家族解散まで千キロメートル の商品レビュー
スピード感のある物語のようで(勝手に期待した)、そうでもなく、どんでん返しと言えなくもないが・・。 そもそもこの出来事の原因、発端、動機がよく分からないというか、腑に落ちない。 各々のキャラは良いなと思って読んでいたが、これも終盤で気持ち悪くなってきた。 そういう本だと思...
スピード感のある物語のようで(勝手に期待した)、そうでもなく、どんでん返しと言えなくもないが・・。 そもそもこの出来事の原因、発端、動機がよく分からないというか、腑に落ちない。 各々のキャラは良いなと思って読んでいたが、これも終盤で気持ち悪くなってきた。 そういう本だと思って、二回目読めば味わいがあるかもしれない。 読まんけど。
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古い実家の解体の日、発見されたのは仏像。もしかすると父が盗んだのかも知れない。 非常に変わったタイプのミステリー。謎解き部分はまあまあだけれど、途中の家族の話は面白かった。
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「大学生」と「炎上」を、コレご飯食べてる場合じゃない!って一気読みして大満足した作家さんの新刊だったのでウッキウキでした。 今回もスカッと騙してくれるんだろうなって。 盗まれた仏像が自宅の倉庫に忽然と現れ、日付が変わる前に返しに行かないと!なんて、こんなシチュエーション流石だわ面白い。 どこが伏線なんだろ、ここかな?(ワクワク) 読み終えた感想として、肩透かし感が。 あすなの言動が何一つ理解出来なかったし、終わり方もよくわからなかった。 その問題と家族のことはまた別(原因は父にあれど)なのに、そういう終わり方なの?と。 期待値が高すぎたのかもしれない。
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全体的にはミステリーな、最終的には家族物語 掴みがOK 中弛みも無く一気に終盤に! 最後のオチの部分は、えーそういう風に持ってきて終わるのという感じ
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とんでもないお父さんのために、犠牲にはなりたくないという思いで、喜佐家の人々は一丸となる。そして千キロ先の目的地を目指す。始めは時間までに到着できるのか、という一点だけ気になり、楽しく読んでいた。 もちろん、そんな単純なことだけのはずはなく、疑問がでてくるとともに、意外な展開に...
とんでもないお父さんのために、犠牲にはなりたくないという思いで、喜佐家の人々は一丸となる。そして千キロ先の目的地を目指す。始めは時間までに到着できるのか、という一点だけ気になり、楽しく読んでいた。 もちろん、そんな単純なことだけのはずはなく、疑問がでてくるとともに、意外な展開に驚いた。そして、思わぬ人が家族に本当に気づいてほしかったことに、色々と考えさせられた。例えば「家族って何人?」と聞かれたときに、私も少し考えてしまう。同じ家に住む人だけが家族ではないと思う。その考え方が共に暮らす人とは違うかもしれない。考え方はそれぞれでいいと思う。ただ、形だけの家族を保つためや、世間での当たり前のために、家族の中に犠牲になる人がいていいはずはない。自分の考え方を家族に押しつけたりしていないか、そんなことも考えるきっかけになった。最初に面白くなりそうと読み始めたが、思わぬ着地点についた感じで読み終えた。
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好きな作家の新刊ということで購入。中盤の盛り上がりから、終盤で物語がひっくり返る様が最高に痛快だった。 『家族の在り方について考えさせられる』のような感想もありそうだが、正直そのあたりはどうでも良くなるくらいのどんでん返しの衝撃。 結末を知ってから読み返した際に、会話の相手や登場...
好きな作家の新刊ということで購入。中盤の盛り上がりから、終盤で物語がひっくり返る様が最高に痛快だった。 『家族の在り方について考えさせられる』のような感想もありそうだが、正直そのあたりはどうでも良くなるくらいのどんでん返しの衝撃。 結末を知ってから読み返した際に、会話の相手や登場人物の視線などの描写にミスリードがふんだんに散りばめられており、読み返しているときが一番楽しかったかもしれない。 最後まで読んで良かったと思わせるような、エンタメ小説として素晴らしい作品だったと思う。
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2024年6作目 タイトルに惹かれて読んだら面白くて一気読みした 家族観を考えたことってあまりなかったけれど、家族の在り方をフラットに考えれるのがとても良かった ミステリーなのか人間ドラマなのか読み終わった今もわからないけど、もう一度初めから読みたいと思っているのは確かだ
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浅倉さんの他作品と同様に登場人物のキャラは面白く楽しく拝読しました。 少し前作より読み劣りする感が否めず星3ですが、 これからも楽しめる作品の創作期待しています。
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「六人の嘘つきな大学生」や「俺ではない炎上」が好きで、新刊楽しみにしていました。 正直今作よりも、前作の方が好みでした。 他の方の感想を読んで、最後の方で、「父の一人称は『父さん』だった。」という箇所があり、さらに父は家、周は車の絵を描いたというエピソードで、「くるま」の章は周視点、「いえ」の章は実は父視点だったのか!?と思った。 ただ、周の考えに途中から共感できなくて、なんでそれで婚約者と実家に住むことにするんだろう?と思ってしまった。そして一度一緒に住むと決めたのに、また解散することにするのも、あんまりついて行けなかった…。 ラストの結婚式二次会のクイズは、「家族解散まで5メートル」という章だから、きっと周と婚約者も家族解散になってしまうんだろうか…。
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2024年 26冊目 家族をテーマにした一冊。序盤は物語がどう進んでいくかのワクワク感があり、テンポも良かったが、最後はちょっと物足りなかったかなという印象。
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