世界は経営でできている の商品レビュー
・ある日突然に「○○対応」が業界で一大イベントになる。書店に「○○対応必携」の本が溢れお祭り騒ぎ。経理人事総務法務も八面六臂の大活躍。そして「××社流、○○戦略」の書類が出来上がる。大いに仕事をした気になるが、会社は何も進んでいない。案外、新入社員がポロッと口にしてしまうが、歳を...
・ある日突然に「○○対応」が業界で一大イベントになる。書店に「○○対応必携」の本が溢れお祭り騒ぎ。経理人事総務法務も八面六臂の大活躍。そして「××社流、○○戦略」の書類が出来上がる。大いに仕事をした気になるが、会社は何も進んでいない。案外、新入社員がポロッと口にしてしまうが、歳を重ねるごとに口にしなくなる処、そっち側の人になる。 ・人は無能になる職階になるまで出世する。特定の職階では優秀だったが、次の職階では優秀ではない人の集まりになる。 ・こうして、JTC日本企業は弱体化する。身につまされる話し。
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人生における失敗のボトルネックを指摘し、発想の転換を迫る。思想的エッセンスによる読みやすい語り口で読者に指針を与える。
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「結論を先取りすれば、本来の経営は「価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」だ。 この経営概念の下では誰もが人生を経営する当事者とな...
「結論を先取りすれば、本来の経営は「価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」だ。 この経営概念の下では誰もが人生を経営する当事者となる。」 (はじめに:日常は経営でできている P.8)
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ときめきを感じられないと思うなら「相手そのもの」を変えるのではなく「自分と相手の相互作用」を変えるような手を打つ 尊敬という価値は誰もが今この瞬間から作り出すことができる。試しにまずは目の前の人を尊敬してみることだ
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ひとことで言えば浅い。ここでの経営とは瞬間的一時的なことより長期的な結果、部分より全体の最適化、という意味で使われているようだが、それぞれの事例は多くかたられていることで新鮮味はなく、発見もあまり感じない。そんな事例にここでいう「経営」を当てはめて展開したような感じ。 つまり、こ...
ひとことで言えば浅い。ここでの経営とは瞬間的一時的なことより長期的な結果、部分より全体の最適化、という意味で使われているようだが、それぞれの事例は多くかたられていることで新鮮味はなく、発見もあまり感じない。そんな事例にここでいう「経営」を当てはめて展開したような感じ。 つまり、ここで語られていることはすでに語られまくっていることであり、「経営」と言うには表面すぎて経営にまで踏み込めていない。
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個人的には面白かった。文体が軽め、内容も身近な比喩が多く読みやすいと感じた。 凡人でもアルアルな場面を例とし「経営の目線を入れ、こう解決を試みては」という話が続く。題名とチグハグな感じもあるが、冒頭に断りを入れてあるため割とすんなりと受け入れられた。(お断りでは「冷笑系エッセイ...
個人的には面白かった。文体が軽め、内容も身近な比喩が多く読みやすいと感じた。 凡人でもアルアルな場面を例とし「経営の目線を入れ、こう解決を試みては」という話が続く。題名とチグハグな感じもあるが、冒頭に断りを入れてあるため割とすんなりと受け入れられた。(お断りでは「冷笑系エッセイ」とあったが、どこが「冷笑系」なのかは正直最後までピンと来ず…) 続く例え話を読む内に「経営」という言葉に自分が抱いていたイメージと著者が提示する意味に乖離があるようだ、と気づいてくる。最後に著者が言語化して提示。 この方の示す「経営」が、あまねく…凡人平社員の私にも…世の中に浸透すればもうちょっと生きやすい世の中になるなぁ。いっちょやってみるかー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本来の目的に立ち返って考えたら、方向性だいぶ間違ってるよね、っていう、 ちょっと冷笑的に、風刺的に、語られているエッセイです。 ・・・ 世界から経営が失われている。 まず著者は、経営を価値創造(自分と他者を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」と定義されています。 著者の問題意識は、現代という時代に根付いています。 ここ半世紀、手段であるはずの金銭の価値に過度に振り回されるようになった。 日本では、不換紙幣制度となったあと、平成時代の円高とデフレがあり、今は円安があり…。 その過程で、流行った価値有限思考。 私たちは、目的であるはずの人間の共同体をなおざりにしてきた時代でもあった、と。 今も争いや、苦痛の絶えない世の中。 個人も社会も豊かになるには、なぜ経営の視点が必要か。 奪い合いは限りあるものに対して発生する、と。 何かが有限だと思う気持ちは、失う恐怖と隣り合わせにある、と。 経営ー価値創造という究極の目的を持つ。これにより、価値は無限に創造できる。 創造するという姿勢で個人や社会のあらゆる側面に臨むことで、 「他者は奪い合いの相手ではなく、価値の創り合いの仲間になれる」。 「自分の中で、あるいは他者と、何らかの対立が起きてしまったときには『究極の目的は何か』を問いなおせばいい」。 ・・・ 家族、恋愛、仕事、就活、孤独、健康、虚栄、憤怒、歴史、芸術、科学… 皆に身近ないろいろな分野を扱っているのですが、とにかく突っ込みを入れ続けます。 本来の目的とずれてない? 手段が目的化してない? まあでも、それをわかっててどうしようもなくなってそのまま何とか生きている部分もあるかもしれないけれど、、、 先日読んだ、エッセンシャル思考の、冷笑エッセイ版みたいでした。 贈与論の本では、贈与が市場経済のすきまにある、と言っていましたが、 この本では、経営の概念をとらえ直した時に、市場経済も手段として共通の究極の目的を持っている側面が強調されます。 ・・・ 部分最適解との付き合い方、どうする? 全体としての最適解なんで、誰にもわからない気がするし、 実際に何かに取り組む際には、局所的、短期的な目的を単位として持つことがほとんど。 でも常に、その上位目標を見失わずに、ちゃんとそっちの方向に向かってるかな、って 確認する必要は絶対ありますよね、もう方向修正するのがおっくうになるぐらい違う方向に行ってしまう前に。 自分に正直になることにもつながっているし。 日々の生活の中から、よりよい社会を作るために見直すことがだくさんあるし、 これをできずして世界がうまく回るわけないよね。
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最初は「あれ?思ってたのと違うなー」と戸惑いながら読み進めました。あとがきが一番読みやすいかも。 ただ、私自身、手段の目的化や価値有限思考にとらわれていたという気づきもありました。 できない理由探しや二者択一天秤かけで思考停止すること、お恥ずかしながらすごいありますし。 幸せ...
最初は「あれ?思ってたのと違うなー」と戸惑いながら読み進めました。あとがきが一番読みやすいかも。 ただ、私自身、手段の目的化や価値有限思考にとらわれていたという気づきもありました。 できない理由探しや二者択一天秤かけで思考停止すること、お恥ずかしながらすごいありますし。 幸せを目的に価値を創造していく、そういう大人になりたいと改めて思えました。
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ある時期話題になっていたので読んでみた。 最初は少し面白いかなと思って読み進めたが、著者の冗談か本気かわからない論調についていけなくなってしまった。 しかし、著者は著者なりに非常に強い思いで書いているという空気だけはなぜか強く感じることはできた。それを感じながら中身をしっかりと受...
ある時期話題になっていたので読んでみた。 最初は少し面白いかなと思って読み進めたが、著者の冗談か本気かわからない論調についていけなくなってしまった。 しかし、著者は著者なりに非常に強い思いで書いているという空気だけはなぜか強く感じることはできた。それを感じながら中身をしっかりと受け取ることができなかったのは、私の力不足で本当に申し訳なく思う。
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ちょっとと思って読んだ はじめにの内容が理解できなかった 残念 読み進んでもやはり難しい 経営ってなんだろう?
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