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死にたがりの君に贈る物語 の商品レビュー

4.2

40件のお客様レビュー

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2024/08/01

よかったです。人が小説に救われることはあると思います。私も好きな作家さんの次作が発売されるのが、生きがいの一つです。綾崎先生の作品は読む手が止まりません。温かい時間を過ごせました。

Posted byブクログ

2024/08/01

人気小説家ミマサカリオリが、人気シリーズの完結前に亡くなる。熱狂的なファン7人が人気シリーズに出てくる舞台と似た廃校に集まり、小説をなぞる生活をして、物語の結末を探ろうとする。そして、共同生活をする中で、予想だにしない出来事が起こる。 といったあらすじ。 Instagramでオ...

人気小説家ミマサカリオリが、人気シリーズの完結前に亡くなる。熱狂的なファン7人が人気シリーズに出てくる舞台と似た廃校に集まり、小説をなぞる生活をして、物語の結末を探ろうとする。そして、共同生活をする中で、予想だにしない出来事が起こる。 といったあらすじ。 Instagramでオススメされていた作品。 7人で共同生活をするのですが、7人全員が何かしらの嘘をついています。 また、登場人物の会話文を途中で「・・・。」と切って、何を話したのか読者に伝えず含みをもたせたり、「聞かれなかったから、答えなかった」といったこともあったりして、真相が気になり、あっという間に読み終わりました。 99人がどんなに褒めてくれても、1人が批判したら、そのことに傷つき苦しんでしまう。 自分もそんな性格なので共感しました。 全員に認めてもらうことが難しいことは頭ではわかっているつもりでも、いざ否定されると、それを頭から取り除くことが難しいんですよね。強くなりたいなぁ。 作中に出てくる人気作「Swallowtail Waltz」が凄く読みたくなりました。

Posted byブクログ

2024/07/27

私には推しがいますが、この物語は間違いなく救いであり、希望でありました。推しがいる人はもちろん、たくさんの人に読んで欲しいです。

Posted byブクログ

2024/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終盤まで、誰がミマサカリオリ先生なんだろうとなった、考えさせられた本。 物語を読んで、本の持つ力ってすごいんだなと思ったし、そんな本に出会うかどうかで自分の人生も変わってくるんだろうなと感じた。 そして、そこから勇気をもらい、今日も元気に生きていくことができるんだよね。 最後のあらすじで、お互いに救われて良かったね、という気分になった。

Posted byブクログ

2024/07/20

あるTiktokerさんが紹介していたので読みました。 難しい感情の表現や精神状態の表現など1つ1つが細かく書いてあって自分にか深く刺さる話でした。 自分と重なる部分が多かったから読んでいてとても共感出来たし感情移入が今まで読んだ小説よりも深かった。

Posted byブクログ

2024/07/18

YouTuberのけんごさんのオススメを聞いて読んでみました 本当に最後のページまで初めて読みました そしてその最後の最後に『死にたがりの君に贈る物語』という言葉の意味がわかる!人間らしさがあって、でも希望もあって、割と読みやすく面白い物語でした♪♪ 本の中に出てくる小説も読...

YouTuberのけんごさんのオススメを聞いて読んでみました 本当に最後のページまで初めて読みました そしてその最後の最後に『死にたがりの君に贈る物語』という言葉の意味がわかる!人間らしさがあって、でも希望もあって、割と読みやすく面白い物語でした♪♪ 本の中に出てくる小説も読んでみたいです

Posted byブクログ

2024/07/07

人間は、100人に褒めてもらえてもたった1人の誹謗中傷でいとも簡単に病んでしまう生物だ。 ミマサカリオリもまた、例外ではなかった。大人気小説の作家であるミマサカリオリは、人気キャラクターであるヒロインの「ジナ」を死なせたことにより大炎上した。 もともと傷つきやすく繊細だったミマサ...

人間は、100人に褒めてもらえてもたった1人の誹謗中傷でいとも簡単に病んでしまう生物だ。 ミマサカリオリもまた、例外ではなかった。大人気小説の作家であるミマサカリオリは、人気キャラクターであるヒロインの「ジナ」を死なせたことにより大炎上した。 もともと傷つきやすく繊細だったミマサカリオリは深く深く心に傷を負った。 そして一年後、ミマサカリオリのSNSに載ったのは訃報だった。 そこからの展開がとても面白くて、私は読む手が止まらなかった。はじめ、この「死にたがりの君に贈る物語」というタイトルの意味がわからなかった。ただパッとタイトルを見ただけでは感動物だと勝手に解釈していたからだ。 ミマサカリオリの作品を深く愛する純恋の心が、ミマサカリオリに届いた時、どうしようもないほどの感動を覚えた。 やはり人を傷つけるのは人間である。けれどその心を解きほぐすのは、その人にどうしようもない愛を注ぐ人間なのだ。 私だって、辛いと感じたことはいくらでもある。こんな短い人生でも、死がチラついてしまうこともあった。 そんな時に、この本を手に取ったらどれだけ救われるだろう。 「あなたかいるから。」 最後の一文だけでも読んでみて欲しい。きっと生きる気力が湧くのではないだろうか。 これは死にたがりのあなたに贈る物語だ。

Posted byブクログ

2024/07/04

あの後どうなったのだろう。 きっと。 そんな素敵な終わり方でした。 物語はまだ始まったばかり。 どこからでもやり直せるよ。 大丈夫だよ。と言われた気分です。 心温まる。本当に優しい光。

Posted byブクログ

2024/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説作家も心をもつ人間であり、読者と同じように日々を送っていることを忘れてはいけない、ということを再認識させられる作品だった。 ミマサカリオリは人一倍自分が嫌いで、それ故の愛への渇望とその愛への疑心を感じた。この点においてミマサカリオリと似ている自分。自然と物語に没入でき、一気に読み進めてしまった。 終わり方が綺麗でスっと心に落ちるように本を閉じることが出来た。読めてよかった。

Posted byブクログ

2024/06/16

皆、誰かに、何かに支えられて生きているんだと感じる作品です。 他人と関わることは苦しいこともあります。けれど、自分ではどうしようもない時、救ってくれるのは、その他人なのだと思います。

Posted byブクログ