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わが投資術 の商品レビュー

4.3

103件のお客様レビュー

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2024/10/23

ヘッジファンドの運用マネージャーが引退にあたり「投資手法を全部話す」という触れ込みの本書、スルーしていたが人気のようで読んでみた。 難しい具体的な話なのかと思いきや、自伝的要素が強く面白かった。 そもそもあの時ああだったという話は面白いもの。昔のキョーレツな野村の話や、大相場の...

ヘッジファンドの運用マネージャーが引退にあたり「投資手法を全部話す」という触れ込みの本書、スルーしていたが人気のようで読んでみた。 難しい具体的な話なのかと思いきや、自伝的要素が強く面白かった。 そもそもあの時ああだったという話は面白いもの。昔のキョーレツな野村の話や、大相場の時の裏話のほか、もちろんこう考えてこうしたという話もさすが敏腕ファンマネで面白かった。 肝心の投資方法については小型株投資とのことで、最初は相場に張り付けない人、情報を手に入れられない人には無理だなーぐらいだったが、読み進めるにつれ、つぶれそうな会社の株を買うとか社長が逮捕されたとこを買うとか、話としては面白いものの素人は手を出さない方がいいレベルだった。 そもそも小型株をファンドなんかがそんなに買ったら相場操縦になるんじゃないの?と思ったのだが(そうならないように気をつけたとは書いていた)、引退したとは言え、得意の小型株を個人で持ってないわけはない。 この本は小型株投資を推進して買い支えするのが目的なのかもなと深読みして楽しんだ。

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2024/10/19

著者はタワー投資顧問㈱で基幹ファンドを運用し、去年健康上の理由から運用を終了したそうだ。 彼の投資に対する考え方や投資人生を直截に記述している。 第1章の市場に対する視点が投資総論 第2章野村證券入社からヘッジファンド解説に至るまでの略歴 第3章投資する上での考え方(PERやPB...

著者はタワー投資顧問㈱で基幹ファンドを運用し、去年健康上の理由から運用を終了したそうだ。 彼の投資に対する考え方や投資人生を直截に記述している。 第1章の市場に対する視点が投資総論 第2章野村證券入社からヘッジファンド解説に至るまでの略歴 第3章投資する上での考え方(PERやPBRの有用性からの考え方、投資対象の特徴=割安小型成長株の見極め方) 第4章ファンドの運用パフォーマンスと時代背景、戦績 第5章REIT 第6章ロング 第7章ショート・ペアトレード 第8章やってな行けない投資 第9章これからの日本株市場 運用額が半端でないので、そのリスク管理や調査分析に一般の個人投資家とは大きな差があるが、参考になる視点や共感できる意見もあった。 日本のファンドマネージャーから見た運用のインサイドを描いた著作は多くはないので興味深かった。

Posted byブクログ

2024/10/13

個別株に関するエピソードは当時の報道を思い返しながら読むと裏で何が起こっていたか興味深い。こんな情報や分析しながら売買するプロには勝てないわ。

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2024/10/03

主張が首尾一貫しており、具体的である点が良い。口語体で書かれており、読みやすく親近感が持て、説得力もある。(日経ビジネス等でインタビューを読み、例の日経平均最大下落幅の際の行動も面白かった) 四季報を図書館で眺めてみた。なるほどこの中から探すのはある種の才能が必要かもしれない。

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2024/12/01

自分の理解力•知識では内容の半分くらいしか理解できなかったが、それでも得られるものは多く、ユーモアたっぷりの語りは読んでいてとても面白かった。 多くの読者が言っている通り、何度でも読みたいと思える一冊。 投資についての知識の向上はもちろん、仕事へのモチベーションもあげてくれる。

Posted byブクログ

2024/09/25

私も機関投資家として20年近く運用に携わっていますが、かなり参考になる、目から鱗の言葉がたくさん。 【割安小型株投資の鉄則】小型株投資は、成長すると思って投資して、仮にそれが外れても、大して損しない、なぜなら、誰も期待してないから。 とにかく、値上がりした株はできるだけ買うのを...

私も機関投資家として20年近く運用に携わっていますが、かなり参考になる、目から鱗の言葉がたくさん。 【割安小型株投資の鉄則】小型株投資は、成長すると思って投資して、仮にそれが外れても、大して損しない、なぜなら、誰も期待してないから。 とにかく、値上がりした株はできるだけ買うのを避けるのが、鉄則! TOPIXのパフォーマンスを上回る大型株を見つけるのは困難! 将来の利益から割り出した適正なPERだけで株式の価値を計測することはできない!会社の資産や負債を含めて計算するべき! →会社の資産や負債を見る為にPBRがあるが、実は役に立たない!赤字の会社の資産を、純資産と同じ額で売却できるはずが、ない! →見るべきは、会社が赤字になろうがなるまいが、同じ値段で売れる、ネットキャッシュ。 ネットキャッシュ=流動資産+投資有価証券×70%−負債 ネットキャッシュ比率=ネットキャッシュ÷時価総額 清原さんの定義は、大型株は時価総額3,000億円以上、中型株は500億円以上、小型株はそれ未満 ネットキャッシュ1ワレは、中型株で11、小型株で309社! PERを使うなら、コレ↓ キャッシュニュートラルPER=PER÷(1−ネットキャッシュ比率) 金利が上がると、グロース株(高PER)に不利なのは、将来の割引率が高くなるから! 株価指数先物の裁定取引の残高に注目!先物売り現物買いの裁定取引が溜まると弱気のサイン、先物買い現物空売りは強気のサイン!

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2024/09/08

清原さんは2005年の最後の長者番付で一位になったサラリーマン。 この本の何が面白いかというと、ユーモアある書き振りももちろん、投資ファンドを運営していた、しかも生き残った点であり、ベイジアン的な生き方である著者の実体験であるということ。 counterintuitive、常識...

清原さんは2005年の最後の長者番付で一位になったサラリーマン。 この本の何が面白いかというと、ユーモアある書き振りももちろん、投資ファンドを運営していた、しかも生き残った点であり、ベイジアン的な生き方である著者の実体験であるということ。 counterintuitive、常識を疑うというスタンスが全てなのだろう。 結果的なのかもしれないが、野村證券から外資系、ファンド立ち上げ、上りもすれば下りもする人生の記録。そのファンドを閉じる、その時に振り返って何を感じるのか、興味深い。 彼の見る世界においては失敗がある、投資に才能はなく、失敗からの学びのみ。 ただそれは挑戦をした上でギリギリを耐え抜いてきて今がある。 筆者の資産30億を投じてファンド存続に臨んだ際の、奥様のあなた先週も同じこと言ってなかった?は面白い

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2024/09/01

伝説のファンドマネージャー清原達郎氏の著書。投資哲学やK1ファンドの運用について知れる。ここ25年程の金融的イベントを概観出来る内容でもあり、非常に学びが多い。あとがきにも書かれていたが、章毎に綺麗に整理されているわけではなく、少し理解しにくい面もあった。著者が声帯を失っており、...

伝説のファンドマネージャー清原達郎氏の著書。投資哲学やK1ファンドの運用について知れる。ここ25年程の金融的イベントを概観出来る内容でもあり、非常に学びが多い。あとがきにも書かれていたが、章毎に綺麗に整理されているわけではなく、少し理解しにくい面もあった。著者が声帯を失っており、編集者と密にコミニュケーションを取ることが難しかったためであるそう。その分著者の言葉がダイレクトに伝わってくる面もあり良し悪しだなと。1番の学びは「常識を疑う」と「ベイジアン的発想」。著者は基本的に逆張り姿勢であり、常識を疑う。大勢と違う選択をするから大きな利益を得られる。「ベイジアン的発想」とは新しい事象を確率に組み込んで、判断を変えて行くこと。一度した判断に固執せず、新しい出来事を考慮に入れに自分の判断をアップデートしていく。 正直1度では理解し切れなかったため、また読み直したい。

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2024/08/30

自分の今のレベル感では読みこなせないと思ったのでざっと通読。 中小小型株、ネットキャッシュ比率辺りがキーワード。 これを深く理解できるころには投資のレベルも上がってるか。、

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2024/08/26

どのように株を買い、どのように運用していったら良いか、大変勉強になった。時折読み返しながら、実践していきたいと思う。

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