共同生活をする中で、予想だにしない出来事が起こる。 といったあらすじ。 Instagramでオススメされていた作品。 7人で共同生活をするのですが、7人全員が何かしらの嘘をついています。 また、登場人物の会話文を途中で「・・・。」と切って、何を話したのか読者に伝えず含みをもたせたり、「聞かれなかったから、答えなかった」といったこともあったりして、真相が気になり、あっという間に読み終わりました。 99人がどんなに褒めてくれても、1人が批判したら、そのことに傷つき苦しんでしまう。 自分もそんな性格なので共感しました。 全員に認めてもらうことが難しいことは頭ではわかっているつもりでも、いざ否定されると、それを頭から取り除くことが難しいんですよね。強くなりたいなぁ。 作中に出てくる人気作「Swallowtail Waltz」が凄く読みたくなりました。
Posted by