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板上に咲く の商品レビュー

4.2

168件のお客様レビュー

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2024/11/12

面白かった! ーー版画は芸術でねっづのが? 木版画だば、日本で生まぃだ純粋な日本の芸術だ。油絵は西洋の真似コにすぎね。ワっきゃ、純粋な日本の、日本で生まぃぎる芸術さ極めで。芸術革命を起ごしで。そいは……そいは版画なんだ!  版画こそが自分にとって革命の引き金になる。それを証明す...

面白かった! ーー版画は芸術でねっづのが? 木版画だば、日本で生まぃだ純粋な日本の芸術だ。油絵は西洋の真似コにすぎね。ワっきゃ、純粋な日本の、日本で生まぃぎる芸術さ極めで。芸術革命を起ごしで。そいは……そいは版画なんだ!  版画こそが自分にとって革命の引き金になる。それを証明するために、棟方はゴッホを引き合いに出した。  いかにしてゴッホがあんなにも情熱的で革新的な絵画を捜索するようになったか。ーー浮世絵があったからだ。日本の木版画・浮世絵が、オランダの田舎町に生まれた名もなき一青年を「画家ゴッホ」へと生まれ変わらせたのだ。

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2024/11/09

原田マハはこういうのでいいんだよって感じの作品。こんな美術があったんだと新しい世界を教えてくれる。 物事にかけられる情熱の値が振り切れてるのが天才として、その人たちがぶつけたものについてのストーリーはほんと面白い。

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2024/11/08

おもしろかった! 原田マハのアート小説好き! 自分のやりたいことと、それに沿わない現実に苦しみながらもがむしゃらに生きていく姿がよかった。

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2024/11/08

知り合いから勧められた本。 マハさんは好きな作家だが、アート小説は苦手で 今まで読んでなかったが、初めて読んでみた。 思いのほか読みやすかった。熱のこもった小説であり読んでいるとだんだん引き込まれていった。 泉鏡花賞を受賞したそうで、流石だと思った。 またアート小説を読んでみよう...

知り合いから勧められた本。 マハさんは好きな作家だが、アート小説は苦手で 今まで読んでなかったが、初めて読んでみた。 思いのほか読みやすかった。熱のこもった小説であり読んでいるとだんだん引き込まれていった。 泉鏡花賞を受賞したそうで、流石だと思った。 またアート小説を読んでみようと思う。

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2024/11/06

貧乏青年は世界の宗方になった。妻、チヤなくしては語れない。棟方志功の人柄が存分に味わえる 。写真の姿からは想像もつかない版画にたいしての情熱が素晴らしい。本当に世界のムナカタになった。

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2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんなにも1人の人を、その人が創りだすものを、愛し支え続けることができるでしょうか。 芸術家を支える人は、その人の作品もすべて包み込むほどの大きな愛情を持ち合わせていないと、とても共には生きてはいけないですね。 「誰が板画を創るの?誰が……誰が日本のゴッホになるの?私はなれねよ?おメさしかなれねんだよ⁉︎」 素直に涙が出ました。今回も素敵な物語でした。

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2024/11/02

だばだば ってな事で、原田マハの『板上に咲く』 久しぶりのマハさん。世界のムナカタこと棟方志功のお話。 最近、何だが読書熱が上がらんくて全然、本読んでてもワクワクしないと言うのか、身に入らなくて本に手が届きにくい そこへ予約してたマハさんが来たんでワクワクしながら読み始め...

だばだば ってな事で、原田マハの『板上に咲く』 久しぶりのマハさん。世界のムナカタこと棟方志功のお話。 最近、何だが読書熱が上がらんくて全然、本読んでてもワクワクしないと言うのか、身に入らなくて本に手が届きにくい そこへ予約してたマハさんが来たんでワクワクしながら読み始めたが、何故かワクワクしない… ヤバいな脳が腐ってきたかなって、ちょっと不安になりながら読み進めて行くと、中盤から『来た来たっーマハ節がっ‼️』ってかんじで、苦しかった貧困時から奇跡の遭遇で柳宗悦、濱田庄司との出逢いから一気に躍進していく棟方志功。 その出会いの時に涙が出るよね そっこから一気読みで棟方さんの生き様、奥さんのチヤさんとの硬い絆、もうどれもじんわりして涙がホロリで、胸熱く読ませて頂きました。 やっぱりマハさん最高じゃね 釈迦十大弟子の版画欲しいなぁ 2024年28冊目

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2024/10/27

マハさんの、日本を舞台にした作品はあまり好みじゃないのかも知れない。 青森出身でゴッホに憧れた棟方志巧とその奥さん

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2024/10/26

版画家棟方志功と奥さんのチヤさんの物語で、まだ世に出てない何者でもない棟方志功が、世界的に認められる版画家になるまでと、しごくオーソドックスな展開なんだけど、とにかく二人の関係性がかわいらしくて仕方がない。もうほぼそれだけで成り立っていると言ってもいいくらい。NHKでドラマにした...

版画家棟方志功と奥さんのチヤさんの物語で、まだ世に出てない何者でもない棟方志功が、世界的に認められる版画家になるまでと、しごくオーソドックスな展開なんだけど、とにかく二人の関係性がかわいらしくて仕方がない。もうほぼそれだけで成り立っていると言ってもいいくらい。NHKでドラマにしたら観てみたい。

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2024/10/26

二つの図書館で待つ事八ヶ月! ほぼ同じ頃に連絡が来て、後の方をキャンセルして、一気に読み終えました❗️ ゴッホの作品群をオランダ,ベルギーや国内で見てきて『棟方』の心を掴んでやまない作品を思い出したり、 以前に日本民藝館や濱田庄司さんの,益子へ行った事なども甦り、「チヤ」と共に歩...

二つの図書館で待つ事八ヶ月! ほぼ同じ頃に連絡が来て、後の方をキャンセルして、一気に読み終えました❗️ ゴッホの作品群をオランダ,ベルギーや国内で見てきて『棟方』の心を掴んでやまない作品を思い出したり、 以前に日本民藝館や濱田庄司さんの,益子へ行った事なども甦り、「チヤ」と共に歩んだ生涯、柳宗悦、濱田庄司、河井寛次郎等々縁の人々の影響を想像しながら読みました。

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