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墓じまいラプソディ の商品レビュー

4.1

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2024/09/08

明日は我が身! 我が子に負担をかけない、自分の納得いくおわりを考えておくこと、話し合っておくことが大切。 垣谷さんの話は、いつも、今の自分の在り方を考えさせてくれる。

Posted byブクログ

2024/09/04

柿谷美雨さんは今起こっている問題を面白おかしく小説にするのがとても上手い。お墓についていろいろ考えさせられた。夫婦別姓についても。日本の法律って古いよなぁと思う。でも、法律を改正するのってすごく大変だと思う。夫婦別姓を望む人も同性婚を望む人も皆幸せになれる世の中になってほしいと思...

柿谷美雨さんは今起こっている問題を面白おかしく小説にするのがとても上手い。お墓についていろいろ考えさせられた。夫婦別姓についても。日本の法律って古いよなぁと思う。でも、法律を改正するのってすごく大変だと思う。夫婦別姓を望む人も同性婚を望む人も皆幸せになれる世の中になってほしいと思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2024/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中年女性、すなわち自身がオバサンになってから垣谷さんの作品と出会えたため、様々な作品で、フェミニズムを感じながら、父権性社会における家族や夫、保守層に対して、あるあるー!わかるー!腹立つわー!!!!と感じることが多く、文章も軽妙でサクサク読めました。 少子高齢社会、若い女性の都会への流出、独身の多さ、介護費用の問題、手取りの少なさと経済停滞による地盤沈下で、従来型のお葬式やお墓のあり方はどうしたって維持できない。 選択的夫婦別姓とともに、現在の家族の在り方は保守層の方々の描く理想化された明治のようにはならないことをコミカルに描いている。 たまたまリアルで義両親が集団型の樹木葬を選んだが、私自身は思った以上に良いと感じている。 我が家はもちろんお参りにいらした誰かがお花を集合の備え場所にお備えしてくださり、管理の方がお花の掃除をしてくださるので、綺麗かつ、無縁仏のようにならない。ペットとも集団で入れる場所もある上に、費用は従来のお墓よりずっと安い。 仮に運営会社が倒産しても、土にかえっているのでまぁいいかと思える。私が夫と同じ場所に入るかはおいたとしても、子どもたちの負担になりたくはないので、私自身も樹木葬で十分。(法律をクリアしていればどこの土でも海でも正直自身の死後はどこでもいい) お寺の運営や檀家のあり方は厳しいかもしれないが、令和やその先の弔い方として、改めて考える楽しい一冊でした。

Posted byブクログ

2024/08/29

夫婦、親族、空き家管理、墓守、納骨。 今はどの問題もあんまり関係ないかなー、なんてのんびりしているけれど、多分近いうち悩まされることになるのだろう。 私は配偶者のことが大好きだし夫婦仲も悪くない。 だが結婚の時は名字を変えるのが本当に嫌すぎて、できるものは全て旧姓記載、使用して...

夫婦、親族、空き家管理、墓守、納骨。 今はどの問題もあんまり関係ないかなー、なんてのんびりしているけれど、多分近いうち悩まされることになるのだろう。 私は配偶者のことが大好きだし夫婦仲も悪くない。 だが結婚の時は名字を変えるのが本当に嫌すぎて、できるものは全て旧姓記載、使用している。 親族関係も特に悩まされることもなく恵まれている。 ただ、そうはいってもいつかは来るであろう親の死で、色々やらないといけないのだろうなと思うと、非常に面倒だ。 本書は多くの人々が悩むことが書かれている。 頑固な高齢の親、本家とか分家とか、永代料だの、嫁だの…。 正直自分の方も配偶者の方も墓は遠いし金もかかるし、お参りなんて年に数回だし。 子供には手元供養で、孫の時代には土にざー!で良いかなぁ。 曽祖父母とか知らないし…家も売れるうちに売っぱらってお金に換えてきょうだいにあげちゃおう。 マンションの方は所有権だけだし、気楽なもんだ。 …でも、そんな都会っ子な考え方は多分都会でしか通用しないんだろう。 とはいえ終活も流行っていることだし、高齢者には譲れるところは譲っていただいて…なんてったって子供は少ない。 介護に育児に仕事に日々の生活に精一杯で、正直気持ちの問題と言える墓、つまり死んだ人のことまで手が回らない。 どちらの家のあり方が正しい、ではなく、すり合わせつつ、譲歩しつつ、でやっていくしかないのだろう。 私は松尾家のあり方の方が良いなと思ったが、そこは今までの生き方の違いによるものかと思う。 ただ、だれかを犠牲にしなければいけないような「伝統」ならば、そこを手放すことも大切かと思う。 ま、自分が高齢者になったら、舌の根は乾き気味でも、手のひら返しはしちゃうかもね。

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2024/08/27

ほんとに考え方昔のままではこのご時世に対応できないですね。わかりみが濃すぎ。 五月の娘たちが変な家の息子と一緒にならなくてよかったわー。

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2024/08/25

四半世紀前あたりから本格的な少子化&高齢化時代に突入したことで出てきたいろいろな社会課題の一つであるご先祖様のお墓の継承/維持/管理。軽妙な文体とわかりやすいストーリーでとても読みやすい内容でした。 お墓の問題から派生して、選択的夫婦別姓制度がいまだに実現しないことに対してもチ...

四半世紀前あたりから本格的な少子化&高齢化時代に突入したことで出てきたいろいろな社会課題の一つであるご先祖様のお墓の継承/維持/管理。軽妙な文体とわかりやすいストーリーでとても読みやすい内容でした。 お墓の問題から派生して、選択的夫婦別姓制度がいまだに実現しないことに対してもチクリ。この本の最後の方では、”実現”した体で展開されていました。

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2024/08/19

今まさに、墓じまいのことを考えていたので読んでみた。古い考えの高齢者は、仕方ないとしても若い人たちも古い考えの人はいるものだよなあと、おもった。最近読んだ別の本は、火葬場で焼いたあとに遺骨を引き取らないという方法もあると載っていてびっくりした。日々常識は変わっていくんだなあと感じ...

今まさに、墓じまいのことを考えていたので読んでみた。古い考えの高齢者は、仕方ないとしても若い人たちも古い考えの人はいるものだよなあと、おもった。最近読んだ別の本は、火葬場で焼いたあとに遺骨を引き取らないという方法もあると載っていてびっくりした。日々常識は変わっていくんだなあと感じた。骨は、たんなるカルシウムという考えに同感だなあ。

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2024/08/17

毎度ながらテーマの選択からその描き方まで天晴れです 夫婦別姓に反対する老害政治家先生がリアルにいっぱいいそうな感じでゾッとした 他にもあるあるー…なことばっかりで、ため息&苦笑が漏れそうになる場面も多々 現役の夫婦もこれから夫婦になろうとする人もみーんな生きづらい日本! 気に入...

毎度ながらテーマの選択からその描き方まで天晴れです 夫婦別姓に反対する老害政治家先生がリアルにいっぱいいそうな感じでゾッとした 他にもあるあるー…なことばっかりで、ため息&苦笑が漏れそうになる場面も多々 現役の夫婦もこれから夫婦になろうとする人もみーんな生きづらい日本! 気に入った一文はp83の「男は言われなきゃわからないと言うけれど、だったら言えばわかるのかというと、言ってもわからないのだ」

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2024/08/08

60代を真ん中に、その親世代と子世代も含めて墓じまいを巡り考える家族の関係。興味深くて楽しく読みました。他人事ではなく、知識?新常識?として周りにも読むべきとオススメしたい本。

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2024/08/05

読後、さすが垣谷さん!と吠えてしまいそうになった。 団塊ジュニア世代が文字通り50代となった今、とてもタイムリーな小説。 お墓問題...誰もがいつかは直面すると分かっていても、親が元気な間は頭の隅に追いやってしまいがち。 主人公五月の嫁ぎ先、松尾家と五月の次女詩穂の婚約者悟の中...

読後、さすが垣谷さん!と吠えてしまいそうになった。 団塊ジュニア世代が文字通り50代となった今、とてもタイムリーな小説。 お墓問題...誰もがいつかは直面すると分かっていても、親が元気な間は頭の隅に追いやってしまいがち。 主人公五月の嫁ぎ先、松尾家と五月の次女詩穂の婚約者悟の中林家との対比も面白い。 どちらの家もお墓を巡り、本音と建て前のせめぎ合いが超リアル。 自分の身に置き換えながら「むぅっ」と唸ってしまう内容だった。 五月のように柔軟で時代に合った向き合い方をしたいものだ。 私自身も子どもことを考えると樹木葬とかがいいなぁ...。 2024.2

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