商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2024/03/05 |
JAN | 9784591181355 |
- 書籍
- 文庫
死にたがりの君に贈る物語
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死にたがりの君に贈る物語
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商品レビュー
4.2
40件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミマサカリオリの正体が分かった時にだからあの生活リズムなのか。と納得してしまった。(小説家は不規則な生活をしてるイメージがわたしの中にある為)死にたかった純恋は愛する作家から生きて欲しい。あなたのために小説を書く。と言われたのだから生きる道を選ぶよね。そして死にたかったミマサカリオリも生きていくんだろうな。誰も死ななくてよかった。
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- ネタバレ
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冒頭部分はあまりのめり込むことができず、何度か中断してしまったが、初めて原稿が置かれたあたりで、やばい、、、面白くなってきたぞ、、と最後まで読むことを止められなかった。 自分自身を守るためとか本当は自分に向けて言ってるんだとか色々理由があることは理解できるけど、他人に向けてあそこまで悪態をつくのは、文字を読んでるだけなのに少し心がちくりと痛むものですね、、 でもそれ以上にミマサカリオリは世界からの批判を受けて心がズタズタになっていたんだなぁと思うと、うーーんそうよなぁーー辛いよなぁーとなんとも言えない気持ちにもなって。本当に言葉は刃物になり簡単に人を心を殺してしまうものだと改めて思ったなぁ。 あとやっぱり家庭環境はその人の基本的な人間性を形成するのに1番影響を与えるものだなぁとも。これ家庭環境がめっちゃ良かったら、ここまで酷い状況にはならなかったはず、、まぁでもこの家庭環境だったからこそ小説家になる流れになったからなぁ、、 最後には全ての希望を純恋ちゃんに託すことになるんだけど、2人で真正面からぶつかり合うシーンはとても良かった。この物語が大好きということ以外は何一つ交わることのない2人が、自分の心の叫びを曝け出すことができて、最終的にはミマサカリオリは続きを書くことができたし、純恋ちゃんも生きていく希望を持つことができた。 まぁ2人の家庭的な問題は何も解決はしてないけど、血の繋がりなんかよりも強い2人だけの信頼が出来たことで、これから小説を書き続けて、読み続けて、生きていくんだなぁと思うと、なんか良いね、素敵だね。生きてたら理不尽なことばっかりなんやから、何かのためにとか誰かに縋って生きていくことは全然悪いことじゃないしね。私もこの日に友達と会うまで頑張って生きようとか思って生きてるし。まぁでもこれから生きていく上でSwallowtail Waltzと同じくらい大切なものが増えていって2人の人生がもっと豊かになっていくことを願うよ☺︎ 人の心をここまで動かすことができる「Swallowtail Waltz」読んでみたいな〜、ってこの本を読んだ人の大半が思いそうなことをもれなく私も思いました。私もどちらかというと死にたがりなので(語弊)、この小説家の次回作のために生きていようとか思える小説家に出逢いたいな。 私自身、登場人物で性格の悪いやつが出てこない(佐藤友子に関しては目を瞑る)小説と、 どのページだったか覚えてないけど2回涙してしまうところがあって、泣いちゃうくらいに心が動いてしまう小説が好きなんだなぁと。 人の深く傷ついた心の表現がうまくて感情移入してしまった。この物語は全体的に暗いマイナスな気持ちの表現が多いので、分かりやすい言葉でスッと気持ちがリンクするこの感じ、とても好きです。 再読するとまた違う気づきがありそうなので、また読むと思う。
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謎がどんどん生まれてどんどん解消していく感じ。サバイバル?生活の空気感に入り込めて、スラスラ読めた。 正直自分の辛さを楯に人を傷付けることを厭わない人の描写はあまり気持ち良いものではなかったけど、それでも受け入れようとしてくれる人たちがいる温かさや想いが伝わったし、なぜそうなったかもどんどん明かされていく展開になってるから飽きずに読めた。 どうか二人がお互いのことを胸に、少しでも前向きに生きていってくれたらなと。二人は自分は独りだって強く思っていると思うけど、案外世界は自分が動きさえすれば反応があって、繋がっていけるものなのかなぁ〜と。
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